家を守る守り神?沖縄の縁起物「シーサー」はこんなに深〜い♪

 

沖縄のトレードマークといえば、やっぱり「シーサー」ですよね。シーサーと聞いてイメージするのは狛犬ではないですか?でも、実はシーサーって犬じゃないんです!いったい何のでしょうか?今回はシーサーについてお話します。

沖縄といえばやっぱり「シーサー」

沖縄を旅行すると、いろいろな場所でシーサーに出会います。
可愛いものからちょっぴり怖いものまで、いろんなタイプのシーサーがあります。
魔除けや縁起かつぎということは聞きますが、本当はどんなものなのでしょう?
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シーサーは何のために置かれているのでしょうか。1つは魔物(マジムン)が入ってこないようにという「魔除け」。そして、火事から家やムラ(村落)を守ってくれる「火事防止」。それから流行り病が家やムラに入ってこないように守っている「悪疫返し(フーチゲーシ)」の意味があるんですよ。沖縄に伝わったころは、王様の墓・神社などに置かれました。その後、八重瀬(やえせ)町の富盛(ともり)に火伏せのために石製の大きな獅子が置かれ、それから各地のムラにムラ獅子が置かれるようになりました。明治時代になると庶民への赤瓦禁止の法が解かれ、お金持ちは赤瓦へと屋根を葺き替えました。その際に屋根の上に獅子を置く家が増えていったのです。戦後、赤瓦葺きの家が少なくなり、コンクリートの住宅が多くなると、シーサーは門の柱へ置かれるようになりました。そして現在ではキーホルダーや焼物などいろいろな所で見かけるようになったのです。

シーサーって本当はなんの動物?

シーサーは神社などによくいる狛犬と同じように考えられていますが、
実はシーサーは犬ではなく獅子なのです。
シーサーには狛犬とはまた違った歴史があるんですよ。

犬ではなく、ライオンなんです

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シーサーの名前の由来は、沖縄の方言で「獅子」のことを意味していて「家の守り神」「魔除け」「福を呼ぶ縁起物」 として大事にされていて、屋根や門柱、玄関、村落の高台などにシーサーを置いている習慣が今でも伝わっています。 シーサーは、沖縄県などでみられる伝説の獣の像で、家や人、村に災難が起きないようにと魔除けの意味を表わしていて 、屋根の上に置かれるシーサーの名前は「獅子(しし)」で、もともとはサンスクリット語のライオン、シンハー を沖縄の方言で発音したもので、八重山諸島ではシーシーともいうそうです。 スフィンクスや中国の石獅 日本の狛犬などと同じ感じで、もとは古代オリエントのライオンと伝えられています。

災難を防いでくれる強い味方

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一部では犬ともいわれているそうですが、沖縄に関係の深かった中国や南方からの影響があって、やっぱり獅子だ!と断言する 人のほうが多いそうです。 シーサーの誕生は『球陽』によると1689年ごろで、当時火事や災難が頻繁に起こっていて住民たちも困り果てていた時に 風水師に助けを求めると「災難の原因は八重瀬岳のせいだ!すぐにでも獅子の像をつくってその山に向けて置いてみなさい」 といわれ実行してみると見事に災難は起こらなくなったという伝えがあるそうです。 びっくりなのがこの時のシーサーは今も存在しているそうです。
シーサー→シンハー→百獣の王と考えると、やはり火事や災難も防いでくれそうです。

しかし狛犬説も根強い

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一説には、シーサーは狛犬と同じなので、カップルであり、オスとメスがあるとも言われています。
口を開いている閉じている、という違いもあるそうですが・・・。
シーサーが2頭1対で置かれるようになったのは内地の神社の狛犬の影響で、元々は1頭だけで置かれていました。
現在でも離島や古い民家の屋根には1頭だけのシーサーが見られます。

そしてシーサーに雄雌はありません。
2頭で置かれるようになってから口を開いているのが雄だ、いや雌だと言われるようになりましたが、元々性別がないのです。

シーサーの置き方の基本は、シーサーを正面から見て右がオス。口を開いているもの。
左にメス。口を閉じているものをおきます。
これって、狛犬の「阿吽」と似ていますね。

シーサーは屋根の上が定位置

シーサーには「漆喰シーサー」と「焼き物のシーサー」があり、
漆喰製のシーサーは屋根に設置するものみたいです。
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権威の象徴や王宮での守護神であった獅子が村落へ普及し、また当時禁止されていた民家の赤瓦使用が、1889(明治22)年に解禁されると共に屋根獅子として守り神シーサーが、全県へ
赤瓦と共に普及しました。

昔のしまんちゅは、頑張って働いて稼いだら赤瓦屋根にしーし(シーサー)を載せる。これが男の美学でした。

なぜなら、明治22年までは、それまで士族階級にしか許されなかった赤瓦屋根があるからです。

屋根獅子には、焼物製と漆喰製があり、漆喰シーサーの方は一見恐ろしげだがよく見るとユーモラスな顔をしているモノもあります。漆喰シーサーは屋根職人が瓦を葺き、余った漆喰で「除災招福」を願って「おまけ」として創った事から始まりです。(注:漆喰とは瓦の接着剤の様なものです。)
シーサーは当初、城門・寺社・王陵・集落の入口などに置かれていましたが、現在のように各戸の屋根の上に置かれるようになったのは、庶民にも瓦葺き屋根が許されるようになった明治以降のことで、これより屋根に獅子を据えて魔よけとする風習が一般に広まっていったようです。
竹富島の方々にとって一番大事なのはご先祖様。
一番大事なものを守ってもらうために、仏間の上にあたる屋根部分にシーサーを置くんですって。シーサーはご先祖様を守るための大切な守り神だったんですねぇ〜。
竹富島では仏間の上の屋根というのが定位置だそうです。
戦後、木造住宅に代わりコンクリート住宅が普及していき、焼き物のシーサーが主流を占めていて漆喰シーサーはなくなってしまうのではないかと言われたりもしましたが、ここへきて再び漆喰シーサーが注目されるようになってきました。

シーサーって結構奥深い

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シーサーは沖縄のお土産グッズとしても有名なので、
最近流行りのゆるきゃら的に思っている人もいるようですが、
実は歴史の深い由緒正しい沖縄の守り神だったのですね。

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