ことわざとは、「言葉の業」であり、教訓や知識や風刺などいろいろな意味が含まれています。
たくさんあることわざの中から、特に縁起が良いとされているものを厳選してご紹介いたします。
良い言葉を探している方はぜひ参考にしてみてください。
もくじ
その1:「果報は寝て待て」
幸運はそのうち自然とやって来るから、気長に待つべき
だという事。 あせらないで待っていれば、良いしらせは
いつか必ずやって来る。 (果報=幸福、幸運の意味)※自分自身の中に眠っている無限の力を信じて、期待を
つねに持ち続けていれば ”願いは実現するものだ” と、わたしは思っています
その2:「鶴は千年亀は万年」
【意味】 鶴は千年亀は万年とは、長寿や縁起を祝うときのことば。【鶴は千年亀は万年の解説】
【注釈】 鶴と亀は寿命が長い代表で、めでたいものとされていることから、縁起の良い賀寿などの際に使われる。
実際の寿命は、鶴がタンチョウヅルで20~30年、亀はゾウガメで100~200年といわれている。
鶴や亀は非常に長生きすることから、古来から人々は長寿の願いを込めて縁起の良い生き物として、
尊重してきたのです。
その3:「笑う門には福来る」
【読み】 わらうかどにはふくきたる
【意味】 笑う門には福来たるとは、いつもにこやかに笑っている人の家には、自然に幸福がやって来るということ。【笑う門には福来たるの解説】
【注釈】 いつも笑い声が溢れる家には、自然に幸運が訪れる。明るく朗らかにいれば幸せがやってくるという意味。
また、悲しいこと・苦しいことがあっても、希望を失わずにいれば幸せがやって来るということ。
「門」は、家・家族の意。
『上方(京都)いろはかるた』の一つ。
「笑う門に福来る」「笑う所へ福来る」とも。
その4:「朝の蜘蛛は福がくる夜の蜘蛛は盗人がくる」
朝に現れる蜘蛛は吉兆をもたらす存在で、
夜に現れる蜘蛛は災いを招く存在だということ。
このほかにも、「夜の蜘蛛は親と思っても殺せ」や、
万葉集には、「蜘蛛が巣を張ると恋人が来る」、
詩経には、「蜘蛛が体につくと縁起いい」など、
蜘蛛と縁起をあわせたことばは多いが、科学的根拠は何もない。
また、多くの蜘蛛は害虫を食べる益虫として
古来から重用されていたようで、むやみに殺さないほうがよい。
苦手だからといって意地悪をしないほうがよいかもしれませんね。
その5:「朝起きは三文の徳」
朝起きは三文の徳ということわざについて、解説していきます。このことわざは、「早起きは三文の得」と言われることもありますが、朝早く起きると、良いことが多いという意味のことわざです。
実際に早起きした日と、朝遅くまで寝ていた日を比べてみますと、なぜか早起きした日は気持ちがよく、物事がとてもはかどることに気づかれると思います。
人間の体内には、日が昇れば活動し、日が沈めば眠るという体内リズムが埋め込まれています。
その体内リズムに合致した生活をすることで、心身ともに活性化するためです。
頭の回転もよくなります。
また、朝早く起きますと、 いつもより時間が多くなったように感じます。
運気をよくしたいと思っている方は、夜更かしをやめて、毎日早起きする習慣をつけるとよいかもしれませんね。
その6:「一富士二鷹三茄子」
意味
初夢に見るもので、縁起が一番よいのが富士山、二番目が鷹、三番目が茄子であるということ。
ご来光を目当てに世界中から登山客が訪れる縁起の良い山でもあります。
そんな富士山の初夢を見たら、よい一年となることでしょう。
その7:「開いた口へ牡丹餅」
意味
何の努力もせず苦労もしないのに、思いがけない幸運に恵まれることのたとえ。
類義語
棚から牡丹餅 / 開いた口へ団子 / 鴨が葱を背負比って来る / 寝耳へ小判 / 寝耳へ水の果報
対義語
蒔まか種は生えぬ
のんびりと構えることで、心の余裕も生まれて、身近にある幸運に気が付きやすくなることでしょう。