【縁起の良い食材満載!】ひな祭りのごちそう【深い意味が】

 

 

女の子の節句、ひな祭り♡この日のために用意する、ちらし寿司や菱餅、ひなあられなどの特別なごちそうたちには、両親の深い愛情が込められているのをご存じですか?今回は、それらの食材に込められた意味をまとめています。知識を得た上で味わえば、もっと美味しく頂けますよ♡

もくじ

娘の健康を願う、両親の愛情たっぷり♡

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年中行事が行われる時は、季節の変わり目で、
体調を崩しやすい時期でもあります。

旬の食材が使われる行事食で、栄養を付けて、
季節の変わり目を、元気で健康な体で、
乗り越える目的があります。

しかし、女の子のお祭りのひな祭りでは、
栄養が良いだけでは不十分です。

見た目の華やかさも必要ですよね。

しかも、華やかさだけではなく、ひな祭りに並ぶ料理には、
娘の成長と幸せを願う、親の愛情たっぷりで、
縁起の良い意味が込められています。

ひな祭りの起源は、古代中国にまで遡ると言われています。
日本においても、平安時代には既に貴族の子女のお遊び道具のひとつとして
雛人形は存在したとされていますから、非常に古い歴史がある行事のひとつです。
現代のように、簡単に食材が手に入るわけではなかったですし、医療も発展していない時代。
ひな祭りを祝うごちそうには、子供の健康を守ろうとする親心が込められていました。
そして更に、女の子だから見た目も可愛らしい物をと、工夫されてきた食材が、現代にまで伝わっています。
家族の健康に感謝しながら、大切に味わいたいですね。

ちらし寿司

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ひな祭りにちらし寿司を食べる由来については諸説あるようですが、平安時代より桃の節句には現在のお寿司の起源とも言われている「なれ寿司」に、エビや菜の花を載せて彩をよくして食べられていたようです。それが現代に受け継がれていくうちによい豪華でより見栄えのするものを求めるようになり、ちらし寿司へと変化していったと言われています。ちなみに、ちらし寿司に載っている具材にもそれぞれに意味があります。例えば、エビには「腰が曲がるまで長生きできますように」レンコンには「先が見通せるように」豆には「健康でマメに働く」といった具合です。
ちらし寿司に使われる食材は、縁起の良い物ばかり!
近年では、ケーキのようにデコレーションして、更に豪華に、可愛らしくする場合も♡
錦糸卵や桜でんぶ、サーモン、アボカドなど、鮮やかな色彩の食材を用意して、
お子様と一緒にデコレーションするのも楽しいですね♪

はまぐりのお吸い物

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はまぐりは、平安時代には「貝合わせ」遊びなどで知られ、ひな祭りの代表的な食べ物です。はまぐりの貝殻は、対になっている貝殻でなければぴったりと合いません。このことから、仲の良い夫婦を表し、一生一人の人と添い遂げるようにという願いが込められた縁起物です。
対になっている貝以外は、絶対にピッタリ合わないという特徴を持つはまぐり。
良いお相手と巡り合い、一生幸せに暮らせますようにという意味があるとのこと。
女性が一人では生きていけなかった時代、伴侶選びは今よりもずっと重要だったのでしょうね。

菱餅

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菱餅に使われている3つの色には
諸説ありますが、それぞれに意味があります。

主なものをまとめると
•緑…長寿や健康、草萌える大地
•白…清浄、純白の雪
•ピンク…魔除け、桃の花

となり、3色合わせての意味合いは

「春近い季節、
雪の下には緑の草が息づき始め、
溶け掛かった雪の残る大地には、
桃の花が芽吹く」

という、とても風情のあるものです。

緑色のお餅にはヨモギが、白いお餅にはヒシの実が、
そして桃色のお餅にはクチナシがそれぞれ使われていたと言われています。
これらには、増血や解毒、血圧を下げる作用があるとされ、
縁起を担ぐだけでなく、成長していく娘の健康を願う気持ちも込められた、目にも美味しいお餅です。
菱形のデザインにも厄除けの効果があるとされており、
角から食べ始め、菱形を丸くしていくことで、角を立てずに穏やかに過ごせるという意味も持っています。

ひなあられ

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ひなあられはもともと
「ひなの国見せ」という雛人形を持って野山や海辺へ出かけて、
お雛様に春の景色を見せてあげるという風習からきています。

その際に、ごちそうと一緒に持って行ったお菓子がひなあられなんです。

ひなあられは、
ひな祭りに欠かすことのできない菱餅を外で食べることができるように、
砕いて揚げたものだとされています。

縁起の良さと親心がたっぷり詰まった菱餅にひと手間加えた物が、
ひなあられの起源とされています。
特別なおやつを持って、お雛様と一緒に野山へ出かけ、
春の景色を眺めるなんて、とても贅沢で風流ですね!
貴族のお姫様気分で、マネしてみたい♡

白酒

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白酒というのは元来、中国から運ばれた「桃香酒」という

お酒のことを指していました。

時が経つにつれて白酒と名前が変わっていったのです。

桃香酒=桃の香りのお酒

と書くように、桃の匂いが特徴だったそうで、

さらに桃というのは長生きの象徴でもありました。

白酒(桃香酒)を桃の節句に飲むようになったきっかけは、

白酒に厄除けの効果があったからです。

言い伝えでは、

大蛇が宿ってしまった女性が3月3日に白酒を飲めば、

胎内の大蛇を流産させることが出来ると事を聞いて、

胎内に悪い子が宿らないように、白酒を飲むようになった。

とあります。

そのため3月3日には長寿を祝うため、厄払いのために

白酒を飲んだのです。

桃は、「百歳」に通じることから、語呂合わせで縁起が良いとされてきました。
そんな桃の花を漬けたお酒が桃花酒。
ひな祭りは桃の節句とも言いますから、ぴったりのお酒ですよね!
ただ、白酒はアルコール度数が10%ほどと、ビールよりもずっと強いお酒です。
未成年者は飲めないので、現代では子供も飲める甘酒をお供えすることも多くなっています。
絵写経

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