毎年、5月に鮮やかな赤色の花をつけるツツジ。
小さい頃ツツジの花を摘み取り、甘い蜜を吸って楽しんだ方も多いのではないでしょうか?
そんな思い出に残るような身近なツツジも実は縁起の良い植物だということをご存知ですか?
そんな身近に感じられる縁起物のツツジについてまとめてみました!
もくじ
ツツジの由来
ツツジの語源は、「続き咲き木(ツヅキサキギ)」だといわれており、花が次々に咲くことから縁起がいい木とされています。万葉集の時代から長く愛されているのも、縁起のいい花木であれば納得しますね。
確かに、ツツジの花は一つの木にたくさん花をつけていた記憶があります。
漢字名の「躑躅」は、漢語で「テキチョク」と読む。これは、足踏みし、あがくが原義であり、行っては止まる、躊躇(ちゅうちょ)するという意味にとらえると、咲く花が人の足を引き止める美しさにより、この漢字がツツジの当て字の和名として使われたものと推測できる。
人が足を止めてしまうほどの美しさは今も昔も変わらない風景。
庭に植えると運気UP!
東南に日当りと風通しが良い、開放感ある庭を設けましょう。そこにツバキやウメ、またはツツジなどの樹木を植えると、仕事運のアップにつながります。
語源の「続き咲き木」から仕事がどんどん入ってくるという事でしょうか?!
正月の縁起物に登場
ひっそりと湿り気を帯びた高桐院の中庭には、藪柑子の他に千両や万両のつややかな実ものが、それぞれの色目で庭の彩りを深め合っています。ちなみにこの藪柑子の別名を「十両」、カラタチバナを「百両」、ツツジ科のアカモノを「一両」と呼ぶそうで、「この高桐院の中庭には一両から万両すべての種類が揃って見られます」と御住職。
万両、千両はよく聞きますが、一両は初めて聞きました。
実は、長寿の木だった!樹齢800年のツツジの木
園内には、推定樹齢800年を超える、巨大なヤマツツジ「勾当内侍遺愛(こうとうないしいあい)のつつじ」や高さ4メートルのヤマツツジ巨樹群、宇宙飛行士の向井千秋氏(館林市出身)が宇宙へ持って行った種子を発芽させた「宇宙つつじ」のほか、色とりどりのツツジが植えられている。
群馬県の館林市のツツジ。
樹齢800年とは。。。
日本の歴史をずっと見てきたツツジなんですね。
感慨深いものがあります。
神社、お寺、清き場所に咲き誇る。
ツツジ寺という言葉があるほど、お寺や神社にはよくツツジが咲いています。
開花の時期になる5月はツツジ寺でのツツジ祭りが開催され、神様の傍、清らかな空気の中で育ったツツジたちはとても綺麗だと毎年評判にです。
そんな神社、お寺のツツジの一部をまとめていきます。
開花の時期になる5月はツツジ寺でのツツジ祭りが開催され、神様の傍、清らかな空気の中で育ったツツジたちはとても綺麗だと毎年評判にです。
そんな神社、お寺のツツジの一部をまとめていきます。
林昌寺の山号は「躑躅山」といい、平安時代後期、堀河天皇が行幸のおり、山躑躅(つつじ)が見事であったことから、山号を躑躅山と改めたという歴史があります。
大阪にあるお寺。
最寄の駅から少し歩くようですが、美しいツツジ見た時は疲れも忘れてしまいます。
境内斜面に約2万本のツツジが咲き乱れ、包み込むようになだらかに咲き広がるツツジに心も癒される。
塩船観音寺のつつじまつり。
青梅市の方にあるようです。
900年余の昔に日本武尊(やまとたけるのみこと)が創祀したと伝えられ、ツツジの名所として300年以上の歴史をもつ根津神社。およそ2000坪のつつじ苑に、豆粒ほどの花をつけるフジツツジ、風車のような花弁のハナグルマ、黒ツツジと呼ばれるカラフネといった珍種など約100種3000株のツツジが咲き誇る。
日本武尊を祀っている神社。
根津神社のツツジはとても有名ですね。
都内にあるので気軽に行けるのも嬉しいです。
大興善寺は別名「つつじ寺」とも呼ばれ、境内の上、裏山一帯に広がる公園に期間中、約5万本のつつじが咲き誇ります。
5万本のツツジはぜひとも見てみたいです。
まとめ
ツツジは身近に感じる植物であると同時に、古くから、縁起が良いとされ庭にも植えられ、
また、神社やお寺にも咲き誇る、縁起のよい植物でした。
また、神社やお寺にも咲き誇る、縁起のよい植物でした。
樹齢800年のツツジをご紹介しましたが、
昔の人は足を止めて、その美しさを楽しんでいたのではないでしょうか。
そして現在、私たちも同じように足を止め美しいと眺めています。
いつまでも美しいものは美しいままでいて欲しいものですね。