お金や仕事のこと、健康や人間関係など、誰しも叶えたい願い事はあるものです。
願い事を叶えるためには努力することが大切です。しかし、それだけでなく運気を味方につけることも大切ではないでしょうか。
今回は、ご神仏のお力ぞえで願い事が叶いやすくなる「開運の行い」を紹介します。実現したい願望がある人は、ぜひ参考にしてくださいね。
もくじ
願い事を叶える行い【初級編】
ご神仏のお力添えをいただくには、日頃から身の回りを清め、穏やかな心でいることが大切です。
なぜなら自分が身を置く空間や、自分の心の中に悪い気があれば、ご神仏から良い気を授かったとしても活かせないからです。
スムーズに願い事を叶えるためにも、まずは幸運を受け入れられる下地を作りましょう。
家の中を掃除する
過ごす時間がもっとも多い場所といえば、家です。日頃から家の中を掃除しておくと、悪い気がたまりにくくなり、外から持ち帰った良い気が維持できます。
とはいえ、忙しくて掃除の時間が取りにくいときもあるでしょう。そういった場合は、「水回りの掃除」と「換気」に力を入れてください。
キッチンやトイレなどの水回りは、とくに悪い気のたまりやすい場所です。水垢やヌメリを落とし、ニオイ対策も忘れずにすることで家中の気の流れを良くできます。
空気が滞るところには邪気がたまるといわれているので、換気をして新鮮な空気を取り込むことも大切です。
瞑想や深呼吸をする
瞑想には、ストレスを軽減する効果や集中力をアップさせる効果があるいわれています。
その結果、ポジティブになれたり直感が鋭くなったりして、願い事も叶いやすくなるのです。
瞑想というと難しそうに感じますが、ゆっくりと深呼吸を繰り返すだけでも同じような効果があります。
ポイントは、呼吸で空気が出入りする感覚に集中することです。忙しいときでも、数分だけ時間を取れば簡単に行えます。
最初は呼吸に集中しきれませんが、慣れてくれば雑念がおさまって心穏やかになります。心が整えば、自然に幸運を受け入れる準備が整うでしょう。
願い事を叶える行い【中級編】
ご神仏のお力ぞえで願い事を叶えるには、お参りをしたり、お守りを授かったりといった行いが効果的です。
それぞれ紹介する注意点を守ると、よりいっそうご神仏のサポートが得られやすくなりますよ。
神社やお寺にお参りする
初詣や合格祈願、厄払いで神社やお寺に参拝するように、お願い事を叶えるために参拝しても問題はありません。
ただし「願い事を叶えてほしい」という気持ちが前に出すぎないようにすることが大切です。ガツガツせずに、日頃生活できていることへの「お礼」の挨拶をしてからお願いごとをしましょう。
私たちは、知らないうちに周りの人やご神仏に助けられて生きています。そのことに充分に感謝して、謙虚でいてこそご神仏のお力ぞえをいただけるのです。
参拝するときは、偉い人に会う気持ちで行くと神様に失礼がありません。気持ちを整えて、身だしなみを整えて、控えめな姿勢でお参りすることがポイントです。
絵馬を書く
仕事や学業、プライベートで具体的な目標があるときは、絵馬を書くのがおすすめです。
神社やお寺に参拝したあとでかまいません。授与所で絵馬を授かりましょう。
「願い事は書き出したほうが叶いやすい」と昔からいわれます。絵馬にも同じような効果があり、そのうえご神仏のお力ぞえもいただけます。
絵馬を書くときのポイントは、「〇〇する」「〇〇になる」など、宣言する形で書くことです。
参拝したり絵馬を書いたりすることで神様は助けてくれます。しかし神様が与えてくれたチャンスに気づくのは自分です。
目標を文字で宣言することで気持ち新たに頑張れ、そのチャンスに気づくように意識が変わる効果があります。
お守りを授かる
神社・お寺で「諸願成就」や「心願成就」のお守りを授かることも、立派な開運の行いです。
ただし、お守りをただ持っているだけではご利益が期待できません。
そもそもお守りの中身は、神様が宿る場所(依り代)です。つまり、お守りとは小さな神社やお寺なのです。正しく扱ってこそお守り本来の力を発揮してもらえます。
ポイントは、「肌身離さず持ち歩くこと」と「お守りを入れる場所を清らかにしておくこと」です。
お守りは常に持ち歩くバックや財布に入れておき、バッグや財布の中はゴミをためずにキレイにしておきましょう。
願い事を叶える行い【上級編】
ここからは、よりご利益のある行いとして、願い事を叶える「修行」を紹介します。
修行といっても、難しく考える必要はありません。
思っているよりも敷居が低くて簡単にできるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
写経をする
写経とは、仏教のお経を、筆を使って別の紙に書き写す修行です。
願い事を心に思い浮かべながら一文字一文字書き写すことで、心願成就のご利益があるとされています。
写経に字の上手さは関係ありません。写経をする中で自分の心と向き合うこと自体が、仏教では良い行いとされています。
最近では、誰でも参加できるワークショップが開かれているお寺もあり、気軽に写経にチャレンジできる環境が整ってきています。
写仏をする
写仏とは、すでに描かれている仏様の絵(仏画)を別の紙に描き写す修行です。
写経と同じように、心願成就のご利益があるとされます。
写仏で叶えられる願いは、描き写す仏様によって異なります。たとえば、次のようなご利益が有名です。
・千手観音:恋愛成就・夫婦円満
・薬師如来:病気平癒・健康長寿
・不動明王:商売繁盛・必勝祈願
仏画はそれほど難しくありません。元の絵の上に紙を置いて上からなぞってもご利益があるとされています。仏画の見本があれば簡単に行える修行です。
絵写経をする
絵写経とは、文字どおり写経と写仏を一体で行うものです。
こちらも心願成就のご利益があります。写仏も写経も一度にできて、よりご神仏のパワーを感じ取れるかもしれません。
絵写経では絵を描く、文字を書くという2つの行為が合わさっています。そのため、飽きることなく自然に集中できます。
日頃の忙しさを忘れて集中した後は心穏やかになり、ポジティブにもなれるから不思議なものです。
絵写経を始めるために、専門的な道具を一つずつ揃える必要はありません。必要な絵写経や筆ぺんなどが入ったセットが販売されているので、自宅で気軽に始められます。
まとめ
願い事を叶えるための開運の行いには、神社やお寺への参拝のほかに、絵馬やお守りを授かる方法があります。
授かった良い運気を維持するには、家の中を掃除したり、心の状態を整えたりしておくことも大切です。
そしてもう一つ大切なことが、「自分の本当の願い知ること」です。人の願いは、本当に心から求めるものだけが叶います。
そういった意味でも、写経や写仏、絵写経はおすすめの行いです。静かに集中して自分と向き合ってみれば、本当の望みが浮かび上がってくるでしょう。