猫はなぜ縁起物?その由来と発祥、国内外の”猫事情”の違い♪

 

 

日本では千客万来で商売繁盛、金運アップの「まねき猫」の置物が有名ですが、海外でも猫は幸福を呼ぶ動物としてかわいがられています。ここで、まねき猫についての知ってそうで知らないあれこれについてご紹介していきます。

そもそも日本での猫の認識は?

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猫はネズミを駆除してくれることから、昔は今よりも隙間が多くネズミが繁殖しやすかった日本家屋ではネズミ退治をしてくれる家猫として重宝されていました。
ネズミが蚕(昔は養蚕をしている家庭が多かった)や食べ物を齧ってしまったら大変ですからね。

家を守ってくれる猫=縁起がいいとされてきたわけです。

また、黒猫が横切ると不吉なことが起こるという言い伝えがありますが、それは黒猫=不吉なのではなく、黒猫=幸運が自分を素通りしたという意味なんだそうです。(筆者も誤解していました…!)

「まねき猫」はどこが発祥?

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発祥はずばり、日本の東京です。

近年中国でも大人気になり、あちらでもたくさん売られていることで中国由来?と思われることもあるそうですが、東京世田谷区にある「豪徳寺」が発祥の地とする説が有力です。

由来は、彦根藩2代目藩主、井伊直孝(井伊の赤牛と謳われた猛将)が大雨の中この豪徳寺の前を通りかかったとき、お寺の猫が手招きをしたように見えたため近寄ったところ、今まで雨宿りをしていた木が雷で真っ二つに割れたそうです。

それはもう「命の恩人(猫)」だということで、直孝はこの豪徳寺に多額の寄進をし、その猫が死んだときはお寺も手厚く葬りました。以来、ここには片手をあげた「招福猫児」が境内に祀られて、代々「井伊家」の菩提寺にもなっています。

というわけで、彦根城のゆるキャラ「ひこにゃん」もこの話から作られているのですね。

他にも、

● 東京都台東区の今戸神社近くに住むおばあちゃんの夢説
● 手招きされて命拾いをした太田道灌の猫地蔵説
● 薄雲大夫が大蛇から身を守ってくれた猫を西方寺に弔った説

などがあります。それぞれが「発祥の地」と謳っていますし、猫の顔あらいはよく見られるしぐさですので、まつわる話も同時発生的に広まって招き猫がつくられたのかもしれません。

まねき猫は、どっちの手をあげているの?

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答えは、「右手のものも、左手のものもある」。

右手をあげているものはオスで「金運・福」を招き、左手をあげているのはメスで「人(客)」を招くと言われています。

一般的には白いまねき猫ですが、ほかの色でも作られていて色によって開ける運が違うとのこと。
例えば、

● 黒:厄除け
● 赤:健康運
● 青:学業と仕事
● 桃色:愛情

など、ご自分の一番招きたい運の色を探すのも楽しいですね。

ちなみにどっちの運も得られるとして両手をあげているものもありますが、「もうお手上げ」を連想しますし、欲深いのはよくないから片手がいいと言う方もいます。

他の国ではどうなの?

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海外でも猫は幸運を招くと言われており、特に黒猫は厄除け(海難除け)としてイギリスでは船乗りの奥さんが飼っていました。

他にも「黒猫が家に住み着くと幸運がやってくる」とか「知らない黒猫が玄関前に座っていたら吉兆」という言い伝えがあり、縁起のいいものと考えられています。

エジプト人も猫を大事にしており、猫頭の「バステート神」というヘビ退治の神様を祀っていますし、飼い猫を大事に弔った猫のミイラも出土しているそうです。

ベトナムには日本の「卯年」の代わりに「猫年」があり大事にされています。ウサギよりも猫の方がネズミ退治で役にたってくれるからかもしれません。

まとめ

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近年のタマ駅長はブームになり、他にも猫の島、猫カフェ、猫グッズのお店を見ていると、猫好きな人は確実に増えているようです。
野良猫に困っている方もいらっしゃるかもしれませんが、その猫が手を招いて福を呼んでくれるかもしれません。グッズだけではなく、生きている猫も縁起物として大事にしていけると素敵ですね。

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