病気等のお見舞いに、日本にはお見舞金を贈る慣習があります。
しかし、どの様な封筒はOKなのか、その包み方等、経験が無ければわからない事だらけという人は、多いかも知れません。
ここではお見舞金袋の選び方や、動画での包み方の紹介等、参考になる情報を纏めてみました。
もくじ
事務用封筒は使わない!お見舞い袋を使おう!
親族・親戚、友人等が、急遽入院した事を知れば、お見舞いに行こうと考えるでしょう。
その場合、何か縁起の良い物とか、食べ物、あるいはタオル等の沢山あっても困らないものを選ぶという方法があります。
しかし、お見舞いをされる側からすると、現金が欲しいという本音もある筈です。
それは、手術やベッド等を利用する入院費用等に、結構なお金が掛かるからに他なりません。
とは言え、お見舞いにわざわざ足を運んで貰う人に対して、現金を要求するというのは、
余りに失礼な話です。
その狭間を解決するのが、お見舞金という慣習であると言えるかも知れません。
その場合、何か縁起の良い物とか、食べ物、あるいはタオル等の沢山あっても困らないものを選ぶという方法があります。
しかし、お見舞いをされる側からすると、現金が欲しいという本音もある筈です。
それは、手術やベッド等を利用する入院費用等に、結構なお金が掛かるからに他なりません。
とは言え、お見舞いにわざわざ足を運んで貰う人に対して、現金を要求するというのは、
余りに失礼な話です。
その狭間を解決するのが、お見舞金という慣習であると言えるかも知れません。
知り合いが入院した!
とにかくお見舞いに行こう!
「でも・・・お見舞金を包む袋って、どうするの?」
入院するのはおめでたいことじゃないから不祝儀袋?
お見舞金を入れる袋に決まりはあるの?
お見舞金を入れる封筒は、一般的に「のし袋」を使います。
といっても、のし袋ならなんでもOKってわけじゃないんですよ~
のし袋には、
・結びきり(一度結ぶとほどけない)
・蝶結び(何度でも結びなおせる)
の2種類があります。
それぞれに意味があり、
結婚式のような一度きりの時は結びきりを
出産などの何回あっても良い時は蝶結びを使います。
ところで、のし袋には、
熨斗がついている物とついていない物があります。
お見舞金を事務用の封筒に入れ、手渡しする訳にも行きませんから、一般的にはのし袋を利用します。
病気等のお見舞いに使えるお見舞い袋(良い例)
お見舞いにはこれを使おう!
お見舞い袋は、現金という一般的にはそのままでは渡しづらく、躊躇いがちという問題を解決してくれる縁起の良い定番アイテムと言えます。
お見舞い袋には、結び切りタイプと蝶結びタイプに分けられ、更には熨斗付きか否かでも分けられます。
すなわち、大きく分けて4パターンあると、考えれば良いでしょう。
さて、ここで間違ってはならないのは、病気等のお見舞いの場合には、結び切りタイプで尚且つ、熨斗の付かないお見舞い袋を選ばなくてはなりません。
お見舞い袋には、結び切りタイプと蝶結びタイプに分けられ、更には熨斗付きか否かでも分けられます。
すなわち、大きく分けて4パターンあると、考えれば良いでしょう。
さて、ここで間違ってはならないのは、病気等のお見舞いの場合には、結び切りタイプで尚且つ、熨斗の付かないお見舞い袋を選ばなくてはなりません。
via coochanblog.com
熨斗の歴史
熨斗は本来は、贈り物にアワビを添えるという慣習がありました。
アワビは今日でも比較的高級食材とされていますが、一昔前も同じく、高級品扱いをされていました。
アワビは今日でも比較的高級食材とされていますが、一昔前も同じく、高級品扱いをされていました。
熨斗とは、もともとは薄くのしたアワビを、縁起物として贈り物に添えていたことに由来します。
でも、高級品であるアワビを毎度贈り物にに添えるのは、さすがに昔の人も辛かったのでしょう。
アワビの代用品として贈り物に添えるために生まれたのが、熨斗なのです。
もとが縁起物ですから、お祝いの時に添えるのが正しい使い方。
お見舞いは祝い事ではありませんから、封筒には水引のみで、熨斗は使わないのが正しいマナーです。
毎度毎度、アワビを送るというのは流石に厳しいとあってか、時代の変遷と共に、縁起物のマークとして熨斗を示しすようになりました。
つまり、お祝い毎のある時に、利用すべき物という事です。
また、蝶結びタイプのお見舞い袋は、延々と続くという意味が込められており、病気等のお見舞いには適しません。
以上の事から、熨斗無しで結び切りのお見舞い袋を用意すべきという事になります。
つまり、お祝い毎のある時に、利用すべき物という事です。
また、蝶結びタイプのお見舞い袋は、延々と続くという意味が込められており、病気等のお見舞いには適しません。
以上の事から、熨斗無しで結び切りのお見舞い袋を用意すべきという事になります。
お見舞金の包み方
お見舞い金を封筒に包むときの包み方にはいくつかのマナーや注意点があります。
まずはじめに、相手が受け取った時に気持ちが良いと思われるように、お金の向きは上下、裏表を全て揃えて包むようにします。
また、お金は人物が印刷されている方を上にして表向きに入れます。
裏向きに入れてしまうとお葬式やお香典のときと同じになり、失礼にあたってしまうので気を付けなければなりません。
使用するお札はシワや汚れ、折り目が多くついているものはあまり良く思われません。
しかし新札を使うのもあまり好ましくありません。
新札を使ってしまうと、お葬式などと一緒で前から用意していたと思われてしまいます。新札を使う場合は1回折目を付けてから入れるなど工夫が必要です。
普段から使っているお札でなるべくシワや汚れの少ないきれいなものを包みます。
白い用紙を折り、お見舞金を入れて包む作業は、それ程難しくは無いのですが、初めてこの作業を行う場合は、広告のチラシ等を利用して予め練習しておくと良いかも知れません。
またここで言う封筒は、事務用品として良く使用される茶封筒では無く、真っ白な物を利用する必要があります。
またここで言う封筒は、事務用品として良く使用される茶封筒では無く、真っ白な物を利用する必要があります。
動画で見てみよう!
★祝儀袋 金封 のし袋 中包みの入れ方
改めて動画で見ると、良くわかりますね!
via www.youtube.com
お見舞金を決める!
お見舞金の相場
親族の方が高いというのは何となく分かるかも知れませんが、具体的にどれくらいの金額が適当なのかは判らない人が多いでしょう。
どのような場合にお見舞金を持っていくかというと、あくまでも気持ちの問題で「相手に喜ばれるお見舞いの品が分からず、お見舞金を渡して直接役立てて貰おう」と考えた場合です。とはいえ相手が親戚以上の間柄でない場合、お見舞金を渡すと返って困らせてしまう事もあるので悩む場合はお見舞いの品を用意すると良いでしょう。親しい間柄で「出費が大変よね」と言える関係であればお見舞金でもいいでしょうし、喜ばれる場合もあるようです。相手との関係で決めてよいと言えます。
具体的な相場
お見舞金は、入院した相手との関係性によって相場が変わります。 この相場について、ご紹介しましょう。
●親・兄弟・祖父母・孫・親戚:5,000~10,000円
●知人・友人:3,000~5,000円
●仕事関係者:3,000円(有志数名で出すときの1人当たりの金額)
●ご近所さん:3,000~5,000円
受け取る側の心情やお返しの負担(見舞金には半分~1/3のお返しをするのが一般的)を考慮してこの金額になっているようです。
お見舞いのお金を出す側の経済状態もありますから、あくまでも参考程度で良いのかも知れませんね!
避けたい金額も知っておこう!
相場の範囲内であっても「タブーとされる金額にしてはいけない」というポイントがあります。気を付けておきたいですね。それは、
【4、6、9】
が絡む金額です。
患者さんがクリスチャンである事を事前に知っていたら、13を含む金額も避けた方が良いでしょう。
親族の関係を確認しておきます
家系図を作ってみよう
ある程度の年齢以上の人には、常識と考えられていても、若い人やこの様な事に関心の薄い人の場合、混乱してしまいがちです。
ですからこれを機会に分かる範囲で家系図を書いてみて、再認識しておくと、あとあと様々な場面で役立つでしょう。
ですからこれを機会に分かる範囲で家系図を書いてみて、再認識しておくと、あとあと様々な場面で役立つでしょう。