“お箸”は縁起物なの!?お箸にまつわる「良いこと」「悪いこと」

 

 

箸が縁起物と聞くと「えー!?」と思う人もいるでしょう。日本人なら子供のころから慣れ親しんできた食事の時に使う道具のひとつでもある箸。実はこの箸には、縁起物としての意味や、タブーとされることが存在するのです。身近な箸の縁起物としての意味を知りましょう。

もくじ

“箸”が縁起物とされる理由

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縁起物としての箸は、『箸を使う=食べる物がある』ことから、「食べ物に困らない」という意味があるとされています。観光地には、お土産用に夫婦箸が売られていたり、最近ではエコな観点から古材を利用した箸なども人気があるそうです。

食べ物に困らないという考え方は、昔の考え方であり、今ではあまり食事に困る人もいないでしょう。それでも食事が生きていくために大切な要素であり、箸が深く関わってくることには違いありませんね。

日本人の食事風景には欠かせない箸の贈り物には、美味しいものがいつまでも食べられますようにという願いが込められているんです。

2本揃わないと意味がない箸は”仲の良い夫婦”の象徴

箸は2本で1セットです。
1本箸はお行儀が悪い事であり、基本的に箸は2本で1膳。
お箸のようにずっと離れる事がなく、仲良くいてねという思いを込めて両親に贈ると良いとされているのです。

縁起物の箸の意味「健康と長寿」

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縁起物としての箸は、食からくるイメージで「健康でいてください」「よく食べて長生きしてね」という気持ちが込められていることもあるのです。
ご高齢者への贈り物を探していると店員さんから箸を勧められることがありますね。それには、このような意味があることからなのでしょう。
箸が縁起物と知っているご高齢者には、贈り物として好まれることに関係しているんですね。

縁起の良い『八角』の箸

漢字で書くと8という数字は「八」。末広がり(未来が開けていく形で縁起が良いとされている)となっていて日本人に非常に好まれる数字です。箸の形には四角い物や丸い物もありますが、八角形の箸はとくに縁起物として喜ばれます。
ご両親やおじいちゃんおばあちゃんへの贈り物、どんなお箸にしようか悩んだら八角形の箸も良いのではないでしょうか。

「縁起が良くない」とされる箸もある?

七代将軍足利義勝は、お正月の宴の席で箸が折れるという体験をしました。その数日後、義勝は馬から落馬してしまいました。
このような故事から、箸が折れることは縁起が悪いことと言われることもあるようです。
毎日使う箸ですから、使っているうちに折れる事もあります。直してまで使うということはしなくて良いでしょう。
「今まで役に立ってくれてありがとう」という気持ちを込めて、処分すると良いですね。それでも、やはり縁起が悪いのは嫌だと思われるのであれば、地域の神社などで行われるお焚きあげの時に持参して、聖なる火で燃やしてもらい天に返してあげてはいかがでしょうか。

まとめ

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縁起物としての箸にまつわるお話をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
普段から毎日のように使う箸にも、このような意味があったのですね。縁起の良い贈り物に最適なお箸。お祝いの品を何にしようか迷った時は、このお話を思い出してみてくださいね。
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