【可愛いおもちゃ♪】犬の「張子」がなんで縁起物なの?

 

日本には可愛い張子のおもちゃがたくさんありますが、その中でも犬の張子が縁起物といわれているのはどうしてなのでしょうか?犬の張子はひな人形と一緒に飾るための「雛道具」とも呼ばれています。そんな犬の張子の人気のヒミツも調べてみました。

張子とは?

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張り子は、型に紙を重ねて貼り、乾燥させてから型を抜いて作った玩具です。中身は「からっぽ」。その様子から生まれた「張り子の虎」という言葉もあるように、日本には各地に個性を持った張り子があります。
張子は土や粘土などでなく、紙を使ってできてるんですね。
いったいどのように人に使われてきたのでしょうか。
その効能と役目はいったいなんでしょうか。

張子の役目

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「張り子」は、日本各地で作られてきた紙人形です。古くから子供の玩具や成長を祝う置物、厄除け、福を招く縁起物等として広く親しまれてきました。
張子は全国で作られていて、その種類も豊富です。
だるまや干支、虎などの張子は誰しも見たことがあるのではないでしょうか。
有名な張子として、三春張子や浜松張子などがあり、お土産にもなっています。
張子はそれだけ人と接する機会があったのでしょう。
ではなぜ犬の張子はこんなにも人々に根付いているのでしょうか。

なぜ犬の張子は縁起が良いのか

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安産の象徴

犬は人にとって、身近な家畜です。多産でお産が軽く、毎年子供を産むことから、平安時代より安産・多産・育児の象徴とされていました。
張子の犬の歴史は平安時代にまで遡ります。当時は現代のような医学も知識も無く、出産や育児は女性にとってとても大事で、まさに命懸けのことだったのです。少しでも無事に出産が出来る様にとの気持ちから、古来から人に近くいる動物の中で安産でたくさん子供を授かる犬にあやかり、暦の「戌の日に腹帯」を巻いて「犬張り子」を飾るようになりました。

魔除けや無病息災も

張り子とは、魔除け、無病息災、安産、子どもの成長を願うための人形です。犬、虎など種類はありますが、基本的に犬は忠義、知性、子どもそのものを意味する存在だと、古くからみなされています。

 江戸時代頃になると張り子を竹篭の中に入れていますが、これは犬と竹で「笑」という字になるという、縁かつぎです。
 張り子は特に、子どもの遊び道具から発生したお守りなので、生まれたときに贈られることが多いのです。そのまま子どもに与え、遊ばせてください。やがて子どもが張り子を壊してしまうと、「張り子を壊すだけの力がついた」と、成長を喜ぶのです。
 この手のものは全国的に多くて、正月に歯の生えたばかりの赤ん坊に食膳として石を噛ませたり、色々あります。

 基本的に人の形や動物の形に似せたものは、魂が宿るとされ、雛人形なども厄祓いのために生まれたものです。張り子も起源は一緒です。

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嫁入り道具に

雛人形と一緒に飾るための、様々なミニチュアサイズの道具類を
「雛道具」と呼びます。
雛道具にはたくさんの種類があり、それぞれに謂われや意味が込められていますが、
その中に、犬をかたどった不思議な小箱があります。
これは「犬筥(いぬばこ)」という張り子で作られた箱で、
雌雄で一対となっています。

犬筥は、江戸時代には武家の嫁入り道具として調える習慣ができ、
上流家庭では産室や子どもの寝室などに置いてお守りとしたほか、
婚礼の際に用いられるなど、日頃の生活に密着したものであったようです。
後に民間に広まった、お宮参りの犬張子の原型になったとも言われています。

張子の犬にはとても古くから由来があったのですね。
数ある張子のなかでも、いまだに張子の犬があるのは今も昔も出産に関してとても気を使っているのでしょう。
現代日本の出生率が下がっていますが、出産だけでなく子宝に恵まれるという意味でも、
犬の張子は必要とされているのではないでしょうか。
犬の張子に竹かごを乗せて「笑」という字を作るというのは日本人らしい遊び心ではないでしょうか。
また、雛人形の道具のひとつとして扱わられるなど上流社会から一般家庭への浸透し、
現代まで至る過程が出産や子育てにどれほど力を入れていたかが伺われます。
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