お母さんに感謝の気持ちを伝える母の日。カーネーションを贈るのが一般的ですが、カーネーションを贈る事にはどんな由来や意味があるのでしょうか?また、カーネーション以外にも母の日に喜ばれそうな花をご紹介します.。
もくじ
母の日の由来は?
それは知っていても、母の日の由来を知らない方は多いのではないでしょうか?
母の日の由来を知って、さらに感謝の気持ちを伝えませんか?^^
●『由来1』:古代ギリシア時代
神々の母と言われていた、「母リーア」に感謝の意味を込めて春祭りをしたことが始まりという説。
●『由来2』:17世紀のイギリス
「マザーズ・サンデー」という日を、イースター(復活祭)の40日前の日曜日に定めて、出稼ぎ労働者に対し、母親と一緒に過ごせるように里帰りをさせていたという説。
【日本における「母の日」】
■1913年(大正2年)ごろ
キリスト教会・日曜学校などで「母の日」が始まる。
■1915年(大正4年)
青山学院教授だったアレキサンダー女史によって紹介され、キリスト教関係団体が中心となって広め始める。
■1931年(昭和6年)
皇太后の誕生日である3月6日を「母の日」とする。
■1937年(昭和12年)
森永製菓などが普及活動を展開し、全国的に広がり始める。
■1947年(昭和22年)
公式に5月の第2日曜日が「母の日」となる。
今のように5月の第二日曜日が母の日に決まったのは、昭和になってからだったのですね。
皇太后の誕生日が母の日の時代もあったなんておどろきです。
なぜカーネーションを贈るの?
1905年、アンナ・ジャービスという一人の女の子が、母の死を切っ掛けに「生きている間にお母さんに感謝の気持ちを伝える機会を設けるべきだ」と働きかけたのが始まりとされています。
この働きかけはアメリカ全土へと広がりを見せ、当時の大統領であったウィルソンの元にも届きます。
そしてウィルソン大統領は、1914年に「5月の第2日曜を母の日」として制定し、国民の祝日にしたのです。
また、アンナは祭壇に母の好きだった白のカーネーションを飾ったことから、お母さんが健在であれば赤いカーネーション、亡くなっている場合には白いカーネーションを飾るようになり、現代に続く「母の日にはカーネーションを贈る」習慣が生まれたと言われています。
なぜ日本では白いカーネーションは浸透しなかったの?
日本で母の日が普及した当初、カーネーションの色は、カーネーション赤2
アメリカ同様に、赤と白で区別していました。が・・・色で区別することで
気持ちが傷つく子供が居ることや
養母に育てられた子供の気持ちに配慮すべき。という声が出てきたのです。このことが引き金となり、
母の日には赤いカーネーションを贈る。
という風習が定着したのです
カーネーション以外の花を贈ってもいいの?
母の日にはカーネーション!っといっても
カーネーションが嫌いなお母さんもいることでしょう
そして、余りにも定番すぎるのを嫌う送り主もいるかもしれません何も風習に固執する必要はありません
母の日にカーネーションを贈る起源となったアンナが
カーネーションを参列者に贈ったのも
アンナのお母さんがカーネーションが大好きだったからでしただから、お母さんに好きな花があるのなら、その花を贈ればいいのです
ただ、亡くなっている方には白いカーネーションを贈ることは知りませんでした。
紅白のカーネーションにはそんな意味があったのですね・・・