2016年4月12日 更新

【ひな祭りの縁起物♪】女の子の成長を願う「つるし雛」

静岡県伊豆市稲取温泉には、江戸時代から続く「雛のつるし飾り」(つるし雛)の風習があります。つるし飾り発祥の地として知られる稲取の華やかな伝承文化です。その魅力は女の子でなくても心躍るものがあります。その魅力と込められた願いを紹介します。

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伊豆稲取の「つるし雛」とは。

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つるし飾り発祥の地 稲取温泉

伊豆の小さな海辺の町、稲取温泉。
この稲取温泉に伝わる雛祭りには、古く江戸時代後期の頃より、娘の成長を願う母や祖母手作りの「つるし飾り」が飾られる風習がありました。

伊豆の小さな海辺の町、稲取温泉。
この稲取温泉に伝わる雛祭りには、古く江戸時代後期の頃より、娘の成長を願う母や祖母手作りの「つるし飾り」が飾られる風習がありました。
静岡県は古くから木工細工が盛んな地域です。
つるし飾りも江戸時代後期より作られ始めた、
静岡県の数多い伝統的手工芸品の1つとなっています。

つるし雛には、それぞれどんな意味があるの?

つるし雛 三番叟

つるし雛 三番叟

●花(はな)
花のように可愛く育ちますように。縁起のいい紅梅・白梅を表現したものも多く、吊るされたお人形の間に配置されるなど、「吊るし雛」をより華やかに演出します。

●糸巻き(いとまき)
お裁縫の道具のひとつ。お裁縫が上手になりますように、との願いを込めて。

●苺(いちご)
赤い色には「厄除け」の意味があります。

●蛤(はまぐり)
貝殻の色合いや形など、二枚貝は他の貝とは合致しないことから、貞節の象徴とされています。
かわいい娘の幸せを祈って飾られます。

●人参(にんじん)
滋養がある「人参」。我が子が健やかに育ちますように、との祈りを込めて。

●犬(いぬ)
犬のお産が軽いことにあやかり、「子宝・安産・健康」に恵まれますように、との願いを込めて。
また、子守り・厄除けにあやかれるともいわれます。

●唐辛子(とうがらし)
可愛い娘とお雛様に悪い虫がつかないように、との意味があります。
(実際に、昔は、虫から雛人形を守るために、収納箱へ唐辛子を入れて保管していました)
つるし雛 這い子人形

つるし雛 這い子人形

●這い子人形(はいこにんぎょう)
赤ちゃんが「はいはい」している姿のお人形。「はいはい」をたくさんして、元気に、丈夫に育ちますように。

●鳩(はと)
「神の使い」、または「平和の象徴」といわれる縁起のよい鳥。また、「鳩はむせない」ことから、赤ちゃんがお乳をよく飲み、元気に成長しますようにと願って飾られます。

●ほうずき
ほうずきは、子供や女性のお守り。実や根に薬効があり、婦人病に悩まされないように、との願いが込められています。また、「ほうずきちょうちん」ともいわれ、この世を明るく照らし困難なく生きていけるように、との意味もあります。

●猪(いのしし)
猪は、たくましく多産で、”子孫繁栄”につながる縁起の良い動物といわれます。
また、猪の肉は、万病を防ぐとされ、無病息災の象徴とされています。

●羽子板(はごいた)
羽子板は、女の子の生まれた家に贈られる縁起物。また、悪いものを跳ね飛ばすともいわれ、
「災厄を払い、無事に成長して幸せを招くように」との願いが込められています。

●春駒(はるこま)
子供が楽しく遊び、元気に育ってくれますように、との願いを込めて。
また、馬は生命力にあふれ、財運に恵まれて仕事が順調に進むとの云われがあります。

●春駒(はるこま)
子供が楽しく遊び、元気に育ってくれますように、との願いを込めて。
また、馬は生命力にあふれ、財運に恵まれて仕事が順調に進むとの云われがあります。
つるし雛にはほかにも、三番叟(さんばそう)という人形があります。
これは伝統芸能の舞の1つを表した人形で、五穀豊穣を祈り、
感謝を捧げるという意味が込められています。

たくさんつるされたつるし雛の1つ1つに、作った人の、
すべての幼い女の子たちへの健やかな成長を願う想いが込められています。
伝承すべき、とても素敵な日本の風習ですね。

つるし雛は、「日本三大つるし飾り」の1つ。

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日本三大つるし飾り!「雛のつるし飾りまつり」~東伊豆町稲取~

桃の節句を迎える時期に合わせて東伊豆町稲取では、「雛のつるし飾りまつり」が行われます。
雛のつるし飾りは、福岡県の「さげもん」、山形県の「傘福」と並び日本三大つるし飾りの一つで、
稲取が発祥の地とされています。

まつり期間中、色鮮やかで盛大な雛のつるし飾りが見られ、
福岡、山形の飾りとの共演もお楽しみいただけますよ。
目で見て早春を感じる「雛のつるし飾りまつり」へお出かけしてみませんか?

稲取では、雛壇の両脇に雛のつるし飾りを飾って、子供の成長を願う独特の風習があり、
稲取に古くから伝わっている桃の節句の伝統行事です。

この雛のつるし飾りは、江戸時代後期にはじまったとされ、この華やかな美しさは稲取から、
やがて各地域に広まり、今ではいろいろなところで目にするようになりました。

「雛のつるし飾りまつり」では、巾着(お金に困らないように)・花(花のように可愛らしく)・
さる(厄がさる)などなど、ひとつひとつに意味が込められた手作りの飾りが見られます。
縁起物の稲取名産の金目鯛の飾りもありますので、是非探してみて下さい。
稲取の「つるし雛」は、もともとは初節句を迎える女の子の初孫に作られたものでしたが、
今ではすべての女の子に一対作られています。

一対とは、つるし雛11個を5本で55個。 同じものを2つで1対が基本です。
しかし、この数は厳密に決まったものではありません。

稲取では、主に祖母が孫娘に作るということです。
一針一針想いを込めて縫い上げる孫のためのつるし雛。
一人の女の子に対して1対。 本当に大仕事ですね!

つるし雛の飾り方。

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うさこ うさこ