2017年2月19日 更新

戦いの神に見える「毘沙門天」は実は【財運の神】だった!

七福神の一柱である「毘沙門天」。険しい顔に甲冑を身にまとい、手にはさまざま武器を持っています。なぜそんな「怖そうな神様」が「七つの幸福を授ける」ともいわれる「七福神」の一員なのでしょうか?そんな謎や毘沙門天の本来の姿を追います。

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七福神とは

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七福神(しちふくじん)とは、あらゆるものに福をもたらすとして日本で信仰されている
恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁才天、福禄寿、寿老人、布袋の七柱の神であります。
仏教経典の「七難即滅七福即生」から七柱の神になったともいわれます。

ありとあらゆる幸運をもたらせてくれる七福神は、室町時代ごろから 幸運、福運、
とくに金運をさずけてくださる七神としてまとめて信仰されるようになりました。
インド・中国・日本の神様がご一緒にうちそろって宝船に乗り 幸運を運んでくるといわれています。

七福神のメンバーに毘沙門天が入った経緯

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インドのヒンドゥー教の神である大黒を台所の神として祀ることは最澄が比叡山で始めたことで、それが徐々に民間に広まったという。これが民間において日本の土着信仰の神である恵比寿とセットで信仰されるようになった歴史的な経緯はよくわかっていない。平安時代以降、京都の鞍馬の毘沙門信仰からはじまった毘沙門天を恵比寿・大黒に加え、三神として信仰されることが起こった(初期の恵比寿は毘沙門天を本地とすると考えられていた)。

そのそも「毘沙門天」とはどのような神様なのか

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 七難を避け、七福を与える北方守護の神仏である毘沙門天は、仏教とそれを信じる人々を守る四天王の一人であり、憤怒の相に唐の武人装束をまとい、左手に宝塔、右手に金剛棒(あるいは三叉戟:先が三つになった槍)を持ち、二体の邪鬼を踏みつけている姿で表わされ、古くから武人たちの厚い信仰を得ている。
もとは古代インドの神話の神であり、インドの財宝福徳を司り、ヒマラヤの北方の山中に住んでインドの北を守る善神とされています。

毘沙門天は七福神の中でただ一人、甲冑に身を包んで厳しい顔をし、右手に槍、左手に宝塔を持っています。戦いの神で、悪霊を退散させ財宝をさずけるといわれ、鎮護国家の神と信仰され福を与える神様です。
毘沙門天は、四天王の一仏で、別名「多聞天」といい、七福神の中で、唯一の武将の姿をしていて、右手に宝棒、左手に宝塔、足の下に邪鬼天の邪鬼を踏みつけている。七福神では、融通招福の神として信仰されている。

毘沙門天の御利益は?

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毘沙門天を信仰すると十種の福を得るとされ、その中には無尽の福・長命の福・勝軍の福・愛敬の福などがあります。
鞍馬は北陸若狭と山陰丹波を京都と結ぶ交通の要衝でもあり古くから市が栄え、自然と鞍馬寺の毘沙門天の本来の神格である財福の神という面が強まり、また9世紀頃からは正月の追儺において、疫病を祓う役どころがかつての方相氏から毘沙門天と竜天のコンビに変わっていったことから無病息災の神という一面が加わる。平安時代末期にはエビスの本地仏ともされ、日本では毘沙門天は甲冑をつけた姿が主流となるがこの姿はエビス神の古い形態でもあり、このことは市場で祀られたことと関係がある。こうして福の神としての毘沙門天は中世を通じて恵比寿・大黒にならぶ人気を誇るようになる。室町時代末期には日本独自の信仰として七福神の一尊とされ、江戸時代以降は特に勝負事に利益ありとして崇められる。
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