ヨーロッパ伝説の妖精である「ノーム」は、森林の地中に隠れ住み大地を司る、小人の姿をしています。 手先が器用なノームは優れた細工品を作ります。そんなノーム、幸運・財運を呼ぶ小人として古くから親しまれてきました。
もくじ
ノームを知っていますか。
ノーム (妖精)
ノーム(英: Gnome)は、四大のうち、大地を司る精霊・妖精(elementals)(右図参照) 。 主に地中で生活しており、老人のような容貌をした小人。手先が器用で知性も高く、優れた細工品を作る。
「ノーム」は英語読み。語源はギリシア語の「ゲノーモス(Genômos, 地中に住むもの)」で、「グノーム(Gnom)」の女性形「グノーメ(Gnome)」が本来の読み。
ノーム
大地の中に隠れ住む妖精。パラケルススの四大精霊論では『土』を司る精霊とされる。 地中を自在に潜行でき、大地に隠された秘宝を護っているとされる。 とんがり帽子に炭鉱府のような格好で、髭を蓄えた老人の姿で描かれる。
絵本「ノーム」のご紹介。 翻訳者の一人はあの遠藤周作さん!
『秘密のノーム』
リーン・ポールトフリート/絵 ヴィル・ヒュイゲン/文
遠藤周作・山崎陽子・寺地伍一/訳 株式会社サンリオ発行作者のポールトフリートとヒュイゲンは、ノームの要請を受けて、つらい旅に出ます。 二人は、キノコとクリームの食事を食べ終わり、気がついてみるとノームにされてしまっていたのです。 ノームの特性である卓越した視力・すぐれた触覚・嗅覚・味覚・聴覚などを与えられ、ノームのとんがり帽子までかぶせてもらった二人が、シベリアの荒野を横断するのです。 この作品は『ノーム』第2巻ですが、第1巻を読んだ人もそうでない人も楽しめます。 オランダ人の画家ポールトフリートのみごとな挿絵や、遠藤周作のあとがきもおすすめです。
ノームの生態と歴史を詳細に描いた一巻目の『ノーム』、二人の著者が、ノームの招きをうけてノームの世界に足を踏み入れる『秘密のノーム』、どちらも根底には、 ノームの人間に対する深い愛、自然を破壊する人間への憤りや願いがこめられた長編だが、最後の一冊は、一人のノームだけについて語られた薄手の本だった。 ポールトフリートは、これから先、こんな風にいろいろな性格のノームを、一人ずつ取り上げていくつもりだったのだろうか。
「ノーム」が、幸運・財運を呼ぶと言われる理由は。
~あなたは、知っていますか?~
ノームの力が人間の7倍もあるってことを。
鼻は人間の10万倍も鋭いってことを。
お別れのあいさつは鼻と鼻をこすりあわせてするってことを。
そして、なぜか子供はかならず双子で生まれるんですって。彼ら(彼女ら)はとても賢く心優しい、老人の顔をした小人で、【地】の守護神でもあります。
ここでいうノームは15cmと、小さい体ながらも、力はなんと人間の7倍もあります。
知能指数はかなり高く、自然と動物たちをこよなく愛し、いつも助けています。
そしてこの地球の生態系を乱すことなく、常に自然と調和して生きています。
この本の中に、ノームが人間たちに言ったこんな言葉がありました。
~~~ ~~~ ~~~われわれすべてのふるさとは、宇宙であり 地球です。
われわれは、自分のふるさとにたいしては、つねに誠実です。
われわれと地球の関係は『調和』なのに、あなたがたの場合は「乱用」というものの上に成り立っていますね。
人類全体は、破壊することと奪うことしか知りません。
人間ときたら、世界を狂ったように走りまわり、たいていの場合、自然を犠牲にして生きているのですからね。
われわれは、過去の世界に安らぎを見い出し、その世界があたえてくれるものに満足しています。これは変わることのないものです。
Gnome(ノーム)ってご存知ですか?
Gnome は絵本や童話に存在する小人、地の精霊・妖精です。古い大きな木の根っこの下に住み、森の動物たちや植物を大切に愛し共存しています。 人間の7倍もの力を持ち、陽気で明るく、手先が器用でいろいろなものを作ることが出来るそうです。 たいへん知恵のあるノームは、仕事も遊びも熱心で、何より自然を愛し守りながら生きています。
優れた細工品を作り、金銀を蓄え、仕事も遊びも熱心です。
自然をこよなく愛し自然と調和して生きています。
これら多くの伝説から、幸運・財運を呼ぶ小人として親しまれてきたのですね。
また、ノームが人間たちに言ったことばは今の私たちの心に深く響きます。
「ノーム」は、ガーデンオーナメントとしても人気。
Garden Gnome – ガーデンノーム
*ガーデンノーム
最後にわが家の庭の守り神、ガーデンノームをご紹介。
ノームは地中の宝を守ると言われている地の精(小鬼)。
デズニ-の白雪姫やハリーポッターにも登場します。
そのため、ガーデンオーナメントとしても人気があります。子供の幼稚園の園庭にも三角帽子をかぶった小人たちのオーナメントが置いてありました。
とても可愛くて幼稚園の雰囲気にもぴったりでしたが、あれはノームだったのでしょうか。