ポインセチアを見てクリスマスを連想する人も多いでしょう。最近では、愛する人へのプレゼントとしても人気なんだとか。そんなポインセチアとクリスマスには、深い関わりがあったんです!そこで今回は、ポインセチアにまつわる伝説や言い伝えについてまとめてみました♪
もくじ
◆ポインセチアとクリスマスの関係♪
クリスマスに欠かせない花として有名ですよね♪
海外では「聖夜の花」と呼ばれており、クリスマスには飾られたポインセチアで埋め尽くされる教会も多いとか。
まさに、クリスマスのシンボルとなっています♪
ポインセチアがクリスマスに飾られるようになったのには理由があります。話は、300年以上前の17世紀までさかのぼります。
17世紀、メキシコに住み着いたフランシスコ修道会の僧たちがポインセチアと出会います。
そして、ポインセチアの赤は「キリストの血」、緑は「永遠の象徴」、白が「純潔」を表すことから、縁起のよい植物として「ノーチェ・ブエナ(聖夜)」と呼ぶようになりました。
最初は、キリストの誕生祭の行列で使われ、徐々にクリスマスの飾りとして世界中に広まっていったといわれています。
また、葉の形がキリスト教の聖地ベツレヘムの星に似ていることからも、クリスマスを象徴する植物として定着していったといわれています。
◆チョンタル族の言い伝え♪
チョンタル族のポインセチアにまつわる言い伝えもその一つ。悲しい逸話の中にも、ポインセチアが再生の象徴として記されているんです。
【チョンタル族のポインセチアにまつわる言い伝え】
アステカ帝国に支配されて、チョンタル族をはじめとした先住民たちは重税に苦しめられていました。そこである時、チョンタル族はアステカ帝国に対して反旗を翻すこととなりました。
しかし強大な勢力を持ったアステカ帝国の兵力によって、チョンタル族の戦士たちは次々と戦に倒れて命を落としました。彼らの体から流れ落ちた血から新しい命が芽生えるかのように、ポインセチアの葉が芽生えたと言われています。
◆メキシコの言い伝え♪
入植者によって広められたキリスト教ですが、当時の教会が現存しており80%以上の国民に信仰されています。
クリスマスイブ(ノチェブエナ)の夜。両親が病気で 貧しい農家の娘マリアは、イエス様に何も贈り物ができないと悲しみに暮れていました。村の教会では人々がイエス様の生誕を祝うため豪華な贈り物を持って集まっていました。その様子をわびしく眺めているだけだったマリアのそばに、突然、見知らぬ老人が現れ、こう言いました。「心からの贈り物であれば、何だっていいんだよ」。そこで少女は地面に落ちていた雑草を拾いブーケを作り、教会の祭壇に捧げました。その様子を見た村の人々が小馬鹿にしたため、マリアはさっと頬を赤らめました。すると頬の赤が雑草の葉に移り、美しい赤色に染まったのです。それ以後、この植物は「聖夜の花」として知られるようになりました。
◆深紅のポインセチアは「生命力」の象徴♪
そんな深紅に染まったポインセチアを見ると、「キリストの血」を連想する人も多いとか。ポインセチアとキリスト教には、深い繋がりを感じてしまいます。
燃える「火」のように生命力あふれる色。
「火」の色に象徴される赤は、生命力をあらわす色。活力にみなぎり、物事を上昇させるパワーを持つ色。知識や情報をドンドン取り込み、ステータスを上げたい時、
相手に印象付けたい時、言語能力を高めたい時、勝負事に
強くなりたい時、赤は有効な色とされています。
◆ポインセチアの花言葉♪
中には、プロポーズや結婚記念日にパートナーに贈るという男性も多いとか。
もちろん、クリスマスのプレゼントにも最適です♪
花名のポインセチアは、アメリカの初代メキシコ公使、J・R・ポインセット(Joel Roberts Poinsett、1779~1851)にちなんで名づけられました。彼がメキシコ駐在中にこの植物を発見して本国に持ち帰り、クリスマスシーズンに咲く赤い花として、世界中に普及したことによります。原産国メキシコでは「ノーチェ・ブエナ(聖夜)」と呼ばれています。
ポインセチアの花言葉は、
「祝福」「幸運を祈る」「私の心は燃えている」「清純」