三井寺と呼ばれている園城寺には魅力がいっぱい!歴史やその魅力について大解説!

 
三井寺

別名「三井寺」と呼ばれている園城寺。知らないという人もいるかもしれませんが、実は魅力いっぱいのお寺なのです。そんな三井寺の魅力や歴史についてご紹介します。ぜひ参考にして訪れてみてくださいね。

三井寺とは?

三井寺
三井寺をご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんね。

そこで、まずは三井寺について詳しく調べてみましたので、ご紹介します。

正式名称は「園城寺」

三井寺の正式名称は「園城寺(おんじょうじ)」と言います。大乗仏教宗派の一つ天台寺門宗(てんだいじもんしゅう)の総本山です。

ご本尊は弥勒菩薩(みろくぼさつ)で、金堂に安置されています。ただ、秘仏とされているため、そのお姿を拝見することはできません。記録によると、身丈三寸二分の大きさだそうですが、これを現在の大きさに直すとだいたい12センチくらいになります。

また、もう一つの秘仏として「黄不動」も大変有名です。「黄不動」は、全身が黄色の不動明王の仏画です。別名「金色不動明王」と呼ばれているのですが、秘仏とされているため、一般公開はされていません。それだけ大変力の強い仏画だということです。

さらに、このお寺には「三井の晩鐘」と呼ばれている梵鐘があります。この大金は108の煩悩にちなんで作られた日本最古の梵鐘とされ、「近江八景」の一つとして大変有名です。

三井寺と呼ばれるようになったきっかけ

正式名称は「園城寺(おんじょうじ)」ですが、それではどうして「三井寺(みいでら)」と呼ばれるようになったのでしょうか。それは、このお寺に伝わっている霊泉にあります。

三井寺の境内には、美しくて清い水が湧く霊泉があります。この霊泉から湧き出る水は、天智天皇・天武天皇・持統天皇の三大天皇が生まれた際の産湯として使われました。

そのようなありがたい井戸や泉のことを「御井(みい)」と言い、「御井の寺」と呼ばれ始めます。それがやがて転じて「三井寺」と名前を変えて親しまれるようになったのだそうです。

不老不死の寺とも呼ばれている

三井寺は「不老不死の寺」とも呼ばれています。それには昔の歴史が大きく関係しています。

その当時、同じ仏教を志してはいても、その宗派によって対立するということが多くありました。三井寺もそんな宗派間の争いに巻き込まれ、存亡の危機に何度も瀕しています。

また、その後源平の争乱や南北朝の争乱など、大きな戦争に巻き込まれて焼き討ちになるという運命をたどっています。これは1回や2回ではなく、何度も焼け落ちては再建されたそうです。

このように、幾度となく襲い掛かる災難を潜り抜け、何度も再建されたという事実は不老不死だと言っても過言ではないでしょう。これらの史実から三井寺は「不老不死の寺」または「不死鳥の寺」と呼ばれることがあります。

数々の伝説を持つ三井寺

勧進帳を読む弁慶像
三井寺には実は数々の不思議な伝説があります。

そんな不思議な伝説の中でも、特に面白いものや注目度が高いものをピックアップしてご紹介します。

弁慶の引き摺り鐘

弁慶の引き摺り鐘と呼ばれている大鐘は、三井寺初代の梵鐘です。なぜ、このような異名がついているのかというと・・・

ある日、弁慶が山門との争いでこの鐘を奪い、比叡山まで引き摺って持って帰りました。比叡山の鐘楼にこの大鐘を引き上げ、さっそく撞いてみると「ゴーン」という通常の音ではなく、「イノー、イノー」と鳴ったのだとか。「イノー」とは関西弁で「帰りたい」という意味。何度撞いても「イノー」と鳴ることに腹を立てた弁慶は、この大鐘を投げ捨ててしまったそうです。その後、この大鐘は三井寺に戻ってきましたが、その当時の破損や傷は今でも残っています。

また、現在もこの大鐘には不思議な伝承があります。良いことが起こる前触れには、誰も撞いていないのに音が鳴るのだとか。さらに悪いことが起こる前には、この鐘が汗をかくのだそうです。

霊泉と九頭龍神

「三井寺」と呼ばれるようになった由来とされている三井の霊泉。ここには九つの頭を持つ龍神が住んでいると言われています。

古記によると、1年のうちの10日、夜丑の刻に三井の霊泉に住んでいる九つの頭を持つ龍神が現れるのだそうです。その理由は、金堂に安置されている弥勒菩薩に花をお供えするため。ただし、その姿を人間が見ることは許されていないため、人間が近づくことは禁止されていたと言う記録が残っています。

天狗杉

弥勒菩薩が安置されている金堂の向かいに「天狗杉」と呼ばれている大きな杉の木があります。この杉の木は樹齢を1000年は軽く超えているのだとか。なぜ「天狗杉」と呼ばれるようになったのかというと・・・

室町時代、相模坊道了(さがみぼうどうりょう)という僧侶が密教の修行をしていました。ある日、修行中の道了が突然部屋を飛び出します。その姿は人間ではなく天狗の姿だったとか。天狗となった道了はこの杉の上に止まり、朝になると東の空へ飛び去ってしまいました。

この伝説が伝わり、「天狗杉」という名前が付けられたのだそうです。

村雲橋

平安時代の天台宗の僧侶である智証大師(ちしょうだいし)は、石垣の手前になる橋を渡ろうとしました。その時、ふと西の空をご覧になり、長安の青竜寺が焼けていると感知されます。すぐに橋の上で真言を唱えて水をおまきになると、橋の下から雲が湧き上がり、東の空に向かって飛び去っていきました。その後、青竜寺からは火事を鎮火したことに対する礼状が届き、あの時の雲が鎮火させたのだということが分かったそうです。

それ以来、この橋のことを「ムラカリタツクモの橋」と呼び、それが現在の「村雲橋」となったと言われています。

さまざまな体験ができる三井寺

山伏
三井寺では、参拝者の方たちのためにさまざまな体験イベントが用意されています。

三井寺を訪れる際には、ぜひ体験イベントにも参加してみてください。

山伏体験

他ではなかなか体験できない山伏の修行を体験することができます。

内容は長等山修験なのですが、修行と言ってもきつかったり苦しかったりすることはありません。道も比較的歩きやすく、僧侶がついて丁寧に説明してくださいます。

所要時間:約6時間
募集人数:5~15名まで
料金:10,000円(昼食代、保険代を含む)
参加制限:15歳以上の健康な方

座禅体験

座禅は、他の神社仏閣でも多く行なわれている体験イベントです。ですが、三井寺では年齢に合わせたレベルでの指導をしてくださいます。また60分とかなり長い時間の体験ができますので、座禅の極意なども本格的に教えて頂けます。

所要時間:60分
募集人数:5~100名まで
料金:1,000円
参加制限:15歳以上の健康な方

写経・写仏体験

写経体験では、般若心経をなぞり書きで写経します。漢字がわからない人でも写経体験ができるように工夫されています。

また、写仏体験は仏様のお姿を写仏するのですが、こちらもなぞり書きです。

所要時間:60分
募集人数:1~100名まで
料金:1,000円
その他:使い慣れた小筆があれば持参可

念珠づくり

さまざまな数珠玉が用意されています。その中から好きなものを選んで念珠を作ることができるので、オリジナルのものを手作りすることができます。

所要時間:40~50分
募集人数:1~50名まで
料金:1,000円

三井寺の住所や電話番号

三井寺の灯籠
三井寺にご興味を持たれた方はぜひ一度訪れてみてください。さまざまな体験もできるので、とても楽しめるでしょう。

住所:〒520-0036 滋賀県大津市園城寺町246
電話:077-522-2238
時間:8:00~17:00
拝観料:[個人]大人 600円/中学生 300円/小学生 200円 [団体(30名以上)]大人 550円/中学生 250円/小学生 150円

まとめ

三井寺はたくさんの不思議が詰まったお寺です。逸話だけではなく、訪れるだけでその不思議な空間を感じることができるでしょう。

一見の価値はありますから、ぜひ一度訪れてみてくださいね。

絵写経

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