縁起物のおみくじは引いたらどうすれば良い?正しい取り扱い方をご紹介!

 

神社やお寺に行ったとき、おみくじを引く人はかなりたくさんいます。大吉なら嬉しいですが、凶が出るとがっかりしてしまいますよね。ですが、実はおみくじにはそれぞれに大切な意味があるのです。そんな縁起物のおみくじの意味や正しい取り扱い方をご紹介しましょう。

もくじ

縁起物として知られているおみくじの意味

おみくじは、昔から日本では縁起物として多くの人たちに愛されてきました。現在でも、自分の運を調べるためにおみくじをする人がたくさんいます。

そんなおみくじにはとても大切な意味が込められています。どのような意味が込められているのか調べましたので、ご紹介しましょう。

人生の節目に必要なメッセージが込められている

縁起物のおみくじには人生の節目に必要なメッセージが込められています。

人生の節目ではたくさんの辛いことや困難なことが起こります。そのような嫌な出来事が続くと、多くの人たちは心が折れてしまい、挫折を味わうなんてこともあるでしょう。ですが、そのような時こそ、踏ん張って乗り越えることに意味があります。

おみくじではそのような人生の節目を上手に乗り越えるためのメッセージやヒントが記されています。それらの多くは、肩の力を抜いて流れに身を任せて歩んでいきましょうという内容です。必死になるのではなく、「そういうこともある」と考えて歩んでいくと人生の節目を難なく乗り越えることができますよ、というメッセージが込められているのです。

大吉が出たからと言って絶好調とは限らない

おみくじでは、大吉が出ると喜ぶ人が多くいます。ですが、大吉が出てからと言ってすべてがうまくいくということではありません。「大吉=絶好調」とは限らないのです。

大吉のおみくじの中身をよく読んでみてください。その中に記されているメッセージの多くは、「調子に乗っていると足元をすくわれる」という内容が記されています。どんな順調な人生でも感謝の気持ちや謙虚さを忘れてしまうと足元をすくわれ、運が逃げてしまうということです。

大吉が出たから今年一年安泰に過ごせる、と思ったら大間違いです。おみくじで良い運勢が出たらその分、自分の人生や言動に注意して歩んでいく必要があるという教訓が記されています。

凶や大凶は運が悪いという意味ではない

反対におみくじで凶や大凶が出ると、縁起が悪いとがっかりしてしまう人が多くいます。ですが、おみくじでの凶や大凶は悪いことを知らせているわけではありません。

それらの多くは、これからの人生をどのようなことに注意すれば幸せに過ごすことができるか、というメッセージが込められています。凶や大凶のおみくじの中身は、他のおみくじに比べて注意すべきことが明確に記されています。とてもわかりやすいメッセージになっているのですね。

おみくじでは凶や大凶の方がメッセージの内容が明確になっているため、幸運をつかみやすいことも多くあります。実際には大吉よりも良いメッセージが書かれていることがたくさんあるので、がっかりする必要はありません。

おみくじの正しい引き方

おみくじには正しい引き方というものがあります。おみくじは単なる縁起物の運試しではなく、神聖な儀式だからです。

おみくじの正しい引き方について調べましたので、ご紹介しましょう。

①神社の手水舎で口と両手を清める

まず神社やお寺に行ったら、手水舎で口と両手を清めましょう。

神社やお寺は大変神聖な場所です。おみくじも神聖な儀式ですから、まずはけがれを落として身を清めることが大切です。

②本殿へ参拝する

次に本殿へ参拝しましょう。

まっすぐおみくじをしに行ってしまう人がいますが、これはよくありません。神社やお寺は神様の場所です。その場所へ足を踏み入れたら、まずはそこに祀られている神様にご挨拶する必要があります。

③おみくじを引く前に数回深呼吸をする

おみくじを引く前に数回深呼吸をしましょう。

おみくじはあくまで神聖な儀式です。心を静めることで、より自分に必要なメッセージを明確に受け取ることができます。心を穏やかにするために深呼吸を数回しましょう。

また、神様の場所である境内で深呼吸をすることで、神様からのパワーも同時に受け取ることができます。おみくじに意味もより明確に理解できるようになりますから、深呼吸をすることを忘れないでくださいね。

④「今の私に必要なメッセージをお送りください」と祈りながら引く

「今の私に必要なメッセージをお送りください』と祈りながらおみくじを引きましょう。

おみくじは縁起物の運試しではありません。あなたに一番必要なメッセージが書かれている神聖な儀式です。神妙な気持ちでそのメッセージを受け取るためにも、「自分にとって今一番必要なメッセージを送って欲しい」と願いましょう。

おみくじの有効期限は?

おみくじの有効期限はありません。基本的には、「そろそろ手放しても良いかな」と思ったときがおみくじを手放す時期です。

おみくじに書かれているメッセージにももちろん起源はありません。あなたが次に「おみくじを引いてみようかな」と思うときまで、そのメッセージの効果は続いています。

おみくじの取り扱い方

おみくじには取り扱い方というものがあります。

その取扱い方についてご紹介しましょう。

持ち帰っても括り付けてもどちらでも良い

おみくじは持ち帰っても括り付けてもどちらでも良い、とされています。

おみくじが大吉なら持ち帰り、凶や大凶なら境内に括り付けておくということをする人がいます。ですが、実際には大吉でも括り付けておいても良いですし、凶や大凶のおみくじを持ち帰ったとしても悪いことが起こるということはありません。

おみくじは運試しの縁起物ではなく、あなたに一番必要なメッセージが書かれています。そのメッセージをことあるごとに思い出すために持ち帰るということをしても良いのです。

括り付ける場合は決められた場所に括り付けること

もしおみくじを括り付ける場合は、境内のどこにでも括り付けて良いというわけではありません。何故なら、括り付けられたおみくじはある程度溜まると集められて供養されるからです。

おみくじにはその人の願いも込められています。その願いが天に届くようにという意味を込めて、ある程度溜まると他のお守りや破魔矢などと一緒にお焚き上げをしてくださいます。そのようにしてご利益が頂けるようにしてくださっているのです。

境内のあちらこちらにおみくじを括り付けてしまうと、回収漏れなどが起こってお焚き上げに間に合わないなんてことが起こる可能性があります。多くの場合は括り付けて良い場所が決められていますから、そこに括り付けるようにしましょう。

持ち歩く場合は汚れないように大切にする

持ち歩く場合は汚れないように大切にすることが大切です。

お財布やパスケースなどに入れて持ち歩く人がいますが、そのままではおみくじが汚れてしまいます。真っ白の紙に包んだり、ラップに包んだりして汚れないようにして持ち歩くと良いでしょう。

まとめ

おみくじは多くの人たちが運試しの縁起物として行ないます。ですが、実際にはその時一番大切なメッセージを届けてくれる神聖な儀式なのです。

もしおみくじをする場合は運試しではなく、神妙な気持ちで行なってみてください。すると人生をより明るくする方法がわかるかもしれませんよ。

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