結婚式の花嫁さんはまさに幸せの絶頂!花嫁さんの幸運を分けてもらえるブーケトスになると、大勢の未婚女性がその行方に集中するというものです。みごとキャッチした女性は、次の花嫁さんになれると言われていますからね♡今回は、ブーケトスの由来と今時スタイルについてまとめてみました!
もくじ
◆ブーケとブーケニアの逸話♪
女性の幸せを象徴する結婚式のブーケ。そこには、ヨーロッパに伝わる縁起の良い逸話があったんです!一説には、14世紀ごろのイギリスが起源ではないかと言われています。ちなみに、花嫁のブーケに白い花が多いのは、厄除けの縁起が関係しているんだとか。晴れの日に縁起を担ぐ風習は、どこの国にもあるんです♪
その昔、ヨーロッパでは男性がプロポーズをする時に、
自分の手で、野の花を摘み、花束にして贈り、愛する女性に結婚を申し込んだそうです。
女子はそのプロポーズに「YES!」の意味を込めて、花束から一輪を抜き取り(ブートニア)男性の胸ポケットにそっと差し込みました。
そんなウェディングブーケはプロポーズのエピソードの象徴ともいえます。
◆ブーケトスの由来♪
西洋では、結婚式で花嫁さんが身に着けている全てが縁起物とされていました。その縁起にあやかろうと、ベールやヘアアクセ、果てにはドレスの裾を破る人も居たんだとか!かなりの気合を感じますね・・・。
一説には、トスしたブーケに参列者の視線を誘導し、その間にこっそり花嫁は退場したのでは?と考えられています。時間稼ぎの意味もあったのかもしれません。
一説には、トスしたブーケに参列者の視線を誘導し、その間にこっそり花嫁は退場したのでは?と考えられています。時間稼ぎの意味もあったのかもしれません。
via kekkonrecipe.com
昔はウエディングドレスが縁起が良いものとされていましたので、招待客が縁起の良いドレスの一部をもらおうと群がってきたために、花嫁がとっさにブーケを投げたことが始まりだとされています。
◆今どきブーケトスその①:ブーケプルズ♪
無宗教の人が多い日本では、式も披露宴も両方ホテルで行うパックが人気ですよね。ですが、教会やガーデンウエディングに付き物のブーケトスには不向き。そこで、屋内でもできるブーケトスとして考えられたのが、ブーケプルズなんです。
ブーケプルズ(bouquet pulls)とは、花嫁のもつブーケの先に何本かひもやリボンを出しておき、それを未婚女性のゲストが引く(プルpull)演出のことです。
実際はくじ引きのように一本だけがブーケとつながっていて、それを引き当てた女性は次の花嫁になるという、欧米の言い伝えから日本でも行われています。
ブーケプルズは、花嫁とゲストの距離が近く、ブーケトスのような俊敏な動きもないため、屋内でも落ち着いて行えます。 そのため、披露宴での演出としてもよくみられます。
◆今どきブーケトスその②:ウエディングベアー♪
花嫁&花婿の身代わりとして席を温めるブライダルベアー。最近では、ブーケの変わりに使われる事もあるんです。熊(bear)の英単語には産むという意味があり、子宝の縁起物としても知られています。ちなみに、母性愛の強い熊には、「愛情深い家族が築けますように」という願いも込められているんです。
via 2jikaikun.com
ブーケトスのかわりに、夫婦それぞれのブライダルベアーを投げることもあるそうです。
ウエディングベアーの両足の裏に、自分の名前やイニシャル、誕生日や体重とか刺繍をしたりします。確かに、お花だったら、時間がたてば、枯れちゃいますけど、熊のぬいぐるみであればずっと記念品として残す事ができますもんね。
◆ブーケトスの男性版その①:ブロッコリートス♪
最近増えてきたブロッコリートス。なぜブロッコリー?と不思議に感じる人も多いでしょう。房が沢山あるブロッコリーには、「子孫繁栄」や「多幸」という意味があり、未婚女性が参加するブーケトスに対抗して、独身男性向けに考えられたとか。今では、男女の区別なく誰もが参加できるイベントになっているようです。
また最近ではブーケトスの代わり?にブロッコリートスを行う場合も増えてきています。ブロッコリートスは花嫁、花婿どちらかが、または新郎新婦一緒に、男性の招待客に向かってブロッコリーをブーケにした物を投げる演出で、挙式後、または二次会などで行われています。
◆ブーケトスの男性版その②:ガータートス♪
via craftcourt.org
ブーケトスの男性版で、花嫁が左足に着けていたガーターを花婿が外し、男性ゲストをめがけて後ろ向きで投げる演出のこと。ガーターを受け取った男性が次の花婿になれると言われています。ガーターを外すときには花婿が花嫁のスカートの中にもぐり、手を使わず口を使って外すものとされていることから、日本では二次会の演出に取り入れることが多いです。
◆ブーケを落とすのは縁起が悪いの?
確かにブーケトスは結婚式の定番。ですが、丸みの無いブーケを後ろ向きで投げるのは、意外と難しいものなんです。場合によっては、距離感が掴めなくて手前で落としてしまった・・・なんて事も。
でも大丈夫!たとえ床に落ちようと、何人かの女性を経由しようと、最後に手にした人に幸運が訪れるそうです♪
ただし、落ちたブーケを拾ってやり直すのはNG!「戻る」という動作は、結婚式の縁起を下げてしまいます。
でも大丈夫!たとえ床に落ちようと、何人かの女性を経由しようと、最後に手にした人に幸運が訪れるそうです♪
ただし、落ちたブーケを拾ってやり直すのはNG!「戻る」という動作は、結婚式の縁起を下げてしまいます。
via freesozai.jp
このブーケトスでは、落としてしまっても気にすることはありません。
せっかくの幸せのブーケを落としてしまって、縁起が悪いと思うかもしれませんね。
ですが、ブーケが幸せの象徴であることは、変わりませんよ!
縁起が悪いと言うのなら、ブーケトスのやり直しをする方が、よほど良くありません。