奈良で古くから受け継がれる大和茶!その歴史や効果まで解説します!

 
かごいっぱいのお茶

奈良で古くから受け継がれている大和茶をご存知ですか?大和茶は仏教が絡むという深い歴史があります。大和茶の歴史を深く知ると、より深い味わいを楽しむことができるかもしれません。大和茶の歴史だけではなく、大和茶に含まれている効果についても解説します。

大和茶の歴史

かごいっぱいのお茶
大和茶にはとても深い歴史があります。ですが、多くの人たちにその歴史はあまり知られていません。大和茶の歴史について詳しく調べましたので、ご紹介します。

大和茶の始まりは弘法大師

大和茶の始まりは弘法大師様です。806年、唐から日本に帰ってきた弘法大師様は多くの仏教経典と共にお茶の種と育成法、精製法を持って帰ってきました。弘法大師様は早速日本でもお茶が育つのかどうか試してみました。すると、弘法大師様の心配をよそにお茶はすくすくと元気に育ちました。

弘法大師様が持ち帰ったのはお茶の種と育成法だけではありません。おいしくお茶を飲むための精製法も学んできました。立派に育ったお茶を摘み、中国で学んだ精製法で入れてみたところ、大変味わい深くておいしいお茶を楽しむことができたそうです。

弘法大師様がお茶の種を植えられたのが、現在の奈良県宇陀市でした。ここからお茶を育てて飲むという文化が始まったとされています。

大和茶のきっかけは聖武天皇の時代

大和茶を日本全国に広めたのは、弘法大師様ではなく、聖武天皇の時代でした。聖武天皇の時代には、仏教を日本全国に広めようという動きが活発になります。この時、僧からお茶を賜る儀式が同時に広がります。

弘法大師様が仏教と共にお茶も唐から持ち帰られたことで、仏教とお茶は密接な関係があるとされたのです。仏教が日本全国に広まる以前から、仏教僧の間ではお茶がすでに飲まれていました。

弘法大師様が奈良にお茶を植えられたこと。弘法大師様は仏教僧であること。既に仏教僧の間ではお茶が飲まれていたこと。これらが相まって、日本全国に仏教が広まったと同時に、お茶を飲むという習慣も全国に広まります。「弘法大師様=仏教とお茶=奈良」というところから、大和茶として広まったのです。

大和茶から茶粥が生まれた

奈良県の郷土料理でもある茶粥。この茶粥は大和茶から生まれたと言われています。「古事類苑」という明治時代に書かれた書物の中に、「聖武天皇の時代、大和では民家にて一日に四度も五度も茶粥を食べる」という記載があります。大和ではすでに当時は大和茶が日常的に飲まれていました。その茶を使って茶粥が作られていたとされています。

ただし、「古事類苑」は明治時代に書かれた書物で、聖武天皇の時代に書かれたものではありません。そのため、茶粥が大和茶から生まれたという説は間違っていると唱える人もいます。

大和茶の産地や銘柄

春日社の鹿
大和茶はその産地や銘柄が明確です。単なるブランド名として「大和茶」と呼んでいるわけではないのです。大和茶として認められている産地や銘柄について解説します。

大和茶の産地

大和茶として認められている産地は以下の通りです。

奈良県東北部地域(奈良市、天理市、宇陀市、山添村)
奈良県南部地域(大淀町、東吉野村)

奈良県はとても広くてさまざまな地域があります。ですが、その中でも上記の6箇所で精製されたお茶のみが「大和茶」として認められています。それ以外のお茶は大和茶ではないのです。

大和茶の銘柄

大和茶の銘柄は次の4つです。

やぶきた
やまとみどり
おくみどり
めいりょく

お茶の銘柄にはさまざまなものがありますが、その中でも正式に「大和茶」として認められているのは上記の4つだけです。

この中で上から2番目の「やまとみどり」は、在来種をもとに品種改良されたものです。

大和茶の効果

猫
大和茶にはさまざまな効果があります。その効果を求めて多くの人たちが購入し、日常的に飲んでいるのです。どのような効果があるのかについて解説しましょう。

リラックス効果

大和茶にはリラックス効果があるとされています。その理由は大和茶にテアニンという成分が含まれているからです。テアニンには心身をリラックスさせ、落ち着かせる効果があるのです。

大和茶にはこのテアニンが多く含まれてます。ホッと一息つくときに大和茶を飲むと、いつも以上に心身共に落ち着き、リラックスできるでしょう。

また、疲れやストレスを解消してくれる効果もあります。イライラする時や体がだるいと感じた時にも大和茶を飲むと、すっきりした気持ちになって気分転換ができるでしょう。

殺菌効果

大和茶には殺菌効果や消臭効果もあります。日本茶でうがいをすると喉に良いという話を聴いたことがある人もいるかもしれません。大和茶は他のお茶に比べて殺菌や消臭効果が高いため、多くの人たちがその効果を求めて飲んでいます。

特にお口のケア目的で大和茶を飲む人が多くいます。虫歯や歯周病予防に最適ですから、ぜひ試してみてくださいね。

病除け

大和茶は病除けとして昔からお寺で供されてきました。大和茶を飲むと病気知らずになると言われていたのです。

大和茶には脳卒中や高血圧を抑える効果があると言われています。また、がん予防にも効果があるのだとか。昔の人がそのようなことを知っていたとは思えませんが、大和茶を飲んでいたことで病気知らずになった人が多かったことで、そのように言われるようになったのでしょう。

実際に科学的にも大和茶の病除けの効果は証明されています。健康のためにも大和茶を飲むことをおすすめします。

ダイエット・アンチエイジング効果

大和茶にはビタミンが多く含まれています。中でもビタミンCが豊富に含まれていて、アンチエイジング効果が期待できるのです。若くて美しく保ちたいと思っている人は、毎日大和茶を飲むようにすると良いでしょう。

また、大和茶には食物繊維も多く含まれています。食物繊維はお腹の掃除に役立ち、ダイエット効果があります。ダイエットをしている人にも、大和茶はおすすめです。

昔は延命効果ありと言われていた

昔は大和茶に延命の効果があると言われていました。大和茶に含まれる栄養素の中には、病気を退けるものやデトックス効果があるものが多く含まれています。毎日飲むことでそれらの効果があらわれ、長生きする人が多かったのでしょう。

また、大和茶は仏教と密接な関係があります。大和茶を飲むことで仏様のご利益がたくさんいただけると言われていたのです。延命は仏様のなせる業ですから、大和茶を飲むことで延命効果があるという噂が広まったのでしょう。

大和茶の入れ方と保存方法

お茶を飲む
大和茶をおいしく飲むには、正しい入れ方と保存方法を知っておいた方が良いでしょう。それぞれの方法について解説します。

大和茶の入れ方

大和茶をおいしく飲むには、まず湯呑に直接茶葉を2g程度入れます。急須を使うのではなく、湯呑に直接茶葉を入れるというのがポイントです。

次に80度程度のお湯を湯呑に注ぎます。入れすぎると味が薄くなってしまうので、150㏄が目安です。

最後によくかき混ぜれば完成です。しっかりかき混ぜると運が良ければ茶柱が立つでしょう。茶柱は縁起が良いとされていますから、大和茶を楽しむと同時に茶柱で自分の運気も占うことができます。

茶柱に関しては以下のリンク先で、詳しく解説しています。ぜひ、あわせて参考にしてください。

茶柱が縁起がいいって本当?その由来や意味などを調査しました!

大和茶の保存方法

大和茶をすべて短期間で飲んでしまうのは難しいでしょう。茶葉は生き物ですから、正しい保存方法を知っておく必要があります。

茶葉は高温多湿を嫌います。それは大和茶も同じです。そのため、涼しい場所に保管しておきましょう。しっかり封をして、冷蔵庫に入れておくと良いでしょう。冷気の吹き出し口ではなく、チルドなどのような場所に保存しておくことをおすすめします。

まとめ

大和茶は仏教とも関連が深い由緒正しいお茶です。昔は魔除けとしても飲まれていました。そんな古くから親しまれている大和茶は健康にも大変良いので、ぜひこれを機会に購入して飲んでみてください。

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