あなたは初詣に行きますか?普段は神社仏閣にお参りに行かなくても、初詣だけは必ず行くという人は意外と多いのです。
ここでは、十二支にちなんだ神社仏閣についてご紹介していきます。
十二支や初詣に意味についても解説しますので、参考にしてみてください。
もくじ
そもそも十二支って何?
日本には十二支というものがあります。この十二支とはそもそも何なのかご存知でしょう?ここではまずは十二支についてご紹介していきます。
十二支のそれぞれの漢字は植物の状態を表している
十二支に使われている漢字は、すべて少し変わっています。現在ではネズミのことを「子」と書くことはありません。実はこれは、中国では動物を表す漢字ではないからです。
現在の十二支に使われている12個の漢字はすべて中国から伝わってきた漢字です。そして、これら12個の漢字はすべて植物の状態を表しています。
十二支はどうして動物なの?
中国では十二支の漢字は植物の状態を表していました。ですが、十二支の考えが日本に渡って来た時にはこれらは動物に変化しました。
それはある物語が関係しています。
ある年末に神様は現在の十二支にあたる動物を集めて、「元旦に一番早く到着した動物から1年のリーダー格に任命する」と仰いました。
これが、十二支が動物になった理由だと言われています。
ちなみに、この競争で現在の十二支の順番も決まりました。
初詣の意味は?
初詣にも実は意味があるのをご存知でしょうか?
ここでは初詣の意味と合わせて、初詣に関するマナーについてもご紹介します。
初詣とは
初詣とは、年が明けてから初めて神社仏閣にお参りに行くことを意味しています。
初詣に行く意味は、感謝や願掛けです。新年を迎えられたことへの感謝の気持ちを伝え、今年一年の願いを神様に宣言します。
「願掛け」と言いますが、本来の目的は「一年をかけてこれを達成します」という自分自身への宣言です。
初詣に関する習わし
初詣には基本的な習わしがあります。
まず初詣に行く時間帯ですが、基本的には元日の朝にお雑煮を食べてから行くのが正しいマナーです。
年末にあたる31日から年明けの1日の朝までは、家にやってきた歳神様をお迎えし、年明けにお雑煮を食べてから初詣に行きます。
初詣に行く期間ですが、昔は元日か遅くとも三が日の間に行くのが最も良いとされていました。
ですが現在では、松の内の間に行くのが良いとされています。松の内とは、歳神様がお帰りになる日のことです。
地域によって異なりますが、関西では15日とされ、関東では7日とされています。
十二支にちなんだ神社仏閣
日本各地には、十二支にちなんだ神社仏閣が数多く存在しています。
ここでは、十二支にちなんだ神社仏閣の場所などについてご紹介してきます。
子(ね)にまつわる神社仏閣
関西では「大豊神社(おおとよじんじゃ)」です。
ここには狛犬ではなく、狛ネズミが飾られています。
住所:〒606-8424 京都府京都市左京区鹿ケ谷宮ノ前町1
TEL:075-861-0069
関東では「戸部杉山神社(とべすぎやまじんじゃ)」です。狛犬の代わりに狛鼠が安置されています。
住所:〒220-0051 神奈川県横浜市西区中央1丁目13−1
TEL:045-321-1980
URL:https://www.facebook.com/tobesugiyamajinja/
丑(うし)にまつわる神社仏閣
関西では「法輪寺(ほうりんじ)」です。ご本尊に祀られている「虚空菩薩(こくうぼさつ)」は、丑年の守りご本尊です。
住所:〒616-0006 京都府京都市西京区嵐山虚空蔵山町68-3
TEL:075-862-0013
URL:https://www.kokuzohourinji.com/index.html
関東では「平河天満宮(ひらかわてんまんぐう)」です。江戸の守護神として現在も篤い信仰を集めています。牛の石像が安置されています。
住所:〒 102-0093 東京都千代田区平河町1-7-5
TEL:03-3264-3365
URL:http://hirakawatenjin.or.jp/
寅(とら)にまつわる神社仏閣
関西では「鞍馬寺(くらまでら)」です。ここは阿吽の虎が参拝者を迎えてくれます。また、寅年には特別なお守りが頂けます。
住所:〒601-1111 京都市 左京区鞍馬本町1074番地
TEL:075-741-2003
URL:http://www.kuramadera.or.jp/index.html
関東では「善国寺(ぜんこくじ)」です。ご本尊に安置されている毘沙門天は眷属は寅です。本堂前では一対の虎の石像が迎えてくれます。
住所:〒162-0825 東京都新宿区神楽坂5丁目36
TEL:03-3269-0641
URL:https://www.kagurazaka-bishamonten.com/
卯(う)にまつわる神社仏閣
関西では「三尾神社(みおじんじゃ)」です。卯年生まれの人たちの守護神として信仰を集めています。
住所:〒520-0036 滋賀県大津市園城寺町251
TEL:077-522-3044
関東では「調神社(つきじんじゃ)」です。「調(つき)」が「月」を連想させるところから、境内のあちこちでウサギの石像などが見られます。
住所:〒330-0064 埼玉県さいたま市浦和区岸町3丁目17−25
TEL:048-822-2254
辰(たつ)にまつわる神社仏閣
関西では「新宮神社(しんぐうじんじゃ)」です。
上賀茂神社の東側にある境内接社です。辰年生まれの人たちの守護神と言われています。
住所:〒603-8047 京都市北区上賀茂本山339番地
TEL:075-781-0011
URL:https://www.kamigamojinja.jp/shaden-shingu.html
関東では「深川不動堂(ふかがわふどうどう)」です。境内には水を司る「深川龍神(ふかがわりゅうじん)」が祀られています。
住所:〒135-0047 東京都江東区富岡1丁目17−13
TEL:03-3641-8288
URL:http://fukagawafudou.gr.jp/
巳(み)にまつわる神社仏閣
関西では「日體寺(にったいじ)」です。巳年生まれの人たちの守り神として信仰されています。巳のおみくじもあります。
住所:〒605-0862 京都市東山区清水四丁目151
TEL:075-561-1248
URL:http://www.nittaiji.com/
関東では「蛇窪神社(へびくぼじんじゃ)」です。弁天社には白蛇がオブジェのように安置されています。
住所:〒142-0043 東京都品川区二葉4丁目4−12
TEL:03-3782-1711
URL:https://hebikubo.jp/
午(うま)にまつわる神社仏閣
関西では「藤森神社(ふじもりじんじゃ)」です。大変馬にゆかりの深い神社です。白馬みくじや神馬像があります。
住所:〒612-0864 京都市伏見区深草鳥居崎町609
TEL:075-641-1045
URL:http://www.fujinomorijinjya.or.jp/
関東では「矢先稲荷神社(やさきいなりじんじゃ)」です。馬にまつわる歴史が描かれた「日本馬乗史」の絵が奉納されています。
住所:〒111-0036 東京都台東区松が谷2丁目14−1
TEL:03-3844-0652
未(ひつじ)にまつわる神社仏閣
関西では「法輪寺(ほうりんじ)」です。ご本尊である虚空蔵菩薩の化身や使者と言われている羊の像が安置されています。
住所:〒616-0006 京都府京都市西京区嵐山虚空蔵山町68-3
TEL:075-862-0013
URL:https://www.kokuzohourinji.com/index.html
関東では「善養密寺(ぜんようみつじ)」です。煩悩の象徴として羊の像が安置されています。
住所:〒158-0092 東京都世田谷区野毛2丁目7−11
TEL:03-3704-0643
申(さる)にまつわる神社仏閣
関西では「新日吉神宮(いまひえじんぐう)」です。申年の干支お守りとして「ご神猿お守り」が人気を集めています。
住所:〒605-0932 京都府京都市東山区妙法院前側町451−1
TEL:075-561-3769
関東では「栄閑院(えいかんいん)」です。ここは別名「猿寺(さるでら)」とも呼ばれ、本堂前には一対の猿の像が安置されています。
住所:〒105-0001 東京都港区虎ノ門3丁目10−10
TEL:03-3431-7815
酉(とり)にまつわる神社仏閣
関西では「延暦寺(えんりゃくじ)」です。酉年の守護神と言われている不動明王を信仰するお寺です。
住所:〒520-0116 滋賀県大津市坂本本町4220
TEL:077-578-0001
URL:https://www.hieizan.or.jp/
関東では「目黒不動尊(めぐろふどうそん)」です。こちらにも酉年の守護神である不動明王が祀られています。
住所:〒153-0064 東京都目黒区下目黒3丁目20−26
TEL:03-3712-7549
URL:http://park6.wakwak.com/~megurofudou/top.htm
戌(いぬ)にまつわる神社仏閣
関西では「三宝寺(さんぼうじ)」です。戌年の守護神として多くの人たちから篤く信仰されているお寺です。
住所:〒616-8256 京都市右京区鳴滝松本町32
TEL:075-462-6540
URL:http://www.sanbouji-kyoto.or.jp/
関東では「水天宮(すいてんぐう)」です。境内には犬の親子の像が安置されており、「子宝いぬ」と呼ばれています。
住所:〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目4−1
TEL:03-3666-7195
URL:http://www.suitengu.or.jp/
亥(い)にまつわる神社仏閣
関西では「護王神社(ごおうじんじゃ)」です。亥年の神社として知られ、境内にはさまざまな種類の猪が安置されています。
住所:〒602-8011 京都府京都市上京区 下長者町下ル桜鶴円町385
TEL:075-441-5458
URL:http://www.gooujinja.or.jp/
関東では「徳大寺(とくだいじ)」です。亥年の人たちの守護神として信仰されているお寺です。
住所:〒110-0005 東京都台東区上野4丁目6-2
TEL:03-3831-7926
URL:http://www.marishiten-tokudaiji.com/
十二支すべてが祀られている神社仏閣
十二支すべてが祀られている神社仏閣もあります。
関西では「下鴨神社(しもがもじんじゃ)」です。正式名称は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」と言います。
住所:〒606-0807 京都市左京区下鴨泉川町59
TEL:075-781-0010
URL:https://www.shimogamo-jinja.or.jp/
関東では「稲毛神社(いなげじんじゃ)」です。ブロンズでできた十二支の像が安置されています。
住所:〒210-0004 神奈川県川崎市川崎区宮本町7−7
TEL:044-222-4554
URL:http://takemikatsuchi.net/
まとめ
関西と関東それぞれの代表的な十二支にまつわる神社仏閣をご紹介してまいりました。初詣は年に一回の行事です。
一年の最初にあたる初詣には、十二支にまつわる神社仏閣へお参りに行くのも良いかもしれません。