最終更新日:2026年1月20日
厄年(やくどし)は、人生の中で体力・家庭環境・社会的な立場などが変化しやすい節目として意識され、「体調不良や災難などの災厄が起こりやすい時期」として忌み慎まれてきた年齢のことです。
ただし、厄年は「必ず悪いことが起きる年」という意味ではありません。縁起物百科としては、厄年を心身と生活を整え、無理をしない“注意喚起の年”として捉えるのが現実的で、気持ちもラクになります。
この記事の要点
- 厄年の年齢は通常「数え年」で数える(地域差あり)
- 一般的には男性25・42・61歳、女性19・33・37歳(地域によって女性61歳も)
- 前後1年を前厄・後厄とし、3年続けて意識する考え方が多い
- 厄祓い(厄除け)は「いつまでに必ず」という決まりは基本なく、誕生日など良い日を選んでもよい
- 服装は“目上の方に会う”意識で。神社の独自ルールがあれば最優先
厄年の年齢(前厄・本厄・後厄)
厄年は通常「数え年」で数えます。数え年は、生まれたときが1歳で、元日で1つ歳をとる数え方です。地域によって多少の違いがあります。
一般的に言われる厄年(数え年)
| 区分 | 男性(数え年) | 女性(数え年) |
|---|---|---|
| 前厄 | 24・41・60 | 18・32・36(・60) |
| 本厄 | 25・42・61 | 19・33・37(・61) |
| 後厄 | 26・43・62 | 20・34・38(・62) |
※女性の61歳を厄年に含めるかどうか等、地域差があります。迷う場合は、参拝予定の神社・お寺の案内を優先してください。
大厄(特に意識されやすい年)
一般に、男性42歳と女性33歳は「大厄」とされ、特に意識されることが多いようです。
厄払い/厄祓い/厄除けの違い(ざっくり整理)
- 厄年:節目の年齢(注意喚起として意識される年)
- 厄祓い(厄除け):神社で、神さまの御加護により災厄から身を護るために受ける儀式(ご祈祷)
- 厄払い:一般には厄祓い・厄除けと同じ意味で使われることが多い
厄祓い(厄除け)はいつ受ける?(結論:期限は基本ない)
数え年では元日で年齢が1つ上がるため、年齢が変わったタイミング(正月)に厄祓いを行う人が多いとされています。
一方で、地域の特別な風習がない限り「いつまでに必ず行う」という決まりがあるわけではなく、誕生日など良い日柄を選ぶ考え方もあります。
迷ったら:「都合がつく早めの時期」+「気持ちが落ち着いて参拝できる日」を選ぶのが現実的です。
どこで受ける?(迷ったら氏神さま/近所の寺社)
厄祓い(厄除け)の受付や作法は寺社によって異なります。迷う場合は次の順で選ぶと失敗が少ないです。
- 氏神さま(地元の神社)や、普段からお参りする寺社
- 厄除けのご祈祷を受け付けている、通いやすい寺社
- 特に信仰している寺社(継続的にお参りできる場所)
当日の流れ(初心者向けチェックリスト)
1)事前確認(できれば)
- 予約の要否(予約制/当日受付)
- 受付時間・所要時間
- 初穂料(祈祷料)の目安と納め方
- 服装や持ち物の注意(神社独自のルールがある場合)
2)受付〜ご祈祷
- 授与所/社務所(寺務所)で「厄除け(厄払い)のご祈祷をお願いしたい」と伝える
- 氏名・住所・年齢などの記入(寺社により異なる)
- 案内に従って待機し、ご祈祷を受ける
3)授与品の扱い(御札・お守り等)
授与された御札やお守りは、授与元の案内に従って丁寧に扱いましょう。迷ったときは、次の記事が役に立ちます。
服装はどうする?(失礼になりにくい基準)
一般に参拝時の服装に厳密な指定はありませんが、目上の方に会う際に失礼に当たる服装は避ける、という考え方が無難です。
また、神社によっては独自の決まりがあることもあるため、不安な場合は事前確認が安心です。
神社によっては履物を脱ぐ場合もあるので、靴下やストッキングの着用を心掛けると安心です。
厄年の過ごし方(縁起物百科の現実的な提案)
厄年は“恐れる年”よりも、“整える年”にすると納得感が出やすいです。
- 健康:睡眠・食事・検診など「基本」を見直す
- 安全:移動・運転・山や海のレジャーは無理をしない
- お金:大きな買い物は衝動で決めない(見積り・比較・相談)
- 人間関係:言いにくいことほど、感情で言わず段取りを作る
よくある質問(FAQ)
Q. 本厄だけ受ければいい?前厄・後厄も必要?
A. 受け方は人それぞれです。地域の習慣や寺社の案内に従うのが確実です。迷ったら、本厄を中心に、前厄・後厄は「無理のない範囲で」整える(参拝・生活を慎む)という運用でも十分です。
Q. 厄年ではないけど、厄除けの祈祷は受けられる?
A. 多くの寺社で「除災招福」など、厄年以外の方向けのご祈祷も用意されています。受付で相談すると案内してもらえます。
Q. 喪中・忌中でも厄祓いはできる?
A. 神道では「忌」の期間(目安:五十日祭まで=50日)は、神社参拝を遠慮するのが一般的とされます。忌明け後は原則として参拝を再開して差し支えないとされますが、地域の慣例があればそれを優先してください。やむを得ない場合は、お祓いを受けてから参拝する考え方も示されています。
寺院(お寺)の考え方は寺院・宗派で異なるため、迷う場合は参拝先に事前確認すると安心です。
Q. 本人が行けない場合、代理でも受けられる?
A. 代理参拝・代理祈祷を受け付ける寺社もありますが、対応は寺社によって異なります。事前に確認してから動くのが確実です。
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