金沢には、厄除けや商売繁盛の縁起物「とうもろこし」を飾る風習があります。その名前は【門守(かどもり)】。いったいどんな風習なのでしょうか?金沢の観光地「ひがし茶屋街」についてもご紹介しようと思います。
もくじ
え!?金沢では軒下にとうもろこしを吊ってる!?
それは金沢にある「ひがし茶屋街」に行くとよく見られる光景だそうです。
一体どういうことなのでしょうか?
とうもろこしにはどういった意味が込められているのでしょうか?
少し調べてみることにしました。
軒下のとうもろこしはコチラ!
このとうもろこしは、昔から健康と商売繁盛のために、観音院で「四万六千日」という日に売られているのもで、毎年買いに行っているのだそうです。
四万六千日というのは、観音院信仰の寺院の縁日で126日分のご利益があると言われています。とうもろこしはこの縁日の人気のものなのです。
昔からとうもろこしは雷除けとされていましたが、それがこちらの地域では魔よけとなり、毛が多いほど儲けが多い、豆が多いほどまめまめしく健康に働けるとされています。
「健康」や「魔除け」、「商売繁盛」の縁起物だったのですね。
126日分というのは面白いです!
もともと「雷除け」であったなど、たくさんご利益があるのはとても魅力的ですね。
「門守(かどもり)」ってなに?
門守=魔除けのお守り
悪事や災難,魔物などをよけるまじないとして門口に掲げるお守りの類をいう。代表的なものは社寺から受けた護符を貼るもので,火難よけの不動様や秋葉神社の護符,盗難よけの三峰神社の護符 (→三峰信仰 ) などは全国各地で広く用いられている
金沢の風習「門守」
金沢では、とうもろこし以外にも軒先に縁起物を飾る家庭が多く、アジサイやヒイラギ、ハリセンボンなどを飾っている家庭もあります。
これは、「門守(かどもり)」と言われる風習で、日本人は境界に弱く外と内との境界である玄関先を守る風習があります。
城下町であった金沢にはこうした昔ながらの風習を信じる人が多く、また身近に自然があり取り入れやすかったことからこの風習が根付いているのです。
とうもろこしだけでなく、アジサイやハリセンボンなども見てみたいですね。
こういう昔からの風習が残っているのは日本の良いところのひとつだと思います。
ひがし茶屋街
ひがし茶屋街は、約200年ほど前、江戸時代に加賀藩が城下のお茶屋を集めて誕生した、藩公認の茶屋まちです。金沢市内には他にも、にし茶屋街と主計待茶屋街があり、ひがし茶屋街は中でも最も規模が大きく、重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
石畳の両脇には、紅殻格子と呼ばれる格子戸を備えた町屋が続き、かつての華やかな風情をそのままに残し、今でも夜には華やかなお座敷が繰り広げられています。
卯辰山山麓を流れる浅野川の川岸には、今でもキムスコ(木虫籠)と呼ばれる美しい出格子がある古い街並みが残り、昔の面影をとどめています。灯ともし頃にもなれば、今でも軒灯がともる茶屋から三味線や太鼓の音がこぼれてきます。五木寛之著「朱鷺の墓」の舞台としても知られています。また、平成13年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、「街並みの文化財」として保存策が進められています。
駐車場
市営観光駐車場(有料)有り◆東山観光駐車場
◆東山河畔駐観光車場
◆東山観光バス駐車場
※詳細は金沢市内交通情報へ所在地
〒920-0831 石川県金沢市東山アクセス方法
北鉄バス・西日本JRバス橋場町下車、徒歩10分
門守や街並みを散策するのはもちろん、和菓子屋お茶屋、老舗を巡るのも良いですし、
金沢の名物「金箔」を食べるのも良いですね!お土産用の金箔もおすすめです。金沢の縁起物「とうもろこし」を見に、そして
様々な楽しみ方がある「ひがし茶屋街」に観光に行ってみてはいかがでしょうか?
飾られますよね。