春のお彼岸(春彼岸)とは?いつからいつまで?お墓参りのやり方・お供え・マナーまで完全ガイド

 

最終更新日:2026年1月20日

春のお彼岸(春彼岸/はるひがん)は、一般に春分の日を「中日(ちゅうにち)」として、その前後3日を合わせた7日間に行われる仏教行事(彼岸会/ひがんえ)です。
この時期は、お墓参りや仏壇のお手入れなどを通じて、ご先祖さまを偲び、感謝を伝える「季節の区切り」として親しまれています。

ただし、お彼岸の過ごし方は家庭・地域・宗派・お寺によって違いがあります。この記事では、初心者が迷いにくい「よくある基本形」を、失礼になりにくい形で整理します。

この記事の要点

  • 春彼岸は春分の日を中日にした7日間(年によって日程が変わる)
  • 「お彼岸」は「彼岸会(ひがんえ)」の親しみある呼び方(内容は同じ)
  • やることは大きくお墓参り/仏壇の供養/家族の区切りの3つ。全部やらなくてもOK
  • お供え(花・線香・おはぎ等)は無理なく、衛生・安全優先
  • 行けない年は、手を合わせる・掃除する・連絡するなど「できる形」で十分

春のお彼岸はいつ?(期間の決まり方)

春彼岸は、春分の日(中日)を中心に、前後3日ずつを合わせた7日間が目安です。
そのため、春分の日が何日になるかで、春彼岸の日程も毎年変わります。

2026年(令和8年)の春彼岸はいつ?

2026年は春分の日が3月20日なので、春彼岸は3月17日〜3月23日が目安になります。

呼び方 日付(2026年) 意味
彼岸入り 3月17日(火) お彼岸の初日
中日(春分の日) 3月20日(金・祝) お彼岸の中心日(目安日)
彼岸明け 3月23日(月) お彼岸の最終日

※日程は「春分の日(中日)+前後3日」で考えるのが基本です。正確な日付は毎年の公式カレンダーで確認してください。

そもそも「お彼岸」とは?(意味を一言で)

「彼岸(ひがん)」は仏教の言葉で、迷いや苦しみの多いこの世(此岸/しがん)に対し、苦しみを離れた平安の境地(彼岸)を指すと説明されます。
その仏教思想と、日本の先祖供養の習慣が結びつき、春分・秋分の時期に供養を行う行事として定着した、と説明されることが多いです。

春彼岸に「やること」チェックリスト(家庭で無理なく)

全部やらなくて大丈夫です。家庭の事情に合わせて、できるものだけ選べば十分です。

  • お墓参り(掃除・お供え・手を合わせる)
  • 仏壇・仏具のお手入れ(埃を払う、花を替える、線香をあげる)
  • 家族の区切り(親族に連絡する/思い出話をする/写真に手を合わせる)
  • できる範囲の善行(後述の「六波羅蜜」をヒントにしてもOK)

お墓参りの基本(手順とマナー)

持ち物(あると安心)

  • お花(墓花)
  • 線香・ろうそく(必要な場所のみ)/ライター
  • 掃除道具(たわし、布、ゴミ袋、軍手など)
  • お供え(少量でOK)

当日の流れ(迷ったらこれ)

  1. 墓前で一礼し、まずは周囲に配慮して静かに準備
  2. 掃除(枯れ葉や砂を整え、花立て・水鉢などを軽く清掃)
  3. お花・水を供える
  4. 線香(許可されている場合)をあげ、手を合わせる
  5. 片付け(ゴミは持ち帰る/火の始末を確認)

よくある注意点(トラブル予防)

  • 他のお墓に水がかからないよう配慮する
  • お供え物(食べ物・飲み物)は、衛生面や動物被害の観点から置きっぱなしにしないほうが安全
  • 火気(線香・ろうそく)は風の日や乾燥時に注意し、火の始末を徹底
  • 霊園・寺院墓地のルール(供物、線香の扱い、開門時間など)があれば最優先

お供えは何が定番?(おはぎ/ぼたもち・花・線香)

お供えは「気持ち」を形にするものなので、豪華さよりも丁寧さと無理のなさが大切です。

  • お花:季節の花でOK(香りが強すぎないものが好まれることも)
  • 線香:寺院・墓地の案内があればそれに従う
  • おはぎ/ぼたもち:春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」と呼び分ける説明がよくあります(家庭ではどちらでも問題ありません)

※食べ物を供える場合は、置きっぱなしにせず、参拝後に持ち帰る運用が安心です(霊園ルールがある場合はそれに従ってください)。

お彼岸の「7日間」をどう過ごす?(六波羅蜜の“現代版”)

お彼岸は先祖供養だけでなく、仏教では「彼岸(悟りの境地)」に近づくための実践の期間と説明されることがあります。
その考え方として、六波羅蜜(ろくはらみつ)(6つの実践)を意識する、という説明もあります。

難しく考えず、春彼岸の7日間を「心を整える週間」にするなら、次のような“現代版”が取り入れやすいです。

  • 布施(ふせ):席を譲る、手伝う、寄付する、感謝を言葉にする
  • 持戒(じかい):ルールを守る、約束を守る、生活リズムを整える
  • 忍辱(にんにく):感情的な反応を一度止める、相手の立場を想像する
  • 精進(しょうじん):やるべきことを小さく続ける(5分でもOK)
  • 禅定(ぜんじょう):スマホを置く、深呼吸する、静かに手を合わせる
  • 智慧(ちえ):衝動で決めない、振り返って改善する

お彼岸とお盆の違い(よくある混同)

  • お彼岸:春分・秋分の時期(年2回)。区切りとして供養・仏教実践を意識する、と説明されることが多い
  • お盆:夏(地域により7月/8月)。先祖を迎えて送る行事として語られることが多い

よくある質問(FAQ)

Q. 中日に行けない…お墓参りはいつ行くのが正解?

A. 中日は目安です。春彼岸の期間内で、家族や霊園の都合に合わせて無理のない日で大丈夫です。

Q. お寺で「彼岸会」がある場合、参加したほうがいい?

A. 参加は必須ではありませんが、機会が合えば良い区切りになります。受付方法や時間は寺院ごとに違うので、掲示や公式案内を確認してください。

Q. お墓が遠くて行けない年はどうする?

A. 無理をしないのが正解です。自宅で手を合わせる、仏壇や写真の前を整える、親族に連絡するなど、できる形で十分です。

関連記事(縁起物百科)

参考資料(一次情報・公式)

ピックアップ記事

  1. 最終更新日:2026年1月20日厄年(やくどし)は、人生の中で体力・家庭環境・社会的な立場な…
  2. 最終更新日:2026年1月20日「縁起物(えんぎもの)」は、運やご縁にまつわる“良い兆し”を…
  3. 最終更新日:2026年1月20日春のお彼岸(春彼岸/はるひがん)は、一般に春分の日を「中日(…
縁起物百科事典公式インスタグラム マリッジカミング
法隆寺
PAGE TOP