七夕飾りで星に願いを♪【笹の節句】~縁起物とその由来~

 

7月7日は七夕ですね。笹竹に飾り物をすることから「笹の節句」とも呼ばれます。七夕には素麺を食べたり笹に短冊や折り鶴などを吊るしてお祝いしますが、なぜ笹竹を使うか知っていますか?七夕の縁起物について調べてみました。

七夕のはじまり

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七夕の行事は、中国から伝来し奈良時代に広まった「牽牛星(けんぎゅうせい)」と「織女星(しょくじょ)」の伝説と、手芸や芸能の上達を祈願する中国の習俗「乞巧奠(きつこうでん)」が結びつけられ、日本固有の行事となったものである。
七夕は五節句のひとつとして、宮中では「しちせき」と呼ばれていたが、のちに「たなばた」と呼ばれるようになった。
「棚機(たなばた)」とは古い日本の禊ぎ(みそぎ)行事で、乙女が着物を織って棚にそなえ、神さまを迎えて秋の豊作を祈ったり人々のけがれをはらうというものでした。
選ばれた乙女は「棚機女(たなばたつめ)」と呼ばれ、川などの清い水辺にある機屋(はたや)にこもって神さまのために心をこめて着物を織ります。そのときに使われたのが「棚機」(たなばた)という織り機です。
やがて仏教が伝わると、この行事はお盆を迎える準備として7月7日の夜に行われるようになりました。現在七夕という二文字で「たなばた」と当て字で読んでいるのも、ここから来ていると言われています。

なぜ笹竹を飾るの?

無料イラスト 天の川と笹飾りのシルエット (14390)

笹の木は神様が宿る神聖な木、
とされてきたからです。

冬でも枯れずに青々していることから、
邪気を払う力を持つと昔の人は考えたのです。

また、まっすぐ空に向かって成長するので、
神様の近くまで届き、願いが届きやすいとした説もあります。

竹は中が空洞になっているため、そこに神様が宿ると考えられていました。
かぐや姫が竹の中に入っていたのはそういう理由だったんですね。

七夕の行事は中国を始め韓国、ベトナムとアジア圏で主に行われていますが、
笹飾りを作るのは日本特有の風習です。

七夕のお願いごと

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七夕祭りの元となったのは中国から伝来した「乞巧奠(きこうでん)」という儀式だそうで、この儀式はもともと、針仕事を生業(なりわい)とする女性たち(織女)が裁縫の上達を願うためのお祭りだったそうです。そのため、上記のような習字を含め、裁縫、工芸などの芸事が上達しますように…というお願い事にご利益があるのだとか。
現在はどんな願い事を書いても良いとされていますが、
本来は習字や習い事の上達を願うものだったんですね。

五色の短冊

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中国の陰陽五行説にちなんだもので、

「青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)」の五色を言います。

「青=木、赤=火、黄=土、白=金、黒=水」を表し「この世のすべてのものの根源である」という意味のものです。

この五色は、日本の歴史や文化にも深く関わっていて、様々な年中行事でも使われることが多い五色となっています。

もともとは機織り上手な織姫にちなみ五色の糸を吊るしていたそうですが、
江戸時代に入ってから和歌や願い事を書くようになり、短冊スタイルに変わっていったそうです。

七夕飾りの意味

七夕飾りに必要なモノの意味や由来も知ろう | 七夕について知ろう七夕飾りの方法や気になる由来 (14433)

・紙衣  女子の裁縫の腕が上がるように
・巾着  お金が貯まりますように
・投網  豊漁になりますように  
・屑籠  整理、整頓、物を粗末にしないように   
・吹き流し  織姫のように機織が上手になりますように
・千羽鶴  家族が長生きしますように  
・短冊  願い事がかない、字が上手になりますように
紙衣は裁縫の上達を願う以外にも、着るものに困らない、
作った人の病気や災いを人形が引き受けてくれるという意味があります。
飾り一つ一つにもそれぞれ意味と由来があるんですね。

七夕に素麺を食べると病気にならない

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そうめんのルーツは中国伝来の「索餅(さくべい)」という
小麦料理だと言われています。

古代中国に「7月7日に索餅を食べると1年間無病息災で過ごせる」という
伝説があり、奈良時代に索餅が日本に伝えられると

宮中行事に取り入れられ一般に広がっていきました。
やがて索餅はそうめんへと変わり、七夕にそうめんを食べるようになった
と言われています。

またそうめんを天の川や織姫の織り糸に見立てて、七夕にそうめんを食べる
という説もあります。

七夕に素麺を食べる風習は古く、平安時代には既に食べられていました。
素麺は神社に由来する食べ物で非常に縁起が良いとされており、
宮中の行事では欠かせないものとなっていたそうです。
平安時代の貴族は七夕以外でも行事の際のお供えや引き出物、保存食として
広く用いたといわれています。
中国の故事からきたものですが、今でも七夕に素麺を食べると病を防ぐといわれ、
無病息災を願う縁起物とされています。

朝顔は七夕の花

別名「牽牛花(けんぎゅうか)」。昔中国で、朝顔の種が薬として非常に高価で珍しいものであったため、贈られた人は牛を引いてお礼をしたことからそう呼ばれている。平安時代、日本にも伝わり薬として重宝された。
その後、江戸時代になると、朝顔が七夕の頃に咲くことと「牽牛花」と呼ばれていたことから、花が咲いた朝顔はひこぼしとおりひめが年に一度出会えた事のあらわれだとして、縁起の良いと言われていた。
「牽牛花」という名前から七夕伝説と結び付け、開いた花を「朝顔姫」と呼ぶれるようになりました。
彦星と織姫の七夕伝説にちなみ、朝顔は恋愛成就の縁起物とされています。
七夕に入籍したり結婚式を挙げると幸せになれるそうですよ。

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