『商売繁盛』の縁起物”招き猫”♪招き猫の由来と効果、海外での『猫』事情とは？

招き猫は平安時代から存在していたことが分かっています。空海が資金難や人手不足、病気などに悩んでいた時に、神社にこもって祈りをささげているという、山から一匹の猫が現れ、両方の手を頭より多角あげて、人を招くようなしぐさをしました。
その姿を見た後に、朝廷から軍資金が送られ、病に倒れた人たちも病気が治ったと言われています。
これが招き猫の由来です。

招き猫は上げている手が左右どちらかによって、持っているパワーが違います。

右手を上げている招き猫は雄で金運を上げるパワーを持つとされています。
逆に左手の場合には雌で、人を呼び込む力があると言われています。

また、どの程度手を上げているかにも意味があります。
頭の上まで手を上げている場合には、遠くの人や金運まで招くといわれており、パワーが強い招き猫です。

招き猫は、猫が居心地がいいと感じる場所においてあげると効果が高くなります。
玄関やリビングなど、人の集まる場所を好むといわれています。風水では家に入ってくる気はすべて玄関を通るといわれているので、招き猫を玄関におくと、いい気を招いてくれるとも言われています。
また、招き猫を置くときには、人よりも高い位置に置くようにし、招き猫が玄関を見下ろしているような状態にしておきましょう。

猫は昔からネズミを捕ってくれるため、農業を営む家では重宝されていました。人間と猫のつながりは古く、昔から猫は人間にとって利益のある生き物とされてきました。

猫は古くからある縁起物のため、人間からの念がとても強く、縁起物としてのパワーが強いです。実際に猫を飼うことが出来れば一番ですが、猫を飼うのが難しい場合には招き猫を家の中においておきましょう。

猫は日本だけでなく、海外でも幸運をもたらす生き物とされています。三毛猫が幸運を招くとされていたり、黒猫は海の守り神とされるなど、猫はたくさんの人から信仰されています。

日本では黒猫は不吉だと言われがちですが、海外では黒猫が特に幸運を呼ぶとされ、「黒猫が家に住み着くと幸運になる」「知らない黒猫が玄関にいたら、その家が繁栄する」とも言われているので驚きです。