法隆寺には御朱印が豊富!常時拝受できる御朱印から期間限定までご紹介!

 
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大変有名な京都の法隆寺。実は御朱印の種類が豊富だというのをご存知でしょうか?中には期間限定の貴重な御朱印もあります。この記事では常時拝受できる御朱印はもちろん、期間限定の貴重な御朱印についてもご紹介しつつ、詳しく解説します。

法隆寺で頂ける御朱印【聖霊院】

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法隆寺で御朱印が頂ける場所は全部で3箇所あります。その中でもまずは聖霊院(しょうりょういん)で頂ける御朱印をご紹介します。

以和為貴

「以和為貴」は法隆寺を代表する御朱印と言われています。初めて法隆寺で御朱印を頂く場合は、まずこの御朱印を頂く人が多いのです。

「以和為貴」はこれだけで「和を以って、尊しと為す(わをもって、とうとしとなす)」と読みます。聖徳太子が制定したとされる十七条憲法の第一条です。法隆寺は聖徳太子が建立したとされています。そのため、聖徳太子の代表とも言える十七条憲法の第一条が、御朱印になっているのです。

ちなみに、この御朱印を拝受してくださる僧侶は2人いらっしゃいます。「以和為貴」という墨書きは同じなのですが、押印して頂く朱印が異なります。御朱印マニアの間では、朱印が異なっているので、お二人にそれぞれ拝受して頂く人も多いようです。

南無佛

「南無佛」は聖徳太子が2歳の時に唱えたと言われている言葉です。聖徳太子が2歳になった春、東の方を向いて手を合わせ、「南無佛」と唱えたのだとか。この伝承をもとに御朱印とされています。

ちなみに「南無佛」の「南無」は梵語の「namus」を表しており、「私は帰依(きえ)します」という意味があります。「佛」は仏様を表す「仏」です。このことから「南無佛」は「私は仏様に帰依します」という言葉を表しているのです。わかりやすい言葉に表現し直すと、「私は仏様にすべてを捧げてお仕えします」や「私は仏様を信じます」などのようになります。

篤敬三寶

「篤敬三寶」は、聖徳太子が制定した十七条憲法の第二番目に書かれている言葉です。「篤敬三寶」の読み方は「とっけいさんぽう」で、「篤く三寶を敬え(あつくさんぽうをうやまえ)」という意味です。

「三寶」とは、仏様と仏様の教えを表す法と僧侶のことです。これら3つは本来別々のものではなく、仏教の世界では一つのものであるとされています。仏教を崇拝する時には、この3つを篤く敬うことが最重要だということです。

唯佛是真

「唯佛是真」は聖徳太子が残した言葉だと言われています。読み方は「ゆいぶつぜしん」で、「唯仏のみ是れ真なり」という言葉を表しています。現在の日本語でわかりやすく言い換えると、「唯一、仏様だけが真実である」という意味です。

「唯仏のみ是れ真なり」の前には「世間は虚仮なり」という一文があります。これは「世間は幻である」などの意味を表しています。

「唯佛是真」は、「私たち人間が生きている世の中は幻であり、真実は仏様のみである」という意味を表しているのです。

尺寸王身釈像

法隆寺金堂の中にはご本尊として釈迦三尊像が安置されています。背景には後光がかたどられ、大変神々しいお姿をされています。この後光に「仰依三寳、當造釋像、尺寸王身」という文字が刻まれています。この刻印された文字から「尺寸王身釈像」が御朱印とされました。

ちなみに「仰依三寳、當造釋像、尺寸王身」は、「仏教の三宝を尊敬の念を持って心に抱きながら、聖徳太子と同じ背丈の仏様を心を込めて作ると誓いを立てる」という意味を表しています。

田村皇子問太子之病

「田村皇子問太子之病」は、本来は法隆寺の御朱印ではなく、成福寺の御朱印でした。ですが、明治の初めに廃寺となってしまい、御朱印は法隆寺で拝受されることになりました。

成福寺は聖徳太子が住んでいた場所でもあり、聖徳太子と大変縁の深いお寺でした。そこで、聖徳太子が建立されたとされる法隆寺で、御朱印を拝受することになったのです。

ちなみに「田村皇子問太子之病」は「たむらのみこたいしのやまいをとふ」と読みます。「病で臥せっていた聖徳太子のもとに、田村皇子がお見舞いに訪れた」という意味を表しています。なぜ、これが御朱印になったのかと言うと、田村皇子は当時聖徳太子にとっては跡目争いの政敵でした。ですが、病に臥せっていると知ると、政敵であるという垣根を越えて、田村皇子がお見舞いに訪れてくれたのです。敵であっても、相手が弱っている場合は思いやりを持たなければならない、ということを表しているのです。

阿弥陀如来

「阿弥陀如来」は、拝受して頂く場所は聖霊院ですが、本当は法隆寺北室院の御朱印です。法隆寺北室院のご本尊は阿弥陀如来で、阿弥陀三尊像が安置されています。

法隆寺で頂ける御朱印【西円堂】

お地蔵様
法隆寺で頂ける御朱印の場所はもう一つあります。それが西円堂です。ここでは2つの御朱印を頂くことができます。

峰薬師如来

西円堂のご本尊は薬師如来坐像で、地元からは「峰の薬師」という愛称で親しまれています。

病に臥せってしまった父を思い、病状回復のために聖徳太子が薬師如来に祈願したという話があります。このお話がもとになった御朱印です。

峰薬師如来(霊場の朱印付き)

西円堂の御朱印は「峰薬師如来」ですが、同じ墨書きでも朱印が異なるものがあります。それは霊場の朱印がついているかいないかです。

通常の御朱印には霊場の朱印がついていません。ですが、お願いをすると霊場の朱印を押してくださいます。御朱印集めマニアの間では、霊場の朱印が押されているものと押されていないものの両方をお願いするのだそうです。

法隆寺で期間限定で頂ける御朱印

「期間限定」の文字
法隆寺には、期間限定で頂ける御朱印があります。大変貴重な御朱印ですから、是非機会があれば期間限定の間に法隆寺を訪れて、拝受して頂いてください。

救世観音

夢殿に安置されているご本尊の「救世観音菩薩(ぐぜかんのんぼさつ)」は、通常は一般開帳されていません。春と秋のわずかな期間のみ、ご開帳されます。そのご開帳の期間に合わせて聖霊院で拝受されるのが「救世観音」の御朱印です。

ただ、期間限定の御朱印ではありますが、お願いすれば期間外でも拝受して頂けます。ですが、通常は期間限定の御朱印ですから、あまり無理なお願いは控えた方が良いでしょう。

釈迦如来

上御堂(かみのみどう)には、秘仏が安置されています。普段は拝顔することができません。ただ、11月1日~3日の3日間のみ扉が開かれ、ご開帳が行なわれます。これに合わせて上御堂で拝受されるのが「釈迦如来」の御朱印です。

上御堂で拝受される「釈迦如来」の御朱印は、秘仏がご開帳される期間のみです。期間外に訪れてお願いしても拝受して頂けません。どうしても手に入れたい方は、ご開帳の期間に法隆寺を訪れましょう。

法隆寺の御朱印帳に書かれている御朱印

法隆寺の大講堂
法隆寺には、もう一つ特別とも言える御朱印があります。それは、法隆寺で拝受して頂ける御朱印帳の一番最初にすでに書かれています。

十七条憲法が書かれている

法隆寺で御朱印帳を拝受して頂くと、一番最初のページに聖徳太子が制定したとされる十七条憲法の第一条が書かれています。朱印も押されているので、れっきとした御朱印です。法隆寺で拝受して頂く御朱印帳にしか書かれていないので、御朱印集めをしている人たちの間では大変貴重とされています。

まとめ

法隆寺の御朱印についてご紹介してきました。これだけたくさんの御朱印が一度に頂けるお寺はあまり多くありません。法隆寺に赴いた際には、ぜひ御朱印も頂いてみてください。

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