昔サイコロは今の使い方とまったく違っていました。遊びやギャンブルで使うのではなく、自分ではどうにも考えや行動を決めかねるとき、神様の言葉を乞うために使われていたものだったんです。さらに、魔よけや縁起物とも大切にされているんです。
もくじ
サイコロは
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現在ではボードゲームやギャンブルなどで利用されているサイコロですが、元々は神託を告げるものでした。
サイコロはいまの使い方とまったく違っていました。
遊びやギャンブルで使うのではなく、自分ではどうにも考えや行動を決めかねるとき
神様の言葉を乞うために使われていたものだったんですね。
しかし、サイコロは最初から今のような形だったんでしょうか。
遊びやギャンブルで使うのではなく、自分ではどうにも考えや行動を決めかねるとき
神様の言葉を乞うために使われていたものだったんですね。
しかし、サイコロは最初から今のような形だったんでしょうか。
サイコロは表裏で占う道具だった。
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サイコロというと四角い正6面体のものがイメージされがちですが、最初の頃は貝や木の実などを投げて、それが裏か表かを見るという使い方をするものだったと言われています。この裏か表かで神託を得るという方法は現在でも行われています。
最初期のダイスは現在のような正六面体ではなく、
木の実などを着色して出目をわかるようにした簡単なものでした。
これらと共に、動物の骨を用いたもの、石でできたものなども出土していることから、
各地でさまざまな形のダイスが使われていたようです。アストラガルと呼ばれる、羊や牛の後ろ足のくるぶしの骨(距骨:きょこつ)を用いたいびつな4面のダイスは
各地の遺跡、特に地中海沿岸部の壁画や、またエジプトの王の副葬品としても見つかっており、
これが現在のダイスの起源とする説もあります。
サイコロの起源は古く、最初から今のような形ではなかったようです。
最初は貝や木の実を投げてものごろを決める、この行為がサイコロの起源だったと言われています。
日本にはサイコロはどこの国から・いつ頃やってきてのでしょうか。
最初は貝や木の実を投げてものごろを決める、この行為がサイコロの起源だったと言われています。
日本にはサイコロはどこの国から・いつ頃やってきてのでしょうか。
サイコロ発祥の地は?
紀元前3000年には、古代エジプトでサイコロの原型が使われていたそうです。
当時は占いの道具でした。
古代ギリシアでも、すでに六面体のさいころを遊戯用として使用していたそうです。
で、日本なんですが、当然中国から渡ってきたと思ったんですが・・・
古代から、すごろくの補助具として使われていた、とあります(世界大百科事典)
この起源は定かではありませんが、自然発生したと考えてもいいのではないでしょうか。
なにしろ、すごろくって世界中にありますから、
さいころが各国独自に発生しても不自然ではないような気がします。
正六面体のサイコロの発祥地は古代インドとも古代エジプトとも言われる。現在と同じように1の裏が6であり、反対面を足すと7になるサイコロの最古のものは、紀元前8世紀頃のアッシリアの遺跡から発掘されたものである。この他、古代ローマ時代には正二十面体のサイコロも作られており、現在イギリスの大英博物館に収蔵されている。ただし、これは各面に記号を刻んだものであり遊具ではなく占い専用の道具であった可能性が高い。
古代メソポタミアの遺跡からは、4面のサイコロが出土したが、当初はゲームのコマと考えられた。
上記の通り、古代エジプト・古代ローマ・中国などでサイコロが使われていたことが分かっています。
サイコロは名称や使われ方に多少違いがあっても、
古代から世界の各地で使われていたことがわかっています。
どこの国から伝わったものというよりも各地で作られ、使われていたと思われています。
サイコロは名称や使われ方に多少違いがあっても、
古代から世界の各地で使われていたことがわかっています。
どこの国から伝わったものというよりも各地で作られ、使われていたと思われています。
サイコロは魔よけの意味もある。
日本には中国経由で入ってきたわけですが、その時代が中国でのもっとも古い記録と同じ6~10世紀です。
現在ではギャンブルやゲームなどに使用されるサイコロですが、もともとは原始的な占いの道具として誕生したと言われています。
つまり、ありがたい神様の神意を出た目によって告げられるとされたもので、その為に、魔除けとして日本の神社や寺院でもサイコロを縁起物として飾っている所があります。
この神様と言うことの意味のひとつに、両面の合計が7と言うことも影響されているとも言われています。
7と言う数字は昔から宗教的に縁起のよい数字とされていて、日本では吉数と呼び七福神や七尊人などがあります。ヨーロッパ圏でも古代イスラムの時代より7は聖数とされていたのです。
サイコロは運や運命の象徴とされ、災難除けや魔除けなどに使われています。また、賢者であっても運命に左右されることはあるが、それに打ち負かされることはないとされ、お守りのように考えられています。
サイコロは占いや神様の意見を乞うために使われていたと最初に書きましたが、
そこから運や運命の象徴とされ、縁起物として下がられたり、アクセサリーのモチーフになったりしたのです。
魔よけの意味もあると言われており、日本では神社などにもあるようです。
そこから運や運命の象徴とされ、縁起物として下がられたり、アクセサリーのモチーフになったりしたのです。
魔よけの意味もあると言われており、日本では神社などにもあるようです。