飴といっても様々な意味があるようです。縁起のいい飴とはどんなものなのでしょうか?
昔七五三で食べたあの甘くてながい飴も縁起のよい飴の一つみたいです!
今回はそんな縁起物の飴について述べていこうと思います。
もくじ
飴の歴史
飴といえば今ならキャンデーを連想しますよね。
しかし、昔の人はそれほど甘味を食べる機会がありませんでした、
しいて言うならば、柿位しかなかったようで、
飴を食べるのも案外重要なイベントと認識していたのかもしれません。
しかし、昔の人はそれほど甘味を食べる機会がありませんでした、
しいて言うならば、柿位しかなかったようで、
飴を食べるのも案外重要なイベントと認識していたのかもしれません。
飴の歴史は、古くからの水飴から固形飴へと発達する過程といえますが、江戸時代に入り、砂糖が一部で使われるようになってくると、水飴にこれらを加えた加工飴が製造されるようになりました。求肥(ぎゅうひ)飴、翁(おきな)飴、有平糖(あるへいとう)(現在の、ベッコウ飴などの、いわゆるあめ玉の直接の原型は、この有平糖にあたります)などが有名です。また、黒砂糖を使用した加工飴としては、黒糖飴を挙げることができます。これは、水飴に黒砂糖を加え、炊き上げ、練り固めたものです。それに、さらに気泡を入れるなどの加工をしたものとして、「どんぐり飴」、「茶玉」などと呼ばれるものがあります。これら、黒砂糖系の飴は、製造に長年の熟練と勘を必要とするため、一般的に、大量生産には、不向きといわれています。
このように作るのも大変だったわけで、栄養源としても重要な存在という事です。
ですから、様々な神事に大きく関わるのも不自然な話ではないのかもしれません。
ですから、様々な神事に大きく関わるのも不自然な話ではないのかもしれません。
飴と神事について
千歳飴
via www.minatoya.biz
千歳飴は、浅草・浅草寺から江戸時代に発祥したといわれています。江戸時代に、紅白に染め抜いたた棒状の飴を浅草寺では、「千年」のネーミングで売り出し評判となったそうです。
七五三祝いの飴の袋に「千歳飴」と書かれているのは、この「千年飴」に由来すると云われます。
「千年・千歳」は、長寿や芽出度さを連想させますし、現代と違って甘い物が、まだまだ貴重品であった江戸時代、子供たちにも、大人にも飴は何よりも嬉しい贈りものだったそうです。
千歳飴と七五三 「千歳飴」は紅白の長い棒飴で「長く伸びる」という縁起にあやかり“寿”や“鶴亀”が描かれた化粧袋に入っています。そして、子供の成長を祈る縁起物として「七五三」の日には、親戚や近所に配られる風習がありました。 千歳飴も節分の豆と同じく年の数だけ袋に入れると良いとされています。 七五三祝いで着飾った子供が「千歳飴」の袋を手にした光景、11月の風物詩として日本の伝統風習を感じさせる微笑ましい行事の一つです。
ちなみに白が1本多いそうです。
鼈甲飴
via kinsencandy.jp
そして、肝心のべっこう飴の特徴といえば、甘い・黄色い・硬い。製法としては砂糖、水飴と少量の砂糖を熱し、少し焦げて黄金色になったら冷まして固めます。つまりべっこう飴の名前の由来は、ウミガメ(タイマイ)の甲羅(鼈甲[べっこう])に色や質感がに似ているから鼈甲飴(べっこう飴)と呼ぶようになったそうです。
亀の形を模ったところから、長寿を祈ったという事は容易に想像できそうですね。また冬に食べると風邪をひかないというのも特筆すべき点でしょう。
福飴
via kinsencandy.jp
福飴には2種類あり、一つは金太郎飴のようにどこを切ってもお多福の絵が出てくる
縁起の良い飴になっています。もう一つは、棒状の飴をねじった形になっており延命飴と呼ばれています。
螺旋の形状が命のつながりを表し、長寿を祈願します。
こうした福飴は、結婚式の引き出物として出される人も多いそうです。
このように、飴一つとってみても、様々な縁起物として使われている事がお分かりいただけたでしょう。こうした縁起物を食べる事によって実際にご利益があるかもしれません。
是非ひとつひとつ意味を知ってから飴をなめてみてくださいね♪