京都には厄除けで有名な神社仏閣がたくさん!お寺と神社の厄除けの違いも解説!

 

京都にはたくさんの神社仏閣があります。その中でも特に厄除けで有名な神社仏閣は、そのご利益や効果もトップクラス。厄除けにとても強い京都の神社仏閣についてご紹介します!

神社とお寺の厄除けの違い

厄除けは神社でもお寺でも、どちらでも行なっていただけます。

ですが、双方の厄除けの意味や内容は少し異なっているのをご存知ですか?

まずは、神社とお寺の厄除けの違いについて見ていきましょう。

神社での厄除け

神社での厄除けは、本来は「厄祓(ばら)い」と言って、神道に則った形で厄を祓うための神事が行なわれます。

宮司の方や神職の方が、祓串(はらいくし)を振りながら祝詞(のりと)を唱え、すでに訪れている厄を祓いながら、更なる厄が近寄ってこないようにもしてくださいます。

神社での厄祓いとは、文字通り「厄を祓う」ことが目的なのです。

お寺での厄除け

お寺での厄除けは、「護摩祈願(ごまきがん)と言い、その方法は秘宝とされています。

薪を人間の煩悩とし、大道師がその薪に火をつけることで人間の煩悩が燃やされ、浄化されます。その後には純粋な祈りや願いだけが残り、ご本尊にそれらが届いて叶うとされています。

お寺での厄除けは浄化と願いを叶えるための修行と考えられているのです。

厄除けの年齢

厄除けの年齢は、男性と女性で異なっています。

また、前厄・本厄・後厄もあり、更には大厄という人生で最も多くの災いが起きるであろう年もあります。

そんな厄除けの年齢について紹介します。

男性

男性の厄年は、25歳、42歳、61歳が本厄です。そしてそれぞれの年齢の前年を前厄、翌年を後厄と言います。

また、男性にとっての大厄は42歳ですから、この前後には必ず厄除け祈願にいくことをお勧めします。

女性

女性の厄年は、19歳、33歳、37歳、61歳が本厄です。そして、男性と同じくそれぞれの年齢の前年を前厄、翌年を後厄と言います。

神社仏閣によっては、61歳の本厄を厄年とされていないところもあるようです。

また、女性にとっての大厄は37歳で、この前後を含めた3年の間に良くない出来事が起こったという話もよく聞きます。平穏無事に過ごしたい方は、36歳~38歳の間に厄除け祈願を済ませておきましょう。

厄除けで有名な京都の神社7選

京都にはたくさんの神社がありますが、その中でも厄除けで特に有名でご利益がある神社がいくつかあります。

京都に存在する厄除けで有名な神社を7つ、ご紹介しましょう。

①八坂神社(やさかじんじゃ)

祇園祭の祭礼で有名な神社です。祇園祭は平安京を災厄から守るために八坂神社が始めたお祭りで、7月1日から31日までの1か月間、毎日さまざまな神事が執り行なわれます。

本殿で祭典などが執り行なわれているときは厄除け祈願はできないため、事前予約が必要です。

受付時間:9:00~17:00
ご祈祷料:5,000円~
住所:〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側625
電話:075-561-6155
ホームページ:http://www.yasaka-jinja.or.jp/

②伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)

1300年という古い歴史がある神社です。「お稲荷さん」と呼ばれて、多くの人たちから愛されています。

事前予約は不要です。ご本殿の左側にある祈祷受付にて祈祷料と共に申し込みをします。

受付時間:8:30~16:00
ご祈祷料:3,000円~
住所:〒612-0882 京都府京都市伏見区深草藪之内町68
電話:075-641-7331
ホームページ:http://inari.jp/

③今宮神社(いまみやじんじゃ)

疫病の神様として祀られたお社で、都の悪霊退散を目的とした紫野御霊会(むらさきのごりょうえ)を営んだのが、今宮神社の起こりとされています。

厄除け祈願の事前予約の有無や金額はホームページに記載がありません。ただ、厄除け祈願をして頂いたという方向はネットで多く寄せられています。事前に電話で聞いてみることをお勧めします。

受付時間:9:00~17:00
ご祈祷料:要問合せ
住所:〒603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町21
電話:075-491-0082
ホームページ:http://www.imamiyajinja.org/

④北野天満宮(きたのてんまんぐう)

菅原道真公をお祀りする神社で、全国に12,000社ほどある天満宮や天神社の総本山でもあります。

事前予約は必要なく、ご本殿前の祈祷受付で申し込みをします。

受付時間:9:00~16:30
ご祈祷料:5,000円~
住所:〒602-8386 京都市上京区馬喰町 北野天満宮社務所
電話:075-461-0005
ホームページ:http://www.kitanotenmangu.or.jp/index.php

⑤吉田神社(よしだじんじゃ)

厄除け発祥の社と言われている神社です。節分の行事も、この吉田神社が始まりと言われています。

事前予約は不要で、社務所の祈祷受付所にて当日に申し込みます。

受付時間:9:00~16:30(ただし、元日と節分祭は変更あり)
ご祈祷料:5,000円~
住所:〒606-8311 京都市左京区吉田神楽岡町30番地
電話:075-771-3788
ホームページ:http://www.yoshidajinja.com/index.html

⑥石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)

日本三大八幡宮の一つです。「やわたのはちまんさん」と呼ばれて昔から庶民に親しまれてきました。

事前予約は受け付けていません。当日にご本殿向かって右側の祈祷受付所で申し込みます。

受付時間:9:00~16:00
ご祈祷料:10,000円~
住所:〒614-8588 京都府八幡市八幡高坊30
電話:075-981-3001
ホームページ:http://www.iwashimizu.or.jp/top.php

⑦下鴨神社(しもがもじんじゃ)

紀元後7年に建立されたと言われている大変歴史ある神社です。下鴨神社という呼び方は通称で、正式名称は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」と言います。

厄払い祈願は当日のみの受付で、直接下鴨神社へ赴いて受付を済ませてください。

受付時間:9:00~16:00
ご祈祷料:10,000円~
住所: 〒606-0807 京都市左京区下鴨泉川町59
電話: 075-781-0010
ホームページ:https://www.shimogamo-jinja.or.jp/

厄除けで有名な京都のお寺

京都で厄除けを行なっていただけるのは神社だけではありません。

厄除けを執り行なってくださるお寺は京都にもたくさんあります。

厄除けで有名な京都のお寺を4つご紹介します。

①壬生寺(みぶでら)

新選組と大変ゆかりの深いお寺です。境内には新撰組隊士の墓塔が祀られています。

このお寺の厄除け祈願はかなり独特です。
炮烙(ほうらく)という素焼きのお皿を買い求め、そこに名前や年齢や性別、そして願い事を墨で書いて奉納します。
大量に奉納された炮烙は、4月の「炮烙割」という壬生狂言の中で、2階から落として割り、厄除け祈願をします。

受付時間:不明
ご祈祷料:不明
住所:〒604-8821 京都市中京区坊城仏光寺北入る
電話:075-841-3381
ホームページ:http://www.mibudera.com/

②神護寺(じんごじ)

高野山真言宗遺跡の本山とされている寺院です。真言宗の開祖として有名な空海が住んでいたお寺でもあります。

このお寺の厄除けは少し変わっています。
売店で売られている「厄除けかわらけ」という手のひらサイズの素焼きのお皿を購入し、地蔵院前で思い切り投げて厄除けをします。

受付時間:9:00~16:00
厄除けかわらけの料金:2枚で100円
住所:〒616-8292 京都市右京区梅ヶ畑高雄町5番地
電話:075-861-1769
ホームページ:http://www.jingoji.or.jp/

③広隆寺(こうりゅうじ)

聖徳太子ゆかりの寺院です。「太秦寺(うずまさでら)」や「太秦広隆寺(うずまさこうりゅうじ)」とも呼ばれています。

毎年10月10日に執り行なわれる牛祭りでは、希望者にマダラ神と四天王のお面が授与されます。これを自宅に飾っておくと厄除けになると言われてます。

拝観時間:9:00~16:30
住所:〒616-8162 京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
電話: 075-861-1461

④廬山寺(ろざんじ)

源氏物語を執筆した紫式部の邸宅跡として有名なお寺です。

2/3に執り行なわれる鬼法楽(別名:おにおどり)では、3つの煩悩が赤鬼、青鬼、黄鬼になって登場し、このお祭りに参加することで厄除けが行なわれると言われています。

また、 廬山寺の境内に祀られている「賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)」様には、厄除けのご利益があると言われて親しまれています。

拝観時間:9:00~16:00
住所:〒602-0852 京都府京都市上京区北之辺町397
電話:075-231-0355
ホームページ:http://www7a.biglobe.ne.jp/~rozanji/index.html

まとめ

厄年における厄払いの行事は、平安時代から執り行なわれていたと言われています。それだけ、昔から厄というものを真剣に捉えていたということなのでしょう。

厄年に厄除けをしておくと気持ち的にもすっきりして、穏やかに1年を過ごすことができます。

ご紹介した神社仏閣を訪れ、ぜひ厄祓いをして清々しい1年を迎えてみてくださいね。

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