お線香の供え方:火のつけ方・消し方、本数の考え方と安全のポイント

 

最終更新日:2026年1月26日

お線香は、仏壇やお墓参り、寺院での礼拝などで用いられる身近なお香です。作法の細部は宗派や寺院、霊園の設備によって異なるため、掲示や案内がある場合は必ずそれを最優先してください。
このページでは、初心者でも迷いにくいように、火の扱いと安全を軸に、基本の要点を整理します。


お寺参拝の全体像はこちら:お寺参拝の作法とは?山門・手水・合掌、焼香や御朱印の配慮まで基本を整理
焼香(香炉でくべる形式)はこちら:焼香の作法とは?基本の流れ・回数の目安、宗派差への配慮まで整理

この記事の要点

  • 火はろうそくからつけ、口で吹き消さず静かに消すのが無難
  • 本数や立て方は宗派差・設備差があるため、案内が最優先
  • お墓参りでは、まず掃除と供花を整えてから線香へ(風が強い日は安全優先)
  • 線香・ろうそくは小さな火でも危険がある。その場を離れる前に確実に消す

お線香とは?(焼香との違い)

お線香は棒状のお香で、火をつけて香りと煙を立てる形式です。焼香(粉末や刻みの香を香炉にくべる形式)に比べて、日常の礼拝や墓参りでも用いられます。どちらも「香りを供える」という点で共通しますが、設備や場面が異なります。

基本の手順(仏壇・寺院・墓前に共通する枠組み)

  1. 周囲を整える(燃えやすい物を近くに置かない)
  2. ろうそくに火を灯す(安定した燭台を使用)
  3. ろうそくの火で線香に点火する
  4. 線香の火は、口で吹き消さず、手で軽くあおぐなどして消す
  5. 香炉・線香立ての形状に合わせて供える(立てる/寝かせる等)
  6. 合掌し、静かに礼拝する
  7. ろうそくの火を確実に消し、その場を離れる

火のつけ方・消し方(安全の核心)

火は「ろうそくから」つけるのが無難

現場にろうそくが用意されている場合は、その火から線香に点けると落ち着いて行えます。環境により直接点けるしかない場合もありますが、周囲の安全と案内を優先してください。

火は「吹き消さない」

線香の火を口で吹き消すと、灰が舞ったり、火種が飛ぶことがあります。手で軽くあおぐ、専用の消火具があれば使用するなど、静かな方法が無難です。

本数・立て方の考え方(決め打ちしない)

線香の本数(1本/複数本)や立て方は、宗派や寺院、家庭の考え方、香炉の形状で異なります。案内がある場合はそれが最優先です。

  • 案内がある:そのとおりに
  • 案内がない:無理のない本数で、丁重に供える
  • 混雑時:本数よりも、静粛と安全、流れへの配慮を優先

お墓参りでの供え方(現実的な段取り)

墓参では、線香は「最後に供える」流れにすると手が落ち着きます。

  1. 墓石・周辺を掃除する
  2. 供花・水などを整える
  3. 線香を供える(風が強い日は安全優先で無理をしない)
  4. 合掌して礼拝し、後始末をする

香炉が縦型(筒状)か横型(皿状)かで供え方が変わる場合があります。設備に合わせて、倒れない・飛び散らない供え方を優先してください。

火の取り扱い:最低限の注意点

  • 線香・ろうそくの周りは整理整頓し、燃えやすい物を置かない
  • 袖口などの着衣着火に注意する
  • その場を離れるときは、必ず火を消す
  • 風が強い日は、無理に点火せず安全優先(霊園・寺院の案内に従う)

よくある質問(FAQ)

Q. 線香の本数は決まっていますか?

A. 宗派や寺院、香炉の形状で異なります。案内がある場合はそれが最優先です。案内がない場合は無理のない本数で丁重に供えれば十分です。

Q. 風が強くて火が安定しません。

A. 無理に続けると危険です。安全を優先し、設備(風防・消火具)や案内がなければ、状況に応じて控える判断も現実的です。

Q. 口で吹き消してしまいました。

A. 過度に気にしなくて大丈夫です。次回から静かな消火(手であおぐ等)を意識すれば十分です。

関連情報(外部参照)

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