あなたは厄年というものを知っていますか?厄年あたる年には過ごし方ややってはいけない事などがあります。
ここでは、特に男性に着目して厄年の意味や正しい厄払いの方法についても解説してまいります。
厄年の男性の贈ると良い贈り物もご紹介します。
ぜひ記事を参考にしてみてください。
もくじ
厄年とは?
そもそも、厄年とはどういうものなのでしょうか?一言に「厄年」と言っても、さまざまな種類があります。また、厄年の正しい数え方もあります。
ここでは、そんな厄年の意味や種類、数え方について解説していきます。
厄年の由来
厄年の由来は平安時代にまで遡(さかのぼ)ります。現在の形になったのは江戸時代だと言われています。
それでは、それ以前の厄年はどのようなものだったのかというと、定かではありません。
記録が残っていないのです。
厄年のもとになっているのは陰陽道(おんようどう・おんみょうどう)です。
陰陽道とは、中国の陰陽五行説(おんみょうごぎょうせつ)をもとにして、日本独自で発展した占術のことです。
ただ、これも定かではありません。明確な記録が残っていないというのが実情です。
厄年は「役年」と書かれていた頃もあった
現在の厄年は、「役年」と書かれていたこともありました。
この「役年」には、二つの意味があります。一つは、神事を司る役割の入れ替えの年という意味です。
神事を司る役割をするには、一定の年齢が決まっていました。その年齢を過ぎてしまうと、次の新しい神事を司る人が選ばれたそうです。
その年のことを「役年」と呼んでいたそうです。
また、人の役に立つという意味も込められているようです。昔はある年齢になると神社やお寺でさまざまな役割が回ってきました。
それらはすべて自分の為ではなく、多くの人の為になるお役目でした。その役目を担う年のことを「役年」と呼んでいたという説もあります。
厄年の数え方
厄年は男性と女性によって、それぞれ年齢が異なります。男性の厄年に当たる年齢は次の通りです。
前厄:24歳、41歳、60歳
本厄:25歳、42歳、61歳
後厄:26歳、43歳、62歳
年齢は基本的に数え年で考えます。赤ちゃんとしてこの世に生まれてきた年を「1歳」と数えるのが数え年です。
日常生活では実年齢(満年齢)が用いられています。
これは、生まれた年を「0歳」とする数え方です。
ですから、厄年を数える時には日常生活で使っている年齢に1歳足すことになります。
また、本厄の中にある「42歳」は厄年の中でも最強の厄年と言われ、「大厄」という別名がついています。
大厄の時は、他の厄年以上に災厄に遭いやすいと言われています。
そのため、他の厄年以上に注意が必要です。
他の厄年の時には行かなくても、大厄の時だけはお祓いに行くという人も多くいます。
厄年の男性のおすすめの過ごし方
厄年の男性には良い過ごし方というものがあります。この過ごし方を日常生活に取り入れることで、厄年に大きな災厄に遭うことなく乗り越えることができるでしょう。
ここでは、そんな厄年の男性におすすめの過ごし方についてご紹介します。
バランスの良い食生活
厄年の男性は、バランスの良い食生活をするように心掛けましょう。
特に男性の場合は、仕事などの理由から食生活のバランスが悪くなりがちです。
食事は肉体のエネルギーや気に大きな影響を及ぼします。肉体のエネルギーや気の流れが悪くなると、それだけ悪いことを多く引き寄せてしまいます。
食事の時間を気にするようにしましょう。
決まった時間に食事をするように心掛けてください。
食事をする時間が夜中遅くになるようなことは、できるだけ避けましょう。決まった時間に食事をすることで、肉体のエネルギーや気の流れがスムーズになります。
また、野菜や果物などを多く取るようにしましょう。肉や魚のような動物性のものばかり食べると、肉体のエネルギーや気が大変重くなります。すると、流れも悪くなってしまいます。
野菜や果物を食べることで不純物が体内から外へ押し出されます。肉体のエネルギーや気も軽くなり、流れもスムーズになります。
整理整頓
整理整頓を心掛けることも、厄年の男性にとっては大切な過ごし方と言えます。
気やエネルギーは常に流れています。自分自身の周囲が乱れていると、気やエネルギーの流れは悪くなります。幸運や良い運気は気やエネルギーの流れによってもたらされます。
これらの流れが悪くなると幸運や良い運気が遠ざかり、代わりに悪い運気が集まってきます。
また、物質にもエネルギーが宿っています。整理整頓することで、これら物質に宿っているエネルギーの流れが良くなります。
その流れに乗ってあなた自身のエネルギーや気の流れもスムーズになります。多くの幸運や良い運気が流れ込んでくるようになるのです。
整理整頓の中には、断捨離も含まれます。多くの物質的なものを持ちすぎていると、お互いのエネルギーが影響し合ってエネルギーそのものが悪いものに変化してしまいます。
整理整頓する場合には、長く使っていないものはすべて断捨離をして捨ててしまいましょう。
風通しを良くすることで、幸運や良い運気も流れてきます。
途中のものを完了させる
厄年の男性は、途中のものをこの時期に完成させてしまうことも大切です。厄年が終わると、翌年は新しい年になります。これは運気やエネルギーにとっての新年に当たります。言い換えるなら、人生にとっての新たなスタートになるのです。
人生にとって新しいスタートを切るためには、途中のものはすべて完了させておく必要があります。
それらは次のステージに持っていくことができないからです。持っていくことができない代わりに、新たなスタートを切ることができないという事態に陥る場合もあります。
前厄にあたる年齢から、途中のものは完了させられるように準備を進めましょう。
後厄が終わるまでに完了させることができれば、新たな人生をスタートさせることができます。しっかり計画を立てて取り組んでいきましょう。
厄年の男性がやっていけない事とは?
厄年の男性にはやってはいけない事もあります。それを行なうと、良くないことが起こると言われているからです。
それらの多くは「変化」を意味しています。厄年の時は大人しくしていましょう、ということなのです。
ここでは、そんな厄年の男性がやってはいけないことをご紹介します。
車を買う
厄年の男性は車を買ってはいけません。前厄から後厄までの3年の間に車を買うと、良くないことが起こると言われています。
車を購入するという行動は、服や日用品を購入することとは違います。とても大きなお買い物です。厄年の時期にこのような大きなお買い物をすると、良くないことが起こると言われています。
家を建てる
家を建てる行動も、厄年の男性が控えるべき行動です。
家を建てることも人生の中ではとても大きな行動だからです。
家を建てるにはそれなりにたくさんのお金が必要になります。厄年の莫大な出費は、良い形で自分に返ってこないと言われています。
前厄から後厄までの3年間は、家を建てることは控えましょう。
事業を起こす
男性の中には事業を起こそうとする人もいるでしょう。ですが、厄年の男性は事業を起こすことは控えてください。
事業を起こすことは、人生での大きな転機を意味しています。厄年の間は大きな変化を起こすと悪い状況を招くきっかけになります。
前厄から後厄までの3年間は避けた方が無難です。
厄年の男性に贈ると良い贈り物を大公開
厄年の男性に贈ると縁起が良い贈り物があります。
その贈り物を男性に贈って、厄年を無事乗り越えられるようにサポートしてあげましょう。
長い物
厄年の男性に贈ると良いと言われている1つ目は、長いものです。
特に健康面において大きな災厄に見舞われず、乗り越えることができると言われています。
男性に贈る時には、ネクタイやベルトが良いでしょう。スーツを着る機会がある男性にはネクタイを贈ると仕事面でも災厄を避けることができます。
また、ベルトは普段使いにもできますから、男性に喜ばれるでしょう。
うろこ状のもの
厄年の男性に贈ると良いと言われている2つ目は、うろこ状のものです。うろこ状のものは蛇を連想させます。
蛇は神様のお使いです。うろこ状のものを贈ることで、神のお使いである蛇が男性を災厄から守ってくれるでしょう。
うろこ状のものを贈る際には、財布や名刺入れなどが良いでしょう。
財布はお金に関する災厄を退けてくれます。名刺入れは人間関係での災厄から守ってくれるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?厄年は誰にでも訪れる大きな節目です。
その年に自分の今までの行ないを見つめ直し、新たな一歩を踏み出すチャンスでもあります。
静かに自分の今までの人生を振り返り、新しい幸せを掴む為の第一歩を踏み出す原動力にしましょう。