縁起のいい水中の生き物って?意外と知らない縁起物の水中の生き物を紹介!

 
クジラの跳躍

水中にはたくさんのさまざまな生き物がいます。魚介類はおいしいものも多いですよね。そんな水中には縁起物とされている生き物がたくさんいます。有名なものから意外と知られていないものまで調べました。ご紹介しますので、参考にしてくださいね。

もくじ

縁起のいい水中の生き物【食べ物編】

波打ち際のカニ
水中にはおいしい魚介類がたくさんありますよね。お寿司は水中の生き物がたくさん使われています。

そんな食べておいしい縁起のいい水中の生き物をご紹介します。

カニ

カニが大好き、という人はきっと多いでしょう。冬になるとカニ食べ放題のツアーがたくさん組まれます。また、贈り物としてもカニは大変重宝されています。それは、何も食べておいしいからだけではありません。カニは縁起のいい水中の生き物とされているからです。

カニは二つのハサミを持っています。これが「Vサイン」と解釈され、勝利を導く縁起のいい水中の生き物とされているのです。受験生はもちろん、大切な勝負を控えている人に送ると、勝利を勝ち取ることができると言われています。

また、カニはたくさんの卵を生みます。子沢山の生き物なのですね。このことから、子宝に恵まれる縁起のいい水中の生き物としても愛されています。栄養価も高いので、子供に恵まれない人に贈ると、子宝に恵まれやすくなるのだそうですよ。

エビ

エビはお節料理に必ずと言っていいほど入っている水中の生き物です。お節料理に入っている食材はすべて縁起を担いでいます。エビも同じなのです。

エビは腰が曲がった姿をしています。この姿が老人を連想させ、腰が曲がっても元気で過ごせるようにという意味が込められています。長寿の縁起のいい水中の生き物なのです。

また、新鮮なエビは大変元気が良く、大変高く跳ね上がることがあります。これが「飛躍」を連想させ、飛躍的に成長するという意味も込められています。仕事はもちろん、勉強の分野でも能力をしっかり身につけ、高い地位まで飛躍できるようにという願いが込められた、縁起のいい水中の生き物なのです。

鯛は昔から縁起のいい水中の生き物とされています。お祝い事の席では必ずと言っていいほど鯛が出ますよね。三が日に自分の干支が含まれている場合は、「にらみ鯛」と言って縁起を担ぐ風習があります。

鯛が縁起のいい水中の生き物とされているのは、「めでたい」にちなんでいるからです。「めでたい」を「目出鯛」とし、目が出るほど嬉しいことが起こると解釈されました。おめでたい席で鯛を食べると、更に目玉が飛び出るような嬉しい出来事が起こる、ということです。

縁起のいい水中の生き物【伝説や行事物】

鯉のぼりの群れ
縁起のいい水中の生き物は、伝説や行事物にもあります。特に行事物で水中の生き物が用いられているのは、縁起がいいからです。

そんな伝説や行事物にまつわる縁起がいい水中の生き物をご紹介します。

鯉のぼり

端午の節句で外に飾る鯉のぼり。鯉の姿をしていますが、これは鯉自体が縁起のいい水中の生き物だからです。

鯉のぼりはもともと中国の「登竜門」という伝説がもとになっています。

ある一匹の鯉が険しい激流をさかのぼります。途中で何度も挫折しますが、何とか最後ま激流を進み、滝の頂上へたどり着きました。すると、その鯉は龍になり、空高くへ舞い上がっていきました。

諦めずに最後まで粘り強く努力をすれば、その努力は報われて大成できるというのが、この伝説の教えです。この神話に登場する鯉にあやかって、鯉のぼりが作られ、端午の節句で飾られるようになりました。

タツノオトシゴ

タツノオトシゴも、縁起がいい水中の生き物として大変有名です。これは、日本だけにとどまらず、海外でも縁起物として愛されています。

タツノオトシゴが縁起のいい水中の生き物とされているのは、龍の化身だと考えられているからです。「タツノオトシゴ」は漢字で「竜の落とし子」と表記されます。昔から龍は龍神様を連想させ、大変縁起がいいとされていたのです。

タツノオトシゴについては、こちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

タツノオトシゴは縁起や幸運の象徴!その由来やご利益やモチーフを一気にご紹介!

縁起のいい水中の生き物【神様の化身】

クジラの跳躍
縁起のいい水中の生き物は、神の化身とされているケースがたくさんあります。水や海は大変神秘的で、神様が宿っていると考えられていたからです。

神様の化身とされている縁起のいい水中の生き物をご紹介します。

白蛇

白蛇は、弁財天の化身とされている場合と、弁財天の眷属とされている場合の2つのパターンがあります。ですが、どちらの場合も白蛇は水の中にいる白蛇を指しています。

弁財天は金運や財産運の女神様です。水の中にいる白蛇は、手持ちのお金が浄化されて更なる富をもたらしてくれると考えられています。

また、弁財天は努力をする人が大好きです。白蛇の抜け殻を持ち歩くと良いと言われているのは、努力が早い段階で目に見える形になってあらわれますようにという願いが込められているのです。

クジラ

クジラは恵比須様の眷属であり、恵比須様そのものを表す化身とも言われています。

恵比須様は商売繁盛の神様です。恵比須様が白いクジラに乗っている絵もあるくらい、恵比須様とクジラは大変縁が深いのです。

クジラのモチーフを持ち歩いたり、クジラのイラストを部屋に飾ると商売繁盛のご利益があるとされています。特に商売をしている人や会社の経営者にとっては、クジラは縁起のいい水中の生き物として愛されているのです。

亀は塩椎神(しおつちのかみ)の化身と言われています。塩椎神と聞いてもピンとこない人もいるかもしれませんね。浦島太郎に出てくる亀のモデルと言われている神様です。

塩椎神は潮の流れを司る神様です。特に漁師にとっては大切な守護神とされています。塩椎神が潮の流れを調整してくれることで、大漁になると考えられているのです。

金運や仕事運アップのお守りでは亀がモチーフになっていることがあります。これは、塩椎神が関係しているからです。漁師にとっての大漁は現代では商売繁盛や金運・仕事運アップに通じます。仕事をしている人にとって亀は縁起のいい水中の生き物なのです。

サメ

サメも実は縁起のいい水中の生き物です。何故なら、サメは浦島太郎に登場する乙姫様の化身だと言われているからです。乙姫様のモデルは豊玉姫(とよたまひめ)だとされています。

豊玉姫は豊かさ全般を司る女神様です。主に海の女神様として信じられていますが、豊かさ全般を司っているので、そのご加護は海だけにとどまりません。海が豊かであれば、地上も豊かになるとされているので、人間にとっては大変ありがたい女神様なのです。

そんな豊玉姫の化身はサメだとされています。サメがモチーフになったものを持ち歩くと、望んでいる豊かさが手に入ると言われているのです。全般的な豊かさを求めている人は、サメがモチーフになっているものを身につけると良いでしょう。

まとめ

水中の中でも特に海は生命の起源と言われています。そのため、神様にまつわる伝承が数多く存在しています。ここから、水中には縁起のいい生き物が多いのです。水中の生き物は基本的に神様の化身とされているからです。
水中の生き物を食べる時は、感謝の気持ちを持ちましょう。すると、嬉しいご加護が頂けるかもしれませんよ。

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