かえるの置き物は縁起が良い♪ご利益かえるをぜひ贈り物に♪

 

かえるの置き物をたまに見かけることがあるかと思います。このかえるが縁起物だということをご存知でしたか?「無事かえる」とか聞いたことがある方もおられるのでは?かえるの置き物にはどういったご利益があるのでしょうか。

もくじ

かえるという名前の起源

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語源は「帰る」

「帰る」は「カエル」の名前の語源です。昔の子供の帰宅時間は夕方であり、これは「カエル」が大合唱を始める時間とちょうど重なります。「もう帰る」が省略されてかえるになっていったと考えられています。
「カエル」の習性として、必ず自分の産まれた池に戻ってくる事からそうよばれるようになったという説もあります。
このカエルと言う呼び方は『枕草子』の時代にすでに完成されています。
それ以外の呼び名では「カワズ」があるがこれは「川津」が元になっている。
「カワズ<カハズ>(蛙)」の「ず」は「すむもの」を簡略化した表現で、川に棲むもの」のことという説もあります。
「カエル」は日常語として「カワズ」は歌語として、言い分けられてきたそうです。
『万葉集』には二十首ほどのかわずの歌が収録されており、それらは「河津、川津、川豆、河蝦」などと表記されていることからわかるように、その多くは「河鹿(かじか)」(カジカガエル)をさしています。
別には「ヒキ」などと呼ばれていた事もある。食べ物を気で引き寄せて食べるということです。
ちなみに「万葉集」には「カヘル」「カハヅ」の両方が使われていることが分かります。
カエルの起源は「帰る」にあるんですね。
しかも、この名前は平安時代にはもうあったというのだから驚きですね。
そのころから変わっていないんですね。
また、川に棲むからカワズ、というのもなるほどな~という感じがしますね。
では、なぜこのカエルが縁起物なんでしょうか?

かえるのご利益

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「無事帰る」「福カエル」など、「カエル」の言葉にかけて、旅行安全や福招きの縁起物として愛されています。
他にも「福をむかえる」、「幸せをむかえる」、「人をむかえる」と言って贈り物にも最適です。
ただし生きているカエルはタブーです。
陶器の置物やキーホルダー、お守り、アクセサリーなどを持つ人が多いようです。
なるほど、帰ってくるから縁起物なんですね。
人が無事に帰ってくる、というのは、交通事情の悪い時代や戦争のときなど
わらにもすがる思いがあったのではないでしょうか。
しかし、何でも「カエル」がつけばとりあえずこじつけるというのは、
言霊を大事にする日本らしい印象を受けますね。

実はかえるは猿田彦大神の神使

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二見興玉神社の参道には、多くのカエルの石像が置かれています。カエルはこの神社にとって大切な存在です。カエルはご祭神でもある猿田彦大神の神使とされています。「無事かえる」「貸した物がかえる」「若がえる」などのご神徳を受けた人がカエルの塑像を献納する事から神社の中にはたくさんのカエルがいるのです。
二見興玉神社の手水舎には、願いを叶えてくれるというカエルもしっかりいます。満願蛙です。神のご神示によって水の中にお鎮まりになったカエルに水をかけると、願いが叶うとの事。ここでよく目の前にあるカエルの像に水をかける人がいるのですが、それは間違い。満願蛙は水の中にいらっしゃいます。しっかりどのカエルか見てからかけましょう。きっと猿田彦大神様に願いを届けてくれるでしょう。
夫婦岩で有名な二見興玉神社にはカエルの像や置物がたくさんあり、お守りもカエルが多いです。
この二見興玉神社の祭神は猿田彦大神で天孫降臨の際に道案内をした神様です。
また、お伊勢参りの道案内をしてくださる神様でもあります。
そして神様にはその使いである神使がおり、その神使が猿田彦大神では実はカエルであったというわけです。
それが、この神社にたくさんのカエルの像がある理由ということになります。

かえるの名前を冠したプロジェクトも

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私たちの住む地域にある天然の池、水たまり、沼などが、開発工事や人々の無関心、不注意によってつぶされたり、水が涸れることのないよう、そこを「カエルの住処」として尊重し、積極的に保全することが第一の目的です。
 その小さな水たまりに生まれ、育っていく命に目を向けるきっかけとなるよう、小さな祠などを置き、「カエル神社」に指定します。
カエル神社の本殿は水たまりであり、ご神体はその水をもたらす背景の山です。
カエル神社は少しずつ増やしていき、「蛙神社一番札所 杜蒼(モリアオ)神社」などと命名して整理し、将来はカエル神社札所巡りツアーができるくらいに徐々に増やしていきます。
 地元の小中学生と連携し、自分の家のそばにあるカエル神社の「宮司」を当番制などで担当してもらい、ゴミの不法投棄や水の涸渇などを監視し、カエルの生態日記をつけてもらえれば、プロジェクトの永続性が保証できるでしょう。「カエル神社の宮司」をやった、という子供時代の記憶を大切にして大人になってほしいものです。大人になってから帰ってきたふるさとで、自分の後輩たちが立派に「カエル神社宮司」を引き継いでいる……故郷にそんな未来があれば、どんなに素敵なことでしょうか。
カエル神社プロジェクトは、なによりも「人を育てる」ためのプロジェクトです。
縁起物とは関係ないですが、このようなカエル神社と名付けていくほど
カエルは人々に親しまれている存在であるな、と痛感するプロジェクトですね。
そして、いつかこのカエル神社に縁起が生まれ、なにか大きな神社になって行くかもしれません。
縁起物とはこういったところから生まれることもあるのではないでしょうか。
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