2017年11月25日 更新

去年一年のご利益に感謝をして、失礼のない参拝を

お正月になると普段信心深くない人でも、神社仏閣を訪れることが多いのでないでしょうか。去年一年の健康や安全に感謝をしるのは、新しい一年を迎える上で大事なことです。気持ちを切り替えて過ごしていくためにも、忘れてしまいがちな初詣の作法を紹介していきます。

初詣の祈願

初詣は、本来は家長が祈願のために氏神の社に籠る「年籠り」という習慣でした。それがやがて時代と共に変化をし、家長だけではなく誰もが参拝をする今日の形になりました。初詣は神社・寺院どちらでも構いません。遠方の格式が高い神社仏閣に行く人もいれば。なじみの深い氏神の神社や檀家のお寺に行く人もいます。複数の社寺に参拝する人もいれば、あちこち行くのは駄目だと一か所だけに参拝する人もいます。どちらが正解ということもないのです。去年一年の感謝をし、新しい年一年の無事と平安を祈る気持ちを大事にしましょう。
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去年一年に感謝をして、お守りをお返しする

初詣と言えば参拝をした後に、社務所でお守りを求めることやおみくじを引くのも楽しみの一つです。その年一年がよい年であるように新しい守りを受けるのは、新しい年を意識する上で大切なことです。お守りだけでなく。破魔矢、熊手のように縁起がよいものもあります。祈願する内容にあったものを選ぶとよいでしょう。去年のものは、社寺にお返しをして焼いてもらうのが一般的です。もらい受けた社寺に持っていって感謝をするのがよいのですが、違う神社や寺であっても一緒に焼いてもらえるようです。ただし、寺で貰い受けたものは寺、神社で貰い受けたものは神社に納めるようにしましょう。持っていくことが困難である場合は、郵送でも受け付けてもらえるようなので、各社寺に確認をしてみてください。ゴミとして償却するのは神様や仏様に失礼になるのでやめましょう。

参拝の作法

敷地内に入る前に、一礼をします。神様や仏様に対する礼儀です。深々と頭を下げる必要はありませんが、歩きながらではなく、一度足を止めてからがよいです。境内が混んでいる場合は、通行の妨げにならないように注意をしましょう。参道を歩くときは、真ん中はできるだけ避けるようにします。真ん中は神様の通り道だからです。右側通行、左側通行どちらであるかは社寺によって異なるので、指示に従うようにします。参拝をするときは、お願い事をまず考えてしまいがちですが、まずは去年一年の感謝をしましょう。お礼も述べずに次々と願掛けをするばかりでは、失礼になりかねません。また、初めて訪れる社寺であるならば、自分の住所氏名を申し述べてから願掛けをするのがよいです。

投げ銭は失礼

お賽銭を投げることはやめましょう。出雲大社のしめ縄でも問題になっていましたが、お賽銭をしめ縄にぶつけたり、鳥居等の上に落ちるようにして運勢を占うことは本来マナー違反です。お賽銭はお供えであるので、それを投げつけるのは失礼になってしまうのです。社寺を傷つける行為はもってのほかです。みんながやっているからといって社寺に失礼な行為をしていては、せっかくの初詣も台無しになってしまいます。参拝作法として立て看板等で認められている場合を除き、そういった行為はやめましょう。混んでいると気持ちが逸ることもあるでしょうが、心を落ち着けて順番を待ちましょう。参拝するのには5円玉が「ご縁がありますように」と縁起がよいとされていますが、金額はあくまで気持ちであるので5円に拘る必要はありません。

初詣をした後は

初詣をした後は、できるだけまっすぐ家に帰る方がよいとされています。授けていただいた福を、あちこちより道をしていくうちに落としてしまうと言われているからです。せっかくいただいた福を落としてしまってはもったいないですよね。初売りをしているところも多く、誘惑は色々ありますが、一度家に帰ってから出直すのがよいでしょう。鳥居等をくぐり、境内を出たら振り返って一礼をして帰ります。道が混みあっているとなかなか難しいこともあるかもしれませんが、感謝の気持ちを表す行為であり、作法でもあります。道の脇に寄るようにして、通行の妨げとならないように行いましょう。
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