厄年を迎えると、神社などで「厄除け」を受ける人も多いでしょう。ですが、厄除けの儀式って意外と複雑なんです。今回は、厄除けや、似た言葉である「厄払い」に関する色々な話をまとめてみました。厄除けと厄払いの違いは?一人で行くべき?そんな疑問を解決しちゃいましょう♪
もくじ
◆厄年っていつなの?
人生の節目となる厄年。環境や生活に変化が起こりやすく、災難に合いやすい年齢とされています。
職場環境が一変した・・・体調が優れない・・・など、不運が続いてしまう人も少なくありません。
職場環境が一変した・・・体調が優れない・・・など、不運が続いてしまう人も少なくありません。
男性は数え年で25歳と42歳、61歳 で
女性は数え年で19歳と33歳、37歳 です。その内でも男性は42歳、女性は33歳が大厄(本厄)とされています。それぞれの前後年である前厄・後厄を加えた3ヶ年の期間を、
特に災いが多く行動を慎まなければならない
◆厄年じゃなくても受けられる?
厄年だから必ず厄除け祈祷を受けなければならない、
逆に厄年でないから厄除け祈祷を受けるのは良くない、
などと考える必要はありません。例えば怪我や重い病気、事故、死などの
悪いことが立て続けに自分や家族などの
身近な人に起きていれば、
次はどんな悪いことが起きるのだろう、
と不安になってくるのは当然のことです。そのような場合はさらに悪いことが起こらないよう
厄除けを受けた方が良いかもしれません。
◆厄除けと厄払いの違い①:神社と寺の違い
厄除けはお寺、厄払いは神社
厄年になると厄除けや厄払いを受けることを考える人が多いと思いますが、この祈祷は神社でもお寺でも受けることができます。
その際の名称は神社の場合は厄払い、お寺の場合は厄除けと言います。
どちらの方が効果がある、と言うことはなくどちらを選ぶかは厄年を迎える方の信仰や地域や家族の風習に従った方が良いでしょう。
◆厄除けと厄払いの違い②:祓うと防ぐ
・厄払い…災厄をもたしうるものを自らの身から除くために、
身を清めたり、お祓いを受けたりすること。
一般的にその年が厄年に当たる人が、年始から
節分までの間に神社でお祓いをしてもらうことが多いです。・厄除け…災厄が自分に近づかないように、厄除けの神様に守ってもらうこと。
厄年に限らず、災難が続くなと思う人が神社で厄除けのお祓いをしてもらうこともあります。
また、厄除けの御守りを身につけている人もいます。
◆厄除けと厄払いの違い③:厄年とそれ以外
via www.higan.net
次の説は、厄年の人が行うのが厄払いで、それ以外の年の人が行うのが厄除けという説です。しかし、この説が正しいとするならば、神社やお寺で、厄除け、厄払いの両方が行われなくてはなりません。またお寺の「厄除け大師」などが厄年の人の祈祷をしても意味がないことになってしまいます。
◆縁起のいいタイミングは?
昔から節分には、厄を退けるご利益があるとされています。
その為、豆をまいたから正式な厄除けは省略しよう!なんて人も少なくないのだとか。
ただし、縁起にこだわる場合は厄除けもきちんと受けた方が良いでしょう。
その為、豆をまいたから正式な厄除けは省略しよう!なんて人も少なくないのだとか。
ただし、縁起にこだわる場合は厄除けもきちんと受けた方が良いでしょう。
via news.mynavi.jp
厄年における厄祓いの時期も、地域によって異なり、
「年の節目である新年正月元旦に行う」(一番祈祷)や、
「年の節目を旧正月と考え、厄年の区切りも旧正月からとし、節分にあわせて行う」(厄払い節分祭など)。
また、「年始から節分までに行う」 などです。
◆家族で行くと縁起が悪い?
夫婦や親子で厄払いを受けると、自分の厄が同伴者に移ってしまうのでは?と思う人も多いでしょう。
ですが、厄が移るという考えはないようです。
事実、妊婦さんもたくさん受けていらっしゃるのですから、心配はないでしょう。
どうしても気になる場合は、あらかじめ神社やお寺に確認すると安心ですね♪
ですが、厄が移るという考えはないようです。
事実、妊婦さんもたくさん受けていらっしゃるのですから、心配はないでしょう。
どうしても気になる場合は、あらかじめ神社やお寺に確認すると安心ですね♪
via ameblo.jp
「せっかく払った厄をその場にいる友人や子ども・家族が拾ってしまう」と心配される方も多いそうですが、「厄払いを一緒に受けた方に厄がうつる心配はない」というのが大半の考え方です。神社に問い合わせてみると、ご家族でどうぞというところが多いです。
家族に不幸が続いたり、病人やけが人が続出したり・・・そんな時にも有効なんです。