縁日などでよく見かける金魚。見た目がカラフルで可愛いことから、お家で育てている人も多くいます。そんな金魚は昔から縁起の良い生き物として考えられていました。特に金運に効果がある生き物として、大変重宝されています。その理由や金魚の選び方、そして飼い方までを紹介します。
もくじ
金魚が金運になる理由って?
金魚には金運の効果があるという事実は、あまり知られていません。ですが、実は古くから金魚は金運の縁起物として大変重宝されていたのです。
そこには、昔からの理由がありました。その理由について紹介します。
中国の呼び方「チンユイ」が由来と言われている
中国では金魚は「チンユイ」と呼ばれています。「金魚」と書いて「チンユイ」と読むのです。
ただ、この「チンユイ」は「お金が余る」という言葉を意味する「金余」も、このような発音をします。漢字は違いますが、読み方が大変似ているのです。
お金が余ることを意味する「チンユイ」と、「金魚」を意味する「チンユイ」の発音が大変似ていることから、「金余=金魚」という考え方が生まれ、金運の縁起物として大切にされてきました。
中国では、お金持ちの多くは金魚を飼っているそうです。更に金運をアップして貯蓄を増やしたいという願いが込められているのです。
金魚鉢にも金運アップの効果あり
金魚を自宅で飼う際には、金魚鉢に入れて飼います。この金魚鉢にも金運アップの効果があります。
金魚鉢には必ず水を入れますよね。風水では「水」は、金運をもたらす効果があると考えられています。特に人が多く集まるところに、水を溜めた入れ物を置いておくと、お金が貯まりやすくなるのだとか。
金魚鉢に水を入れることでお金が貯まりやすくなり、その金魚鉢に金魚を入れておくとお金の動きが良くなってますます金運がアップする、という考えがあるのです。
また、金魚が入った金魚鉢は人が集まる部屋に置かれることが多いと言えます。人が集まるところに金運に強い金魚が入った金魚鉢を置くことで、ますます金運がアップするということなのです。
金運アップのための金魚の色と数は?
金運に大変効果がある金魚ですが、たくさん飼えばより金運アップの効果が高まる、というわけではありません。
金魚の金運は風水に近いものがありますから、風水に大きな影響を及ぼす数も重要です。
また、金魚の色も風水に大変重要な意味があります。
金運をアップさせるために良い金魚の数と色について紹介します。
金魚の数は1・6・7
金魚の数は1匹、6匹、7匹が最も良いとされています。この数字は、風水が関係しています。
風水のもととなっている陰陽五行説では「1」は水を表します。水は気の流れを良くし、幸運をもたらしてくれます。お金は循環させることで、お金に宿る気が高まり、金運がアップすると考えられています。
このことから、金魚を飼う際には1匹が良いとされているのです。
また、6と7も風水のもとになっている陰陽五行説では、「金」を表すので、大変良い数字とされています。風水での「金」は、現実の世界ではお金を意味しています。金魚を6匹、または7匹飼うことで、ますます金運がアップするということです。
ただし、金魚を6匹も7匹も買うと、それだけ大きな水槽が必要になります。水槽はあまり大きすぎると水の量が多すぎて、金運には逆効果になってしまうこともあります。
金運アップを目的に金魚を飼う際には、1匹飼いの方が金魚鉢が小さくて済むので良いでしょう。
金魚の色は白か黒
縁日などで売られている金魚の多くは赤ですよね。ですが、金運アップを目的に金魚を飼う時には、赤い金魚はタブーとされています。赤は風水では火を意味し、お金を燃やすという意味から金運とは相性が悪いのです。
金運アップを目的に金魚を飼う場合には、白か黒の金魚を飼うのが良いでしょう。
「白」は風水では「金」を表します。風水での「金」は、現実でのお金を意味していますから、金運アップには大変縁起が良い色になります。
白い金魚はうろこがあるのでキラキラ輝きます。お金は輝くものに集まると言われているので、白い金魚は金運にとっては大変縁起が良いのです。
黒い金魚も金運アップに最高です。「黒」は風水では「水」を表すからです。水で悪運を浄化するとともに、お金の流れをスムーズにするという意味もあります。綺麗なお金がたくさん巡ってくることで、更に金運が高まっていくのです。
金運アップを目的に金魚を飼う際の注意点
金運アップをしたいからと言って、ただ単に金魚を飼うだけでは充分な効果は得られません。
金魚の飼い方にも注意が必要なのです。
金運アップを目的に金魚を飼う際の注意点について解説します。
観葉植物をそばに置く
金魚鉢のそばに観葉植物を置きましょう。
金魚鉢に入っている水は、お金の流れをスムーズにするとともに、悪運を浄化する役目もあります。ですが、水は溜まるとよどむ為、エネルギーが溜まって悪くなってしまうという良くない影響もあります。
水が溜めてしまったエネルギーを浄化するために、観葉植物を置きましょう。木は滞ったエネルギーを浄化して流れをよくする力が宿っています。
金魚鉢の近くに観葉植物を置くことで、水の金運アップの効果がより高まるということです。
太陽の光が入る場所に置く
金魚鉢は水が入っています。水は暗い影になったところに置くとよどんでしまい、悪いエネルギーの溜まり場になってしまいます。
悪いエネルギーを浄化して良いエネルギーに変えるためには、太陽の力が大変効果的です。
金魚鉢は太陽の光が入る場所に置きましょう。ただし、直射日光が当たると金魚に悪い影響があります。カーテン越しなどのような間接的に太陽の光が入る場所に置いておくと良いでしょう。
リビングのような人が集まる部屋に置く
金魚鉢はリビングのような人が集まる部屋に置きましょう。
金運は人が運んできてくれます。金運アップを目的とした金魚鉢や金魚は、人が多く集まる場所に置くことで、その力が十二分に発揮されるのです。
人が集まる賑やかな場所に金魚が入った金魚鉢を置くことで金運アップをするエネルギーが活発になり、その効果がますます強く発揮されます。
金魚鉢の中にビー玉を入れておく
金魚鉢の中にビー玉を入れておくと、ビー玉がキラキラ輝いて美しくなります。
金運は明るい場所に引き寄せられると言われています。金魚鉢の中にビー玉を入れておくとビー玉が光るため、金運を引き寄せる力が強くなります。
ビー玉は透明のものや水色のものを選ぶと良いでしょう。
こまめに掃除する
金魚鉢は太陽の光が入る場所に置く為に、水や金魚鉢そのものが汚れやすくなります。
汚れてしまった金魚鉢や水はエネルギーの流れを滞らせ、金運も下げてしまいます。
金魚鉢はこまめに洗って清潔に保ちましょう。目に見えて汚れていなくても、1週間に1回は金魚鉢を洗って水を変えてあげてください。
金魚が飼えない人は絵でも効果あり
仕事が忙しくて世話をしている暇がない、日当たりが悪いので金魚を育てる自信がない、などの理由で金魚が飼えない人もいるでしょう。
そんな時は金魚の絵を飾りましょう。金魚は生きている金魚だけでなく、絵画や写真にも金運アップの効果があるのです。
飾る時は明るくて人が多く集まる部屋に飾るようにしましょう。また、1週間に1回は掃除をして清潔に保ってください。
また、金魚の絵は金魚を飼う場合と同じで、赤はお金を燃やしてしまうので良くありません。金魚の絵を飾る時は、白や銀色や黒の金魚が描かれたものを飾りましょう。
まとめ
縁日などでよく見かける金魚には、金運アップの効果があります。ですが、縁日などでは赤い金魚が多く出回っていますが、これはタブーです。
白や黒の金魚はお店で多く売られています。金運アップ目的で金魚を飼う際には、赤い金魚は避けて白や黒の金魚を選ぶようにしてましょう。
また、金魚は生き物ですから大切に育ててあげてください。愛情を持って大切に育てることで、より金運アップの効果も高まりますよ。