『矢』で邪悪なものから家を守る!縁起物『破魔矢』の意味とその飾り方♪

 

 

お寺や神社でお正月に配られる破魔矢。破魔弓とセットになって破魔という名前の示すとおり、邪気から1年の間守ってくれる縁起物のおまもりとして使われます。今回はこの破魔矢について、その意味や飾り方について見ていきましょう。

縁起物の矢と言えば…「破魔矢」!

魔除けの矢とも言われる破魔矢は、ただの縁起物ではなく正真正銘の魔を打ち破る力があるアイテムであるのはご存知でしょうか。でも、それは矢だけではなく、破魔弓とセットで、しかも魔を払う能力のある人が使う場合とされています。この魔を払う人というのは、神さまや神主とされています。
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・お寺で配られることもあるけど大丈夫なの?

破魔矢はお寺でも配られる事がありますが、元々は神の分野のアイテム。おかしいんじゃないの?と思われる方もいるでしょう。
現在は、「神仏分離令」によってお寺と神社は別に管理されることなっていますが、明治時代以前は寺社が同じ場所に存在することが当たり前でしたので、お寺で配られるのも間違ったことでは無かったのですね。

・矢じりは形だけ?

破魔弓とセットにして、神や神にお仕えする神主などの能力者が射ることで、邪気を払う効果を発揮する破魔矢。問題なのは実際の鋭利な矢じりではなく、「気」の力と言えるでしょう。最近の破魔矢は、安全のため矢じりが丸くなっていたりするものもありますが、これによって効果が落ちるなどということはありませんので安心してくださいね。

縁起物として破魔矢を飾るには?

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さて、お寺や神社でいただいた破魔矢。どのように飾っていますか?縁起物は、使い方や飾り方が決まっているものが多く、破魔矢にも正しい飾り方があります。
もし、知らずにいても何か悪いことが起こるわけではありませんが、出来るだけ正しい飾り方をした方がご利益がありそうですよね。

・正しい破魔矢の飾り方

神棚をはじめとして、神さまに関するものはその建物の一番高い場所にお飾りするのが基本の習わしです。時々屋上にお稲荷さんを祀っているビルがありますよね。それはそんな意味に基づいた稲荷信仰の正しい方法なんです。
閑話休題。破魔矢に関しても、この基本の飾り方が適応されます。神棚があるお宅では、神棚に。神棚がないマンションやアパートなどの集合住宅の場合は、最低でも自分の頭より高い位置にお飾りします。

この時、鬼門の方角に矢じりを向けると言う人もいますが、この向きはあまり重要ではありません。神社でいただいた時に指示されたのでしたらその方向に向けておくと良いでしょう。問題なのは、高い位置にお飾りするということなのです。

まとめ

縁起物としての破魔矢の意味とその飾り方を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
決まり通りに、能力のある人が使えば本物の魔でも払えてしまう破魔矢。正しく信仰して、決まり通りにお飾りすれば、きっと強力な縁起物として家を守ってくれることでしょう。
御朱印巡り

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