新選組と非常にゆかりの深い事で知られる壬生寺、その歴史と観光するのに欠かせないアクセス方法や拝観時間、料金などをまとめてみました。気になるお守りの種類や、壬生狂言が鑑賞できる節分会についても書いています。
もくじ
壬生寺の歴史
via ja.wikipedia.org
園城寺(三井寺)の僧快賢が、991年(正暦2年)に自身の母のために建立したとされる。京都では珍しい律宗(総本山は奈良・唐招提寺)寺院である。
千年以上も前に建てられた由緒あるお寺です。
江戸時代にはあの新選組のゆかりの地にもなった
via pixabay.com
新選組は文久3年(1863) 3月に、ここ壬生の地において結成された。東門前の坊城通りには、その当時、八木邸、前川邸、南部邸の3箇所が屯所と定められ、今も八木邸と前川邸が残っている。
かつては壬生寺境内は新選組の兵法調練場に使われ、武芸や大砲の訓練が行こなわれたという。
この事から新選組の事を「壬生浪士」と呼ぶようになりました。
壬生寺には壬生塚と呼ばれる、新選組隊士のお墓もあり、非常にゆかりのある場所です。
京都駅から壬生寺へのアクセス方法
壬生寺は駐車場が少ないため
車で行く場合には周辺のコインパーキングを利用するのが良いですが、
道が狭いのでなるべく公共機関を利用した方が良いでしょう。
京都駅からのアクセス手段をいくつかまとめてみました。
車で行く場合には周辺のコインパーキングを利用するのが良いですが、
道が狭いのでなるべく公共機関を利用した方が良いでしょう。
京都駅からのアクセス手段をいくつかまとめてみました。
バス
乗り換えの必要もなく壬生寺道前で降りればいいのでとても分かりやすいです。
ただ京都市内は非常に道路が混雑するため、バスは普段からほとんどダイヤ通りに動きません。特に桜や紅葉のシーズンになると、バスが交通渋滞で30分以上も同じところから進んでいないなんてこともあります…。
バスで行く際には時間に余裕をもってプランを立てた方が良いですね。
電車
JR京都駅の33番線から発JR嵯峨野線・園部行きに乗り、
次駅の丹波口駅で下車します。
電車はほぼ運行時間に狂いがありませんので、綿密なスケジュールプランにはこちらの方がおススメです。
タクシー
料金は電車やバスより掛かりますが目的地まで歩く必要がありません。
荷物が多い時や天候の悪い時は便利な手段ですね。
荷物が多い時や天候の悪い時は便利な手段ですね。
徒歩や自転車
時間はかかりますが京都の街並みを散策しながら向かうのも楽しみの一つです。
駅周辺にはレンタル自転車屋さんがあります。
また、寄り道が出来るのも大きなメリットです。
駅周辺にはレンタル自転車屋さんがあります。
また、寄り道が出来るのも大きなメリットです。
参拝料金や参拝時間は?
via www.mibudera.com
参拝時間
開門時間は8時~17時ですが
壬生塚及び資料室やお守りなどの開所は8時30分~16時30分、
御朱印の受付は9時~ですので、
9時~16時の間に訪れれば待ち時間なしで一通り回ることが出来ます。
壬生塚及び資料室やお守りなどの開所は8時30分~16時30分、
御朱印の受付は9時~ですので、
9時~16時の間に訪れれば待ち時間なしで一通り回ることが出来ます。
参拝料金
境内は無料ですが、壬生塚の参拝料100円、資料室に入る場合は大人200円、小学生以上100円が必要です。
壬生寺のお守り
厄除けが有名なお寺ですので、あらゆる災難や困難、病気の身代わりになってくれる身代わり御守りや厄除けのお札、開運起き上がりダルマなどが売られています。
「どうかこの御守を身近にお持ちになって、ご自身も精進なされば、ご本尊があらゆる困難災難病気より、身代りとなってお守り下さいます。」
と裏に記載されていましたので、精進しようと思います。
壬生寺に行くならぜひ節分会に行ってみよう!
壬生寺の節分会は白河天皇の発願によって始められたといわれます。
天皇に請われて始まるなんて、すごいですよね。
何故壬生寺なのかというと、壬生寺は御所から向かって
裏鬼門(南西)にあるからだそうです。鬼の通る裏道である鬼門を、お祭りで封じてしまうんですね。
ちなみに表鬼門にあたるのは吉田神社で、
こちらも盛大な節分祭が行われているそうです。
陰陽師に通じる考えですね、さすが京都です!
壬生寺と言えば、もう1つ忘れてはならないのが壬生大念佛狂言(※)。
(※重要無形民俗文化財に指定されています)壬生狂言とも呼ばれ、円覚上人により創始されました。
特徴は、仮面をつけて一切のセリフを用いずに演じられる無言劇である事です。
この壬生狂言は、春・秋そして節分に公開されます。そう、節分の日、新撰組の隊士達が楽しんだ壬生狂言が観賞出来るのです。
新選組隊士たちも楽しんだ狂言を見ることが出来るなんて、ちょっとしたタイムスリップみたいですね。
壬生狂言の拝観はなんと無料で一日に何度も上演されるので、ぜひ拝観してみてはいかがでしょうか。
壬生狂言の拝観はなんと無料で一日に何度も上演されるので、ぜひ拝観してみてはいかがでしょうか。