引越しにはお金も時間もかかりますよね。新居でうまくやっていけるか・・・など、気持ちの問題も含め色々と悩ましいものです。不安を払しょくする意味でも、引っ越しに関する縁起を知っておきませんか?知っておいて損はありませんよ♪
もくじ
そもそも引っ越しに関する縁起って何を気にすればいいの?
引越しをする日にちに関する縁起があります。
六曜が代表例としてあげられ、引っ越しをするなら大安が良いとされています。
大安は結婚式の時にも予約が殺到する縁起がいい日です。
しかし、大安以上に縁起のよい日として≪天赦日≫という日があることをご存知でしょうか。
天赦日とは文字通り、天が万物の罪を許す日をさします。
年に5、6回のみ、つまり、2か月に一回あるかないかの希少な日なので、狙って引越しをするのも難しいかもしれませんが、覚えておくといいかもしれません。
縁起は月に関するものもあります。1、5、9月はできれば引越しは避けておきたい月とされています。
由来は諸説あるようですが、仏教の一派に「正五九祭」というものがあり、「忙しい時期に引越しなんてしている場合じゃない」という主旨から始まったという説が有力です。
他には、正月・田植え・稲刈りの忙しい時期に該当するからという説もありますが、こちらもやはり多忙が理由です。
では、月日に関する縁起以外では何が気にするポイントとなるでしょうか?
「入居前の新居での縁起」
「入居後に新居で行う縁起」
の2つがあるようです。
入居前には家の四隅に盛り塩、玄関先に万年青を置く・・・、などが有名です。
また、入居後には水を使う前に火を使う、味噌醤油塩の新品をキッチンに出しておく、蕎麦を食べる、などの縁起担ぎがあります。
万年青
万年青を置く方角は「鬼門(北東)」です。この位置におくと「鬼門封じ」をすることができ、鬼門から悪い気が入るのを防ぐと言われてます。
万年青が縁起が良いと言われる所以は、徳川家康が駿河から江戸へと城を変わる際に3本の万年青を持ち込んだというエピソードにあります。
城の大繁栄を成功させた家康にあやかるために、万年青を引越し前に運び込むと運が開けると言われているのです。
盛り塩
あまり長時間置いておけない・・・という場合でも、最低限24時間以上は置いておくことが望ましいでしょう。
食塩より、形を作りやすい粗塩のほうがオススメです。
「盛り塩」とは小皿の上などで三角すいになるよう塩を盛り、部屋の片隅や玄関先に置く風習のことです。神棚に盛り塩をお供えしたり、お葬式のあとに塩で体を清める習慣があったりと、神事や仏事において塩は「清浄」の意味で用いられてきました。一方で、もともとは中国の故事に由来しているという説もあり、この場合は邪気を払うだけでなく、良い出会いに恵まれるという願いも含まれています。そのため、入り口に盛り塩をして、お客さんを招いているお店があるのです。引越しのときは気持ちよく新生活が始められるよう、厄除けや魔除けの意味で盛り塩を行います。
盛り塩にこまかいやり方はありませんが、基本だけはおさえておきましょう。一番大切なのは、「盛り塩」というだけあって、山のような形状にして盛っておくことが大切です。円錐、四角錐、どちらであっても、多少形がいびつになっていても大丈夫です。形を整えたいのであれば、
水気を含ませると固い感じになって、形が作りやすくなります。
入居後は塩・醤油・味噌の新品を未開封のままキッチンに
他に、お米も一緒に新品を並べる場合もあるようです。
また、新居では最初に水を使わずに火を使うことも縁起担ぎになります。
その意味は「新居が火災にあわないように」だそうです。
最初に「新居の水道水」を使用せずに火を使う方法としては、ペットボトルの水をやかんに入れて、ガスコンロで沸騰させる方法があります。
その他の縁起担ぎ
上記のものよりはマイナーですが、他にもこんな縁起があります。
悪い気を防ぐ力があると信じられており、ぜひ新居に置きたい観葉植物です。