縁起物の恵方巻きを知っていますか?毎年2月の節分の時期に、コンビニやスーパーなどでよく見かける長い巻寿司のことです。今回は縁起物として人気がある恵方巻きについて詳しくご紹介します♪
もくじ
恵方巻きは本当に縁起が良い?節分に食べる理由
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恵方巻きはもともと、丸かぶり寿司、巻寿司とよばれていました。恵方巻きと呼ばれるようになった由来には諸説ありますが、大阪の商人が春の始まりである立春の前の日、すなわち節分に商売繁盛や厄払いの意味を込めて見た目も華やかで具がたくさん詰まった豪華な寿司を食べていたことから始まったと言われています。そのためか、恵方巻きの文化は現在でも関東より関西で幅広く浸透しています。
また昔は恵方巻きの中の具材は七福神にちなみ、7種類と決められていました。それぞれ縁起の良いとされる具を使い、福をたくさん巻き込んだ幸福寿司として庶民の間に広まりました。現在では7種の具材にこだわらず、豪華な海鮮を使ったものや肉を使ったものなど色々なバリエーションの恵方巻きが楽しめるようになりました。
恵方巻きの食べ方は?決まりがあるの?
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知っているようで詳しくは知らない恵方巻きの食べ方の作法。
私は全部知っているよ!なんて人も、この機会にしっかりとおさらいしておきましょう!
私は全部知っているよ!なんて人も、この機会にしっかりとおさらいしておきましょう!
・食べる方角
まず第一に恵方巻きを食べる時は方角に注意!恵方巻きを食べる際には、縁起が良いとされているその年の恵方を向いて食べるという決まりがあります。恵方は毎年変わりますが、スーパーなどの店頭やネットで調べればすぐに分かりますので確認してみましょう。
・お喋りしない
次に気を付けるポイントは、恵方巻きを食べている時にお喋りしないこと!恵方巻きは幸運のかたまりのようなもの。お喋りしていると幸運が逃げてしまうと言われています。
・絶対に切らない
そしてこれも大事、恵方巻きを切って食べないこと!恵方巻きは具がぎっしり詰まった豪華な寿司ですので女性や子供にはかなりのボリュームがありますが、切ってしまうと幸運が切れてしまうといい、あまり良くありません。縁起担ぎをしたいのであれば丸々一本食べ切るのがベストですね♪
毎年変わる恵方!恵方はどうやって決まっているの?
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恵方は毎年変わると上でも書きましたが、そもそも恵方はどうやって決められているのでしょうか?
これは誰かが勝手にその年の恵方を決めてしまうのではなく、『陰陽道』で既に決められているものなのです。
これは誰かが勝手にその年の恵方を決めてしまうのではなく、『陰陽道』で既に決められているものなのです。
陰陽道の考えでは歳徳神(としとくじん)というお正月にやってくる神様の存在を大切に考えています。
年徳神という神様がいる場所は、その年の十干で決まります。年徳神の神様がいる場所を恵方と呼び縁起が良いとし、干支は毎年変わるため恵方も毎年変わるという考え方です。恵方は単純に東西南北で表されることはなく、北北西や南南東という複雑な16方位で決められます。方角の勉強にもなりますね♪
買うだけじゃつまらない!恵方巻きを手作りしてみよう♪
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みなさんは恵方巻きをどこで買いますか?スーパーやコンビニ、寿司屋など、節分の時期にはお店それぞれに趣向をこらした色々な恵方巻きが店頭に並びます。お店で買う恵方巻きは確かに美味しいのですが、豪華なものになると1本千円近くするものもあり、家族みんなの分を買うとなかなかの費用になってしまいますよね。
そこでおすすめしたいのが、恵方巻きを手作りすること!
この際なかに入れる具材は何でもOK♪お手軽にエビやお肉やウィンナーにツナなど、家族の好きな具材をたくさん用意し、クルクルと巻くのは子供達のお仕事にしても良い記念になります。作りながら子供に縁起物や節分のお話をしても素敵ですね。ぜひお試しください♪
家族みんなで食べたい恵方巻き♪
準備できた恵方巻き、無言で食べるルールはありますが、やっぱり家族集まって食べたいものです。お喋りは出来なくても美味しい恵方巻きにかぶりつくことでみんな笑顔になれるはず。楽しい節分をお過ごしください♪