2017年2月11日 更新

「敬老の日」の由来や意味は?何歳から敬老の日の対象なの?

国民の休日である「敬老の日」 敬老の日には、おじいちゃん、おばあちゃんに会いに行ったり、プレゼントをする人も多いと思いますが、この敬老の日はいつどのようにして生まれたのか、由来や意味を考えたことのある方は少ないと思います。 敬老の日の由来や意味、何歳から敬老の日の対象となるのかなどをまとめてみました。

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敬老の日はいつ?

敬老の日は9月の第3月曜日です。

以前は敬老の日は9月15日と決まっていましたが、2001年の祝日法改正(ハッピーマンデー制度)により、2003年から現在の9月の第3月曜日になりました。
ハッピーマンデー制度
祝日と週休2日制をつなげ、3連休以上の期間を増やすため、国民の祝日の一部を従来の日付から特定の月曜日に移動させる制度。連休の日数を増やすことで観光業や運輸業などを活性化する目的で設けられた。

敬老の日の意味

敬老の日の敬老とは、老(ろう)を敬う(うやまう)と書くことから、大体の意味を察すことができると思います。

国民の祝日に関する法律(祝日法)によると、敬老の日は、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝うもの」とされています。
敬老の日はどんな意味があるのでしょうか?みなさんは考えたことがありますか?

敬老の日の由来は?

敬老の日の由来は2つあります。
「聖徳太子説」と「養老の滝説」です。
聖徳太子説

聖徳太子は、推古天皇元(593)年、
大坂に四天王寺を建立した際に、四箇院(しかいん)の制をとりました。

四箇院とは、
四箇院の制

敬田院(けいでんいん)
 仏法の修行場で、いわば寺院そのものです
施薬院(せやくいん)
 薬草を植えて薬を調合し
 病者に薬を施すところで、今で言う薬局です
療病院(りょうびょういん)
 身寄りの無い病人を寄宿させ治療するところで
 病院にあたります
非田院(ひでんいん)
 身寄りの無いお年寄りや放置された子供を収容する
 孤児院や老人ホームのような施設です
をいいます。

老人ホームの役割を果たしていた
非田院が建立されたのが9月15日でした。

このことにちなんで、
9月15日が敬老の日に選ばれたといわれています。
聖徳太子

聖徳太子

「養老の滝」説

平安時代から伝わる、貧しい男とその父親の話です。

年老いて働けない父親を養うため、
男は毎日薪を売って、何とかお金を
作りながら暮らしていました。

男の父親は、たいそうな酒好きでしたが、
貧しさから、満足にお酒を
買ってあげることはできず、

男は、「酒好きの父親の願いを
叶えられないなんて、だめな息子だ。
一度でいいから、思う存分飲ませてやりたい」

と、自問自答を繰り返す日々を送っていました。

そんなあるとき。

男は、いつものように薪を集めるため、
山を歩いている途中で、足を滑らせて
横転してしまいました。

そして、何とか立ち上がると、どこからか
かぐわしい香りがしてくるのに気づきます。

その匂いのするほうへ行ってみると、
そこにあったのは、岩と岩の間から
流れる白く濁った滝。

匂いの元はこれだと、一口飲んでみて
男は驚きました。

それは、今まで飲んだことのない味と、
かいだことのない匂いがする美酒だったのです。

「これはきっと親父も喜んでくれる!」

そう思った男は何往復もして、
その美酒を父親に飲ませました。

父親は、大好きなお酒を飲むことでき、
男の願いは叶えられたのです。

このことを聞きつけた、
当時の天皇(元正天皇)は深く感動し、
すぐにその滝へ向かいました。

その日が9月15日だったと言われており、
敬老の日につながっているとされています。

天皇は、これからもずっと
男の孝行心を語り継いでいこうと、
この滝を「養老の滝」と名づけました。
養老の滝

養老の滝

聖徳太子や養老の滝が由来とは意外な気がしますね。

ただこの2つの説は俗説であり、正しいかどうかは定かではありません。

敬老の日の歴史

兵庫県多可郡野間谷村の門脇政夫村長と山本明助役が「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という趣旨のもと、1947年に、一年で最も気候が良く農閑期でもある9月15日を「としよりの日」とし、敬老会を開いたのが始まりとされています。

その後、1950年には兵庫県全体で敬老会が行われるようになり、後に全国に広がりました。

その後、「としより」という表現が良くないという声もあり、1964年に「老人の日」と改称されました。

その後、野間谷村から
「「こどもの日」や「成人の日」があるのに敬老の日が無いのはおかしい!」
という声があがり、政府への働きかけにより、1965年に国民の祝日
「敬老の日」(9月15日)が制定されました。

その後、2001年の祝日法改正により、2003年から現在の9月の第3月曜となりました。
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