【鶴は千年、亀は万年】かめは長寿や金運を期待できる縁起物!

 

 

浦島太郎にも出てくるかめですが、日本や中国で長寿を象徴するめでたい動物として尊ばれています。有名なのが「鶴は千年、亀は万年」ですよね。そのご利益はかなり大きいです。そんなかめについて今一度調査をしてみました。

縁起で有名「かめ」

縁起物としてはあまりにも有名なかめですが、そのめでたさは目を見張るほどです。
まずはかめについていろいろと調べてみました。
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中国では、亀は背中の上に「天地」を乗せて運ぶ生き物とたとえられています。つまり上側の甲羅はあたかも天のように円形にカーブしていて、下側の甲羅は地のように平らになっているからです。亀の甲羅が生まれつき球形になっている理由にはいろいろの説があるようですが、それはともかくとして、球形は宇宙からのエネルギーをより多く吸収しやすいと言われています。これが亀の持つ不思議な力(長寿や堅固な守り)の源になっているのかもしれませんね。
古くから「鶴は千年、亀は万年」と言われ、長寿の象徴、夫婦円満の象徴とされています。
中国の思想書「准南子説林訓」に記された伝説が元になっています。
また動作が鈍い事、守備が堅い事の象徴としても用いられたり、銭亀と言う種があることから印運の御利益があるとも言われています。

おとぎ話にも登場

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浦島太郎の話では龍宮城の使いとされていますが、古い中国では仙人が住む不老長寿の地として信じられた逢莱山の使いとされ、大変めでたい動物とされていたようです。
日本においても「亀は万年」と言われて、鶴とともに「長寿を象徴する吉祥の動物」とされ、めでたい生き物として尊ばれています。また、甲羅の紋様の六角形は吉兆を表す図形ともされています。
かめといえば龍宮城の使いで浦島太郎を海にいざなったり、
うさぎとかめの童話ではのろいけどちゃっかり勝ってしまう姿を思い出しますが、
背中の甲羅が吉兆を表すものというのはあまりなじみがありませんね。
特に中国でもかなり神聖な生き物とみなされているようです。
実はこの甲羅の吉兆から、結婚式の縁起物になったりするらしいですよ。

かめは金運アップの縁起物

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亀は長生きするので長寿や銭亀の種類があり金運の縁起物としても
扱われます。ゆっくり歩く姿も人間にゆったりとした安らぎを感じさせて
くれますね。
亀の云われ

「イシガメ」の小亀を俗称ゼニガメ(銭亀)と言われています。
それは、イシガメの甲羅の模様が、新寛永通宝一文銭に似ているからという云われが有ります。
また小亀の大きさや形が楕円形の天保通宝百文銭に似ているからという云われもあります。
そして亀の甲羅の模様は小判の原型とされていたとも云われています。
このように、俗称ではありますが実際に銭亀と言う種類が有る事や、昔の長者は瓶(カメ)に銭を貯め込んで、床の下に隠したと云われている事から、現在も金運の縁起物としても扱われています。

実は神聖なかめ

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神話・伝説の亀

湖北省博物館所蔵の玄武像
15世紀初期の作
カメは地域や民族によっては信仰の対象とされる。中国文明影響下の東アジア文化圏では、霊獣四神の一つとして玄武があり、北方を守護するとされた。脚の長い亀に蛇が巻き付いた形で描かれることが多いが、尾が蛇となっている場合もある。先述のように古代中国ではカメの甲羅を用いて神託の儀式を行っていた。『史記』中にも神聖な亀について一書がある。

金運や不老長寿のお恵みがあるようですね。
また、かめには信仰の対象だったりして、大いなるご利益の力が備わっているみたいです。
よく神社のおみくじに小さなかめのお守りが入っていたり、ストラップや根付が売っていたりします。
かめのキュートなお顔自体でも癒されますよね。
中にはかめをモチーフにしたピアスやブレスレットなど、普段身に着けていられるものもあるようです。
オブジェや置物、陶器の焼き物などをお部屋に飾ってもいいですし、
昔とは違ってデザインに凝っているアクセサリーを使用して、ご利益にあやかってみたいものですね。
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