雛人形の処分・手放し方:人形供養(感謝祭)と捨て方、ガラスケースや道具の扱いまで解説

 

最終更新日:2026年1月22日


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片付け(しまい方)はこちら:雛人形の片付け・しまい方:いつ片付ける?湿気・カビ対策と保管のコツ

雛人形(ひな人形)を手放すとき、いちばん困るのが「どう処分するのが失礼じゃないのか」「ゴミとして出していいのか」という気持ちの部分です。
結論から言うと、雛人形の手放し方に“絶対の正解”はありません。縁起物百科としては、罪悪感を煽るのではなく、現実(安全・衛生・費用・手間)と気持ちの折り合いがつく方法を選ぶのが一番だと整理します。

この記事の要点

  • 雛人形の手放し方は大きく4つ:人形供養(感謝祭)/購入店に相談/譲る(リユース)/自治体のごみ
  • 神社・お寺の人形供養は、受付条件が厳しいことが多い(人形本体のみ、ケースや道具は不可など)
  • ガラスケース・台座・屏風・道具類は、供養で受け取ってもらえないことが多いので別扱いになる
  • 自治体のごみとして出す場合も、感謝の気持ちを整える“区切り”を作れば十分
  • 贈り物(祖父母など)だった場合は、一言相談すると後悔が減る

雛人形を手放す前に:まず確認する3つ

  • 1)本当に手放す?:収納飾りにする/親王飾りだけ残す/写真で残す、という折衷案もあります
  • 2)誰の贈り物?:祖父母・親族からの贈り物なら、手放す前に一言相談が安心です
  • 3)付属品の有無:ケース、段、台座、屏風、道具類は「人形とは別に扱う」ことが多いです

雛人形の処分(手放し方)4つの選択肢

1)神社・お寺の「人形供養」「人形感謝祭」に出す

「気持ちとして納得しやすい」方法です。人形に感謝して区切りをつけたい方に向きます。
ただし、社寺ごとに受付条件が違うため、持ち込む前に必ず公式案内を確認してください。

よくある受付条件(例)

  • 人形本体のみ(ガラスケース、台座、屏風、道具類は不可になりやすい)
  • 金属製・電池内蔵のものは不可、または電池を外す必要がある
  • 受付期間が限定されている(年1回など)
  • 郵送可/持参のみ、など受付方法が決まっている

手順(迷ったらこの順番)

  1. 近隣の神社・お寺の公式案内で「人形供養/人形感謝祭」の有無を確認
  2. 受付できるもの/できないもの(ケース・道具類・素材・電池)を確認
  3. 初穂料(志)や受付期間、持参・郵送の可否を確認
  4. 人形本体のみを準備(付属品を外し、電池は外す)
  5. 当日は案内に従って持参(または指定方法で送付)

2)購入店(人形店)に相談する

雛人形を購入した店が分かるなら、まず相談すると話が早いです。店や地域によっては、提携先で供養を受け付けている場合があります。
また、収納・保管・修理・買い替えの相談もできるため、いきなり処分せずに選択肢が増えるのがメリットです。

3)譲る・リユースする(親族・知人・寄付・中古)

状態が良い雛人形は、譲ったり、リユースしたりできる場合があります。ただし、相手の価値観によっては負担になることもあるため、事前に意思確認が重要です。

リユースで失敗しにくいコツ

  • 「欲しい」と言っている人にだけ譲る(押し付けにならない)
  • 欠品(道具・札・屏風など)を正直に伝える
  • 保管臭やカビがある場合は無理に譲らない(トラブル予防)
  • 個人情報(名前札・写真・由来メモ等)が付いている場合は外す

4)自治体の「ごみ」として処分する(現実的な最終手段)

事情によっては、供養や譲渡が難しい場合もあります。その場合は、自治体の分別ルールに従って処分して問題ありません。
気持ちの区切りが欲しい方は、形式張らずに、次のような“整え方”をすると納得しやすいです。

  • ホコリを軽く払う(できる範囲で)
  • 白い紙や布で包む
  • 「今までありがとう」と一言かけてから手放す

※家庭で燃やす(焼却)は危険・違法になる可能性があるため避けてください。処分は自治体ルールが最優先です。

ガラスケース・台座・屏風・道具類はどうする?(ここが一番つまずく)

人形供養で受け付けてもらえるのは「人形本体のみ」というケースが多く、付属品は対象外になりやすいです。
そのため、付属品は次のどれかになります。

  • (A)自治体ルールに従って処分(大型ごみ扱いになることがあります)
  • (B)リユース(ケース・台座の状態が良い場合)
  • (C)保管(今後また飾る可能性がある場合)

特にガラスケースは破損リスクがあるため、持ち込み可否や処分方法は必ず確認してください。

電池・金属・陶器:受け付け条件でよく引っかかるポイント

  • 電池内蔵の人形は、電池を外す必要がある場合があります
  • 金属が多いものは、社寺によって受付不可の場合があります
  • 陶器の人形はサイズ制限がある場合があります

これらは「縁起」ではなく、処理上の安全・設備の都合で制限されることが多いので、案内に従うのが正解です。

よくある質問(FAQ)

Q. いつ処分するのがよい?

A. 「子どもが成長して役目を終えた」「引っ越し」「収納スペースの見直し」など、家庭の事情でOKです。季節で言えば、湿気が少ない時期のほうが梱包・運搬がしやすいことがあります。

Q. 供養しないと縁起が悪い?

A. そんなことはありません。供養は“気持ちの区切り”のための選択肢です。事情があれば自治体のごみとして処分して問題ありません。

Q. ぬいぐるみも一緒に出せる?

A. 受け付ける社寺もありますが、条件は場所によって違います。「受け付けるもの/受け付けないもの」を必ず確認してください。

Q. 写真に残してから手放してもいい?

A. もちろん問題ありません。思い出を写真に残し、気持ちの区切りをつけてから手放すのは現実的でおすすめです。

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