カエルの置き物、おみやげ屋さんなどでよく見かけますよね。カエルはなぜ縁起物と言われているのか、また人はなぜカエルに惹かれるのかまとめてみました。そんなカエルの魅力と、おすすめのパワースポットをご紹介します。
もくじ
カエルが縁起物になった理由
カエルが縁起物になった理由は諸説ありますが、この部分では体の部位にちなんだ縁起について挙げます。①「口」:火の災いを飲み込み「火災予防」
②「皮膚」:保護色のため「災難を避ける」
③ 「腹」:へそがないので「落雷予防」
④「後足」:強固な足で「飛躍前進」
⑤「前足」:しっかり構えた足は「威風堂々」
カエルは『古事記』に登場します。
『古事記』お話の抜粋です。大国主命が出雲國(島根県東部)美保ノ崎(美保関)で、ガガ芋の小さな舟に小さな神が乗ってやってくるのを見ました。
大国主命は気になり「なに者だろう」と、供のものに聞いたけれど誰にもわかりません。
多爾具久(たにぐく)が進み出て、「きっと久延毘古(くえびこ)が知っているだろう」と言いました。
久延毘古は「少名毘古那神(すくなびこなのかみ)である」と答えました。
大国主命は少名毘古那神と兄弟の契りを結び、力を合わせ国造りをし、出雲國をますます豊かで大きく広げていきました。
このように、カエルは古来より神の使者だったんですね。
おすすめスポット
水木しげるロードのたにぐく
水宮神社
東武東上線みずほ台駅東口下車
そこから徒歩18分です。
狛犬さまならぬ狛蛙さまがおられます!
「旅先から無事かえる」「失くし物がかえる」
「若がえる」などとかけられ、
今も願をかけにお参りされる人が絶えません。
むかしむかし、この地に、人間のように立って歩きたいと願うカエルがいました。
カエルは熱心に願をかけ、二本足で歩けるよう祈りました。すると、カエルは願いが叶い歩けるようになったのです。
ところが、何かおかしい・・・・・・
立ってしまうとカエルの目は後ろになってしまうのです。
目が後ろだとうまく歩くことができません。カエルはもう一度願をかけ、元に戻れるよう祈りました。
「立って歩きたい」「やっぱり元に戻してほしい」・・・・・・
ころころ心が変わるカエルに神様は怒ったのか、簡単には許してくれませんでした。
カエルが困り果てたころ、大日如来(不動明王)様が元に戻してくださいました。
元に戻ったカエルは二度と立って歩きたいとは思いませんでした。
ミニチュアの狛蛙さまを販売されているそうですよ。
かえる寺(如意輪寺)
縁起物のある暮らし
縁起物は、運を呼び、幸せをもたらす心のお守りです。
決意や目標をもったときに心の余裕となって守ってくれます。カエルは日本語で「変える」「返る」「帰る」という言葉と同じ発音で読みます。
旅行や仕事で遠方に出かける人に「無事カエル」ようにと手渡したり、病院へお見舞に行ったとき、健康を損なった人に病状が良くなるようにと願って福かえるを渡したります。さらに、福かえるを財布に入れておくと、出したお金がまた返ってくるというご利益があるといわれています。
願いが叶うと信じ持つこと、大切にすること、そして自身が努力すれば願いは必ず叶います。
ぜひあなたもカエルの縁起物グッズを購入してみませんか?