ツバメは幸せのシンボル!状況別のツバメの幸せサインについて解説!

 
つばめの巣

郊外だけではなく、都会でも見かけることが多いツバメ。実はツバメは幸せのシンボルだということを知っていますか?ツバメにまつわる幸せのジンクスはとても多いのです。何故ツバメが幸せのシンボルなのかと合わせてご紹介します。

もくじ

ツバメが幸せのシンボルなのは何故?

ツバメの巣
ツバメが幸せのシンボルとされているのはどうしてなのでしょう。ただ単に見た目が可愛いからなどの理由だけではありませんでした。ツバメが幸せのシンボルとされている理由についてご紹介しましょう。

ツバメは子沢山だから

ツバメが幸せのシンボルとされている理由の一つに、ツバメは子沢山だからということがあります。

ツバメの巣を下から覗いてみたことがある人は何となくわかるかもしれませんが、ツバメは一度にたくさんの子供を産んで育てます。一度の産卵でツバメは3個から多い時では7個も産むのです。あの小さな身体の鳥にしてはたくさん産んでいます。

昔から子沢山の動物は縁起がいいとされ、幸せのシンボルとされることがよくありました。ツバメも一度にたくさんの卵を産んで育てますから、幸せのシンボルとされるようになったのです。

古代エジプトではツバメが幸運の象徴とされていたから

ツバメが幸せのシンボルとして注目されているのは、実は古代エジプトですでにツバメが幸運の象徴とされていたから、という理由も挙げられます。

古代エジプト時代に書かれたとされている象形文字の中には、たくさんのツバメが登場します。古代エジプトの象形文字を専門に研究している人たちによると、ツバメがたくさん書かれているのはツバメが「夜明けの太陽を告げる鳥」とされていたからだそうです。つまり、昔から夜明けは凶兆を、太陽は吉兆を意味しています。古代エジプトでもこの解釈は同じです。吉兆の象徴である太陽を告げる鳥とされているツバメは、幸せを運んできてくれる鳥とされていたのです。

風水的に良い場所にしか巣を作らないから

ツバメが幸せのシンボルとされている理由には風水も関係しています。

ツバメは家の軒下などに巣を作ります。この時、風水的に見て良い場所にしか巣を作らないのだそうです。気の流れや災害が起こりにくい場所に、ツバメは巣を作っているということです。

ツバメが巣を作っているということは、その家にはたくさんの良い気が流れているということになります。また、これからもその家が安泰であるということの証明にもなるのです。
中国では日本以上にツバメは幸せのシンボルとされています。それは風水も影響しているからだと考えられています。風水の考え方は世界中に広まっていますから、ツバメが幸せのシンボルであるという考え方も同時に広まったのでしょう。

ツバメが伝える幸せのサインとは

空飛ぶツバメ
ツバメが伝える幸せのサインには、さまざまなものがあります。それらのほとんどは昔から言い伝えられているものです。ツバメが伝える幸せのサインにはどのようなものがあるのか、ご紹介します。

商売繁盛

店の軒下などにツバメが巣を作ると商売繁盛になると言われています。これは、ツバメが子育てのために頻繁に出入りするからだそうです。

商売繁盛になるには、たくさんのお客さんが頻繁に出入りしてもらわなければいけません。誰も来ないで閑古鳥が鳴いている状態では、そのお店はつぶれてしまいます。

ツバメは子育てのために何度も何度も巣を出たり入ったりします。この時、ツバメは一緒にお客様も連れてきてくれると言われているのだそうです。

待ち人来る

ツバメが家の中に入ってきたり、目の前を通り過ぎたりすると、待ち人が来ると言われています。ツバメが待っている人とのご縁をつないでくれるのだそうです。

ツバメは縁結びの神様のお使いという説があります。「絶対に会いたい」または「縁を結びたい」と強く願うと、その願いを聞き届けてツバメが助けてくれるのだとか。

ツバメが結んでくれる縁は恋愛だけではありません。仕事上でのご縁も結んでくれると言われています。ツバメは恋愛だけではなく、商売などにも協力してくれる鳥だとされているからです。

子宝に恵まれる

ツバメが自宅の軒下などに巣を作ると、子宝に恵まれるというジンクスは、かなり有名です。このような言い伝えが生まれたのは中国だと言われています。

ツバメは子沢山で、一生懸命子育てをします。その習性から、中国ではツバメは子宝に恵まれる幸せのシンボルとして親しまれています。なかなか子宝に恵まれない人は、ツバメにあやかりたくて巣に手を合わせて祈りを捧げたり、近くに餌棚を設置して餌を置いておいたりするのだとか。ツバメの子育てに協力すれば子宝に恵まれる、と言われているのだそうです。

豊作になる

ツバメが目線よりも低い位置を飛ぶと、その年は豊作になると言われています。これは、ツバメが目線よりも低い位置を飛ぶのは、雨の前兆だとされているからです。

ツバメの主食は小さな虫です。小さな虫の羽根はとても小さく、水分を取り込んでしまうと羽根が重くなって高く飛ぶことはできません。

人間はあまり気付きにくいかもしれませんが、実は雨が降る前兆として、空気にたくさんの水分が含まれるようになります。その空気中の水分を羽根が取り込んでしまって、小さな虫が下の方に集まるようになります。

この高く飛べなくなってしまった虫を捕らえようと、ツバメが低く飛びます。人間は小さな虫には気づきにくいですが、ツバメは大きいのですぐに気づくことができます。

その昔、豊作か凶作かを左右するのは雨が降るか降らないかでした。ツバメが低く飛んでいるということは、雨が降る前兆なので、多くの人たちは豊作になると考えたのです。

病人が出ない

ツバメが家の軒下などに巣を作ると、その家に住んでいる人は病気にならないというジンクスもあります。これは、ツバメが虫を食べてくれるからだと言われています。

ツバメの主食は虫です。その虫の中には人間に病気を蔓延させてしまう蚊や蚊の子供であるボウフラ、小さなハエなどが含まれています。これらは増えすぎてしまうと人間に病気という災いを持ってきてしまいます。

ツバメは人間にとって害虫とされている虫を食べてくれます。それらを食べてくれることで害虫がいなくなり、病気になりにくくなるとされているのです。

ツバメにまつわる不幸せな言い伝え

不幸
ツバメにまつわる言い伝えやジンクスは、幸せなものばかりではありません。実は不幸せを示す言い伝えもあるのです。ツバメにまつわる不幸せな言い伝えをご紹介しますので、参考にしてください。

巣を壊すと火事になる

ツバメの巣を壊すと火事になるという言い伝えがあります。これは風水的に災いの起こらない場所にツバメが巣を作るという考え方が転じて生まれた言い伝えです。

ツバメの巣が災いから守ってくれているという考え方に転じられているのです。そのため、ツバメの巣を壊してしまうと途端にその効力がなくなり、火事になると言われるようになりました。

ツバメが巣を作らなくなると家が衰える

ツバメが巣を作らなくなると家が衰えるという不幸せな言い伝えもあります。これも風水が関係しています。

ツバメが巣を作るのは風水的に見て良い気が集まっているところです。そのツバメが巣を作らなくなったということは、良い気が薄れてしまったか悪い気になりつつあるというサインだと考えられ、家が衰えるとされるようになったようです。

まとめ

ツバメが教えてくれる幸せのサインについて解説してきました。ツバメはどこにでもいる人間にとってはなじみ深い鳥です。だからこそ、幸せを運んできてくれると多くの人たちが信じたのでしょう。もしツバメとご縁があった場合は、幸せが来ることを期待してみてはいかがでしょうか。

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