気にする人と気にしない人の差が激しいのが、仏滅とか大安など。
主に、お年寄りに気にする人が多い気はしますが、地域や性格によってもかなり違うものでしょう。
ただ、気にする理由や内容、その歴史などは知らないことが多いもの。
そんな仏滅について、まとめてみました。
もくじ
あなたは仏滅を気にしますか?
大安とか、仏滅とか、のなかでは、仏滅が一番嫌われる種類と聞きます。
社会全体の風潮として、六曜を受け入れない方向に進んでいることは確かです。
大企業といわれる会社のカレンダーには、ここ十数年ほど前から六曜を記載しないようになってきています。
なんでも、根拠の無いことに肩入れするのは社会的差別にもつながるという理由らしいです。さて自分はどうかというと、自分自身のことについてはまったく気にしません。
ただし、誰かにお祝いをするとかお見舞いに行くとか、相手に対して儀礼的な何かをすることに関してはことさら気にします。
自分は気にしなくても相手が気にするかもしれないからです。
たとえば、結婚や出産のお祝い・病気のお見舞いを仏滅の日に行うのは、社会通念上失礼とされていますので、そういうことをわざわざしたくはありません。
仏滅を気にする人は、仏滅になにを控えるのでしょうか?
「仏も滅する凶日」との意味で、婚礼や祝い事を避ける風習がある。
ただし、もとは「物滅」とされており、また仏教とは全く関係ない。
結婚式の他、引っ越しなども気にする人は気にするのかもしれません。宝くじなども買わない人は多そうです。出生届を出す際にも気にする人がいるようですね。
自分自身では気にしていなくても子供のこととなるとやはり気になりますよね。
六輝(六曜)は足利時代に中国から伝わってきた占いがもとになっていて、当時は現在の曜日のようなものだったとか。それが江戸時代の終わり頃から今のように吉凶を表すものになり、結婚式に大安吉日が喜ばれるようになった。ただしその根拠は不明。
ちなみに、六輝(ろっき)という名称は、七曜との混同を避けるために、明治以後に作られた名称。六曜と同義。
ただ、歴史は古く、700年近くあるそうです。
現在流布している「六曜」は、・中国から室町時代に伝来したものとは似て非なるもので、江戸中期・享保の頃に作られたものだとされています。「結婚式の日」としてこだわられている「大安」は、中国では「大安」、享保の頃は「奉安」と言われていました。「友引」は「先負」と「先勝」の間で「ひきわけ」(共引)ということだったようですが、「留連」あるいは「流連」とも表現されていました。また、「仏滅」は「物滅」とも言われた時期もあったようですし、「空亡」、「虚亡」とも表現され、何の意味かもわからず、字の感じから、或いは明治期に意図的に「仏滅」というものに占い書の発行者が改めたとも言われる、いいかげんなものの最たる代表格です。時間という観念・概念、暦を生み出した人間の歩みとは裏腹に、時間、日にいいかげんなレッテルを張り付けたものにすぎません。
江戸時代に今のものに似た形になったようで、中国のものからも、足利時代からも、変遷はかなりありそうです。
「こんなにくるくる変わっているので意味が無いものですよー」というのは、多くのページに書かれていますね。
仏滅
六輝の一つ。「全てが不吉」という意味。元々は「全て空しい」という意味から「物滅」とされていましたが、時代と共に「仏も滅亡するような最悪の日」という意味に変化し、「仏滅」となりました。世間では、祝い事、法事、移転、開店など全ての催事は凶とされ、何事も上手くいかないとされていますが、葬式だけは出しても良いといわれています。結婚式においても仏滅は避けるべきだといわれています。
仏滅も仏が入滅した日ではなく(釈迦の死んだ日とされる2月15日が旧暦では必ず仏滅になるのは偶然)。
これを逆手に取ると良いこともあります
仏滅の日に引越をする
特に、年配の方は気にされる方も多いので注意したいところではありますが、こうしたことが気にならないというのであれば、仏滅の方がやはりそれだけ引越をしたい人が少ないため、引越代金の値引きも期待できます。
仏滅や友引はすいていることが多く、引越しの予約がしやすい日でもあり、引越屋さんが「この日などいかがですか?」といってきた場合は「仏滅なので負けてください」といってみましょう。おまけして貰えるかもしれません。
仏滅の引越し料金が通常より20%もお得になったという話しもあります。
この様子だと、あらかじめきっちり日程を調べておいて、「仏滅ですからねぇ…」と気にしてる素振りを見せなければ割引になりません。
逆に、しっかり「気にしてる風にみせる」というテクニックを使うべきところでもあります。
仏滅特典は
・新郎・新婦衣裳が無料
・婚礼料理及びフリードリンク○名分無 料。
・教会挙式料半額+生ケーキ半額割引
等があります。
詳しい料金をお知りになりたいのであれば、直接希望する式場に問い合わせてみることをお勧めします。仏滅に結婚式をと考えているのなら、事前に親に了解を取っておく事が大事です。
親や親戚の中に縁起をかつぐ人がいて、仏滅の結婚式を嫌がるようであれば、あまり無理に進めるのはトラブルのもとになる可能性もあります。
というのは、どんな人付き合いでもそんなものでしょうね。