「土用の丑の日に鰻を食べよう」・・・という風潮が今では当たり前になっていますが、なぜ土用の丑の日に鰻を食べるのでしょうか?美味しい上に、実は縁起物でもある鰻。今回は、鰻の魅力についてまとめてみました♪
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五月の空を見上げると、泳いでいるのは鰻の親子。
なにも鯉だけじゃぁ、ありません。
この“うなぎのぼり”を天高くあげれば、商売繁盛間違いなし。
子の子の子の子まで、永代続くことでしょう。
こいのぼりならぬ「うなぎのぼり」。とってもユニークですよね!
日本人にとって、縁起がよくてちょっと贅沢な鰻。
そんな鰻について、詳しく見ていきましょう♪
鰻とは
鰻は清流で生息するというイメージを持たれていますが
天然ものは池や沼でも生きることができるという、とても生命力の強い生き物です。
大きいものだと、なんと1メートルを超えるそうですよ。
天然ものは池や沼でも生きることができるという、とても生命力の強い生き物です。
大きいものだと、なんと1メートルを超えるそうですよ。
※食べるときは2日ほど綺麗な水で泥抜きをします。
ウナギは高タンパクで消化も良く、日本料理の食材としても重要で、
鰻屋と呼ばれるウナギ料理の専門店も多い。
皮に生息地の水の臭いやエサの臭いが残っているため、
天然、養殖を問わずきれいな水に1-2日入れて
泥抜き・臭み抜きをしたものを料理する。
夏バテを防ぐためにウナギを食べる習慣は、日本では大変古く、
『万葉集』にまでその痕跡をさかのぼる。
大伴家持の歌
■石麻呂(イシマロ)に 我物申す
夏痩せに よしといふものぞ 鰻(ムナギ)捕り喫(メ)せ■痩す痩すも 生けらばあらむを はたやはた 鰻を捕ると 川に流るな
石麻呂さんよ 私は申し上げよう。
夏痩せには鰻が良いと聞いております。
それを捕って召し上がりなさい。どんなに痩せていようと、
生きてさえいればそれでいいもの・・・
万が一つ、鰻を捕ろうとして・・・
川に流されたりしなさんなよ。
うなぎの栄養
鰻には身体に良いとされる栄養がたくさん含まれています。
うなぎは、ビタミンA、B1、B2、D、Eや
DHA、EPA、 ミネラル(鉄、亜鉛、カルシウム)など
身体に大切な栄養素が大変豊富な事でも有名です。
うなぎは夏バテ解消の疲労回復の効果以外にも、
視力の低下や皮膚などを健康に維持する美容効果、
脳卒中の予防、口内炎、丈夫な骨の維持、
高血圧の予防などさまざまな効果があります。
しかも低カロリーですので、
うなぎは身体とっては実に理想的な健康食品なのです。
鉄分というと、ひじきやホウレンソウを連想しますよね。
実は、動物性のものから摂取したほうが吸収率が高いんです!
更に、鰻には疲労を回復させたり、体の組織を作ってくれる効能まであります。
低カロリーなので、ダイエット中の方にもオススメですよ。
実は、動物性のものから摂取したほうが吸収率が高いんです!
更に、鰻には疲労を回復させたり、体の組織を作ってくれる効能まであります。
低カロリーなので、ダイエット中の方にもオススメですよ。
土用の丑の日とは
丑というのは、十二支の丑のことです。
この土用の期間の丑の日ということになります。
これは十二支を1日ごとに並べて いくので
12日に1度回ってくることになります。
年によっては2回の土用の丑の日が あるときもあります。
この夏の土用の丑の日にうなぎを食べたりすると身体が
丈夫になるという言い伝えがあります
なぜ「うなぎ」なの?
諸説ありますが、有名なお話をご紹介します。
平賀源内という人物が鰻屋さんに繁盛する方法を聞かれ、「店頭の看板に本日土用の丑の日、とかかげたら良い」と提案しました。すると、その店は繁盛し、次第に周りのうなぎ屋も真似たそうです。
鰻がスタミナのつく食べ物であったことは偶然ですが、この説が本当なら平賀源内は鰻のヒットに一役買ったことなりますね♪
うなぎはご縁をつなぐ
風水気学からいうと、「うなぎ」などの「長い食べ物」は
四緑木星の象意。
ご縁をつなぐ、運んでくれるという特徴をもつ、
大変縁起のよい食べ物です。
たとえば「うなぎ」「あなご」「太刀魚」とか。
それから、お蕎麦、おうどん、長いパスタなどなど。
恋愛運や仕事運も上げてくれるという、まさにパワーフードな鰻。
そして、みんな気になる金運も・・・。
そして、みんな気になる金運も・・・。
うなぎで金運アップ?!
関東と関西では鰻のさばき方が異なるのですが、これは互いの縁起についての考えが違うからだそうです。
関東では鰻は背中の方を開いていきます。
なぜならば鰻のお腹をさばく事で、切腹を連想させると言う事になり、
鰻の捌き方としては縁起が悪いからです。
うなぎの背中をさばく事で関東では鰻は縁起のいい魚で
いる事が出来たと考えられます。逆に、関西でのうなぎを縁起のいい魚としての捌き方としては、
腹を開くと言うものになります。
うなぎの腹を開く事で、腹を割って話せると言うことになり、
商人などにとっては縁起のいい魚になったのではないでしょうか?
栄養満点の鰻を食べて元気に商売をして、
結果的に売り上げをアップさせるということなのでしょう!
結果的に売り上げをアップさせるということなのでしょう!
終わりに
via tabelog.com
鰻は縁起物であり、パワーフードだということが分かりました。
早速日常に取り入れたいところですが・・・国産鰻は高級ですよね。
よりよいご縁がほしい、勝負したい、そんなここぞというときにぜひ食べてみてください♪
きっとあなたの身も心も満たしてくれるはずですよ。
早速日常に取り入れたいところですが・・・国産鰻は高級ですよね。
よりよいご縁がほしい、勝負したい、そんなここぞというときにぜひ食べてみてください♪
きっとあなたの身も心も満たしてくれるはずですよ。
この時代にはすでに、夏の滋養強壮として鰻を食す習慣があったことがわかります。