鯉のぼりなどで親しみのある鯉は縁起物!?その由来や理由について大解説!

 
池で泳ぐ鯉

鯉のぼりなどでおなじみの鯉は実は縁起物として昔から愛されています。しかも鯉を縁起物としているのは日本だけではありません。何故、鯉は縁起物とされているのでしょうか。その由来や理由について調べてみましたので、ご紹介します。

鯉が縁起物と言われている由来とは

池で泳ぐ鯉
鯉が縁起物と言われるようになったのはどうしてでしょうか。実はこれには古くから伝わる伝説が関係していました。それ以外にもさまざまな理由があります。鯉が縁起物と言われる由来や理由について、それぞれ解説します。

中国の後漢書が由来

鯉が縁起物と言われるようになったのには、中国が深く関係しています。中国に「後漢書」という西暦445年に書かれたとされている伝記書があります。この中に、鯉にまつわる伝説が書かれているのです。

当時「登竜」と呼ばれていた川がありました。その川は大変流れが激しく、人間でも流されてしまうほどでした。ある日、その川をふと見るとたくさんの鯉が流れに逆らって登ってきました。激しい流れに押し流されてしまう鯉もいましたが、流れに逆らって登り続ける鯉もいました。やがて、上流までたどり着いた鯉はそこで龍になり、天に昇って行ったそうです。

これは、どんな困難でも根気強く粘り強く取り組めば、必ずその成果が天に認められて成就する。だから困難で険しい道でも諦めずに努力を続けなさい、という意味が込められています。

この伝説から、龍になった鯉にあやかろうと鯉は縁起物として大切にされるようになったと言われています。

鯉は「薬用魚」とされていたから

その昔、鯉は薬用魚として珍重されていました。このことは「医心方」という日本最古の医学書にも記されています。鯉には栄養がたっぷり含まれているため、食べれば薬を飲むことと同じ効果が得られるとされていました。

実際に鯉にはビタミンなどが豊富に含まれており、栄養たっぷりの魚ではあるのです。当時からそのことを知っていたのでしょう。

ただ、当時は鯉は大変高く、そう簡単に手に入るものではありませんでした。そこで、鯉の絵柄などを身につけたり家に飾ったりすることで、健康祈願のご利益があると考えられたようです。

これが、鯉は縁起がいいとされる理由の一つだとも言われています。

神様の使いとされているから

鯉は神様の使いとされる説もあります。埼玉県にある栗橋町八坂神社では、鯉が神様の使いとして安置されています。そこにはある伝説が関係しています。

遠い昔、利根川が氾濫して洪水が起こりました。その洪水の最中、たくさんの鯉と亀が仏像のようなものを囲みながら流れてきました。不思議に思った人々がその仏像を見てみると、それは須佐之男命(すさのおのみこと)の像だったそうです。これを見た人々は、「鯉と亀が神像を守ったに違いない」と考え、栗橋町八坂神社を建立してご本尊にしたと言われています。

このことから、鯉は神様の使いとして大切にされました。神様の使いですから、当然鯉にもご利益があると考え、鯉が縁起物として知られるようになったと言われています。

縁起物の鯉のぼりとは

鯉のぼり
鯉と言えば鯉のぼりです。この鯉のぼりも実は縁起物として大切な役割があります。今度は鯉のぼりの縁起について見ていきましょう。

中国の伝説が由来になっている

鯉のぼりも実は中国の伝説が由来になっています。鯉のぼりには、子供の出世を願う親の気持ちが込められています。たくさんの努力をして出世して欲しいという願いです。

鯉は激流の川を登って龍になるという偉業を成し遂げました。この中国に伝わる伝説から、端午の節句に鯉のぼりを飾ることで、自分の子供も偉業を成し遂げてくれるという縁起物としての意味が込められているのです。

ちなみに鯉のぼりと一緒に飾られている5色の飾りは「吹き流し」と言います。この5色には意味があり、それぞれ「木」「火」「土」「金」「水」を表しています。これらは中国に伝わる五行説が関係しており、魔除けの意味があります。子供が悪いものにつかれて連れて行かれることのないようにという意味があるのです。

鯉はどこでも生き抜く強い魚

鯉はどちらかと言えば水の綺麗な池で飼われています。ですが、鯉は水の綺麗な場所でしか生きられない魚ではありません。順応性が大変高く、泥水のような場所や泥しかないところでも生きていくことができる、大変生命力の強い魚なのです。

当時、子供は病で命を落とすことが多く、「7歳までは神のうち」という言い伝えがあったほどです。これは子供は7歳までは神様に近い存在なので、命を落としてしまう可能性が高いという意味を表しています。

そんな不安定な存在とも言える我が子に、鯉のような強い生命力のご利益があるようにという願いから、鯉のぼりが飾られるようになったと言われています。端午の節句に鯉のぼりを飾ることで、鯉の生命力が自分の子供に宿り、元気に育ってくれると信じられていたのです。

魔除けの意味もある(神様の使い)

鯉のぼりと一緒に飾られる吹き流しは魔除けの意味があると説明しました。実は鯉のぼりそのものにも魔除けの意味が込められています。

それは鯉が神様の使いだからです。悪いものは神様や神様の使いがいると近寄れないと考えられていました。神様や神様の使いが放つ神々しい光に負けてしまうと考えられていたからです。

鯉のぼりを飾ることで、神の使いである鯉のご利益が頂け、鯉が放つ神々しい光が我が子にも与えられると考えられました。その結果、悪いものが寄ってこなくなり、強くてたくましい大人に育ってくれるとされていたのです。

鯉にまつわる縁起の良い予兆や噂

兆し
鯉には縁起のいい予兆や噂は数多くあります。縁起を担ぎたくて鯉の予兆をわざわざ見に行ったり狙ったりする人もいるくらいです。

鯉にまつわる縁起の良い予兆にはどのようなものがあるのでしょうか。その効果と合わせてご紹介します。

鯉が二度跳ねると願いが叶う

鯉にまつわる縁起のいい予兆としてもっとも有名なのは、鯉が二度跳ねると願いが叶うという言い伝えでしょう。誰も手を叩いていないのに、突然鯉が2回連続で飛び跳ねると、それを見た人の願いが叶うと言われています。

実際に鯉が突然2階飛び跳ねたところを見た人で、願いが叶ったと報告している人がいます。ネット上でもそのような報告を見ることができます。

なぜ、鯉が突然2回も連続で飛び跳ねるのかは謎ですが、願いが叶うというのはあながち単なる噂や言い伝えだけではないのかもしれません。

鯉を飼うと不運がなくなる

鯉を飼うと不運がなくなるという縁起のいい噂もあります。これは鯉が飼い主の身代わりになって不運を吸い取ってくれるからだそうです。不運を吸収したからと言って、代わりに鯉に悪いことが起こるというわけではありません。鯉には不運を幸運に変える浄化作用もあるのだとか。

風水でも運気が下がっていると感じた場合は、鯉を飼うといいと言われています。特に赤が目立つ鯉を飼うと、不運がなくなって代わりに幸運が訪れやすくなるのだそうです。

まとめ

鯉の縁起について解説してきました。鯉が縁起物とされているのは日本ではなく、実は中国の伝説が由来していたのです。今では日本や中国だけではなく、欧州や欧米でも縁起物として人気が高まっています。生きた鯉だけではなく、モチーフとしての鯉も縁起物としての効果があると言われていますから、ぜひ取り入れてみてください。

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