【縁起物】お稲荷さんとキツネの関係は?そのご利益は?

 

 

「狛狐(こまぎつね)」というのでしょうか、石造りのキツネがお迎えしてくれるお社があります。そこは稲荷神社と呼ばれる聖域で、私たちは「お稲荷さん」と親しんで呼んでいます。では、お稲荷さんって何なのか、どんなご利益があるのかご存知でしょうか。

お稲荷さんはキツネの神様か?

お稲荷さんに必ずといっていいほどいるのが狛狐です。
ですから、お稲荷さんはキツネの神様と思う方がいらっしゃるのではないでしょうか?
実際はどうなのでしょうか。
狛狐(一対のお狐さん)

狛狐(一対のお狐さん)

神社などには狛犬が置かれていますが、
お稲荷さんにはキツネの石像があります。
狛犬は狛と犬がくっついたもので
狛と犬に分けられません。

実際には狛狐という表記はしないのですが、
いつのまにか狛犬と同じように
狛狐と言われるようになったそうです。

「お稲荷さん」ときつねの関係は?

「稲荷大神様」のお使い(眷族)はきつねとされています。但し野山に居る狐ではなく、眷属様も大神様同様に我々の目には見えません。そのため白(透明)狐=“びゃっこさん”といってあがめます。
勿論「稲荷大神様」はきつねではありません。

狐と眷属
お稲荷さんの狐は、眷属といって神様の一族のような資格を与えられており、そのため狐は稲荷神そのものだという誤解をあたえている。
お稲荷さんと狐の関係は、いくつかの説がある。稲荷の神が「食物の神」つまり御饌神(みけつかみ)なので、その「みけつ」がいつか三狐(みけつね)さらに御狐(おけつね)に転じたことにより「狐神」の信仰が生じたという。

お稲荷さんはどんな神様?

キツネはお稲荷さんの神様ではないことがわかりました。
それでは、お稲荷さんはどのような神様なのでしょうか。調べてみましょう。
伏見稲荷大社

伏見稲荷大社

全国のお稲荷さんの総本宮の
「伏見稲荷大社」です。
お稲荷さまは主に宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)をおまつりする神社です。

「稲荷」の語源は、イネナリ(稲成)という意味で、稲の生成化育する神様を表しています。また神さまが稲を荷なわられたことから、稲荷の字を宛てたともいわれています。

もともとは農業の神様でしたが、今は広く商業・産業を守護する神さまとされています。

ウカノミタマは、日本神話に登場する神。『古事記』では宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)、『日本書紀』では倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)と表記する。名前の「ウカ」は穀物・食物の意味で、穀物の神である。両書とも性別が明確にわかるような記述はないが、古くから女神とされてきた[1]。『日本書紀』に嚴稻魂女(厳稲魂女、イツノウカノメ)という神名もあるが、これはイズウカノメとも読まれる[2]。
かつて伏見稲荷大社でも主祭神としていたとされ、多くの稲荷神(お稲荷さん)では主祭神として広く信仰されている。伊勢神宮ではそれより早くから、御倉神(ミクラノカミ)として祀られた。
お稲荷さんは、「稲が成る」からきた農業の神様だったのですね。では、そのご利益は何でしょうか?

お稲荷さんのご利益は?

伏見稲荷大社の稲荷祭

伏見稲荷大社の稲荷祭

伏見稲荷大社の最も重要なお祭りで、
稲荷大神が年に一度、氏子の区域を巡幸して
神の恵みを与えていきます。
古くは朝廷が、雨乞いや止雨と共に五穀豊穣を願われたり、国の安穏を願われるなど公の願い事が多く記録されています
平安時代には良縁を願ったり、秀吉は母親の病気平癒を真剣に願い、おかげを受けています。
時代が下って商売繁昌・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能上達の守護神として信仰を集め、今日もなおこれらの信仰は続いています。

お稲荷さんの縁起物(伏見稲荷大社)

会社・商店・事務所の商売繁昌の神札

会社・商店・事務所の商売繁昌の神札

白狐のお守り(開運招福・心願成就)

白狐のお守り(開運招福・心願成就)

お稲荷さんと油揚げの関係は?そしていなり寿司のルーツは?

街のお稲荷さんに供えられた油揚げ

街のお稲荷さんに供えられた油揚げ

街の稲荷神社で油揚げをお供えしているのをよく見かけますが、
どうやら稲荷神の使いであるキツネの好物らしいです。
農民の素朴な民間信仰に「穴施行」という、きつね神の儀式があって、最初はオニギリ(米)だったのですが、誰かがオニギリに油揚げを包んだら食べた。というニュースが広まって、それが「お稲荷さん=油揚げ」というお供えのルーツとなっているそうです。
いなり寿司(食べるお稲荷さん)

いなり寿司(食べるお稲荷さん)

古くから狐の好物は鼠の油揚げとされ、狐を捕まえる時にも鼠の油揚げが使われた。 そこから、豆腐の油揚げが稲荷神に供えられるようになり、豆腐の油揚げが狐の好物になったとされる。 その豆腐の油揚げを使う寿司なので、「いなり寿司」や「狐寿司(きつねずし)」と呼ばれるようになった。
稲荷寿司の語源は、油揚げが稲荷信仰に関わりの深い狐の好物であることに由来する。
『守貞謾稿』によると、「油揚げの一方を裂いて袋状にし、木茸、カンピョウなどを刻みいれた酢飯をつめたすしを、天保の末年から(江戸市中に)売り巡る。
わたしたちの暮らす街に点在する「お稲荷さん」。
何気なく通り過ぎてしまうことがありますが、
こうした由来やご利益があることを思ってお詣りするようにしようと思いました。

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