【運をかき込め!】縁起物の熊手にまつわるマメ知識

 

 

酉の市などでたくさんの熊手を見かけますね。運気を上げるためや商売を繁盛させるため、たくさんの人が縁起物として購入する熊手、その由来とは何でしょうか?また縁起熊手の買い方があるのを知っていますか?熊手にまつわるマメ知識をまとめました。

酉の市で売られる縁起物

縁起熊手は酉の市で売られている代表的な縁起物です。
酉の市は次に来る1年の幸せと繁栄を願って開催されます。
多くの人が訪れ、夜の出店は威勢の良い売り手と買い手の声で活気ある市です。
「関東三大酉の市」 都内各地の神社で「酉の市」が開催 商売繁盛の熊手を求めて賑わう|おでかけガイド-東京版 (16862)

江戸の昔より「1年の無事に感謝し、来る年の幸を願う」酉の市ですが、もともとは秋の収穫祭が発端のようですが、それが時を経て、日本武尊や鷲妙見大菩薩の伝承と重なって現在の酉の市になったようです。酉の市といえば福をかきこむといわれる「縁起熊手」が有名ですが、毎年境内は露天や屋台で大賑わいですよね!

酉の市の見ものといえば、豪華絢爛な熊手です。

なぜ、酉の市で熊手が売られているのかというと、このお祭りの起源が収穫祭だったからです。農具の熊手が次第に「運を鷲掴みにする」ということで、実用的な農具からおかめや七福神などを載せた縁起物に変化していったのです。

なんで熊手なの?

なぜ熊手が縁起の良いものとして扱われているのでしょうか?
それは熊手の本当の役割がもとになっています。
熊手は簡単に言うと掃除用具で、落ち葉などをかき集める役割があります。
この落ち葉を運に見立てて、豪華絢爛にしたのが縁起熊手です。
酉の市の熊手 縁起物なのはなぜ?その飾り方は? (16859)

熊手とは、落ち葉などを「かきこむ」ことから、転じて”福やお金や幸せを多くかきこむ”縁起物とされております。
落ち葉を「かき集める」道具の熊手が商売人のしゃれとでもいうのでしょうか
「運をかき込む」「金銀をかき集める」道具として次第に縁起物とみなされるようになりました。

福をかき込む、開運・商売繁盛の縁起物

熊手は福をかきこむ縁起物ですので、自営業などで商売を今以上に繁盛させたい人や、運気をもっと上げたい人に好んで購入されています。
運をかっこめ!「酉の市」デビューで金運アップ!熊手の選び方は? | 家計の時間 (16765)

金銀財宝を詰め込んだ熊手で、運を「かっ込む」、福を「はき込む」といって開運招福・商売繁盛を願った、江戸っ子らしい洒落の利いた縁起物の熊手。
縁起もの熊手は「たくさんの運をかきこめますように」「運をかきこむ!」などの意味があり、縁起物として古くからある日本文化を象徴する民芸品です。

【年々大きく!】熊手には買い方がある

熊手には買い方というものがあります。
熊手に飾られている縁起の良い飾りなどで選ぶのではなく、ちゃんとした買い方というものを知っておきましょう。
縁起熊手には大きなものから小さなものまで、様々な種類とサイズがあります。
まず初めて買うときには小さいものを選びましょう。
商売繁盛や運気が良くなった年の次の年には、少し大きいサイズを買って、毎年大きくなるのを楽しみましょう。
【酉の市】はじめて熊手を購入する人はなるべく小さなものを選んだ方が良い その理由とは? | ロケットニュース24 (16876)

熊手は年ごとに大きいものを買っていくのがよいとされています。もし買うのなら、最初は小さいものを買いましょう。
縁起熊手は毎年少しずつ大きくするといいのだそう。
ただ、商売繁盛を祈願する縁起物なので、事業の状況が「そこそこ」だったら2年続けて同じ大きさでよいそうです。事業拡大に合わせて熊手を大きくするとよさそうです。
逆に、業績が不振の年や、葬儀があると熊手を小さくするケースもあります。この場合は、熊手を飾る前に「塩」で清めると「福」が増幅するようです。

値切りを楽しみましょう

熊手は高いものでは数100万することがあります。
熊手を購入するときには売っている熊手屋さんと交渉も楽しみましょう。
具体的には値切り交渉!
「もうちょっと安くしてよ!」なんて楽しむのも酉の市の雰囲気ならではです。

威勢のいい熊手屋さんに「値切って買う」のが、酉の市の楽しみ方のひとつです。「負けた負けた!」と言って豪快に値切るやり取りを楽しみます。

そして、最大まで値切ったところで、おつりをご祝儀としてわたすのが粋な熊手の買い方です。
たとえば予算が5,000円だった場合、3,000円に値切って、2,000円をご祝儀としてわたすということです。

買ったら高く掲げて、高いところに飾る!

購入したら大事に抱えていてはいけません。
縁起熊手がたくさんの幸せを集めてくれるためには、人の目線よりも高い位置に掲げて帰らなければなりません。
購入した直後から、熊手が運を書き込んでくれるかの勝負は始まっているのです。

縁起物の熊手は、人の目線より高い位置に飾るとよいようですが、北に向けることはやめましょう。

玄関に飾る場合は、福をかきこみやすいように入り口に向けて飾ります。

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