千歳飴だけじゃない!11月の縁起物は”熊手”!?

 

 

11月の縁起物といえば七五三の千歳飴を思い浮かべる方もいるでしょう。しかし、11月の縁起物はそれだけではありません。落ち葉を拾い集める時に使う、熊手も11月の縁起物なのです。今回は、11月の縁起物である、熊手について解説いたします。

もくじ

11月の縁起物は”熊手”!

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酉の市の熊手が縁起物なのはなぜ?

開催当初の酉の市は、収穫祭として行われていました。

人の集まるところには、決まって市が立つ時代です。

酉の市も、例外ではなく
鶏を奉納するために訪れる人達を相手に
農機具や農作物、古着などが、露店で商われていました。

その中で売られていたのが、あの「熊手」です。

昔から11月の酉の日に”酉の市”が開催されていました。
酉の市には様々な露天が開かれ、熊手も売られていました。
しかし、なぜ熊手が縁起物になったのでしょうか。
熊手でなくても露天にはいろいろな物が売られていましたので、
わざわざ熊手を縁起物として現在にわたって売り続ける理由は無いように思えます。

熊手は幸運と金運をかき集める道具?!

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熊手が縁起物になったのには意外な理由があったのです。
そこには当時の商人の粋な”しゃれ”が隠されていたのです。
「酉の市」の立つ日には、おかめや招福の縁起物を飾った「縁起熊手」を売る露店が立ち並ぶ。また、市を開催する寺社からは小さな竹熊手に稲穂や札をつけた「熊手守り」が授与され、福を「掃き込む、かきこむ」との洒落にことよせ「かっこめ」と呼ばれている。元々は鷲神社周辺の農民のために縁日の境内で熊手や鍬などの農具を販売していたのが、次第におかめなどの縁起物がオマケとして農具につけられるようになり、それが現在の装飾熊手の由来となっている。
熊手は落ち葉をかき集める道具。
それを商人たちが幸運と金運をかき集める道具として酉の市に売りに出したのです。
それが徐々に私たちが良く目にする、縁起熊手へと変化していったのです。

縁起熊手は酉の市で!

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日本では、幸運や金運を「かき集める」という意味を込めて、商売繁盛の縁起物として熊手を飾る事がある。主に毎年11月の酉の日に神社で開催される酉の市などで販売されている。
毎年、昨年度の物より大きい物を購入するのが商売繁盛等につながるとされている。
上記でも少し触れましたが、縁起熊手は11月の酉の日に開催される酉の市で買うことが出来ます。
もちろん、酉の市以外でも手に入れることが出来ますが、縁起物は雰囲気も非常に大事です。
酉の市に出向き、露店の雰囲気を味わいながら買うのが良いのではないでしょうか。
また、すでに家に飾ってあるという方もいらっしゃると思います。
しかし、縁起熊手は昨年よりも大きな物を飾ると、より金運と幸運を引き寄せると言われていますので、
これを機に酉の市に出向いてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、“2017年”の酉の日は?

2017年の酉の日は6・18・30日です。
下記には酉の市で良く知られている寺社を上げておきましたので、
「行きたい!」と思った方はチェックしてみてくださいね。
酉の市を開催することで知られる著名な寺社には以下のものがある。
大鳥大社(大阪府堺市西区)
大鷲神社(東京都足立区) ※江戸酉の市の発祥の神社
鷲神社(東京都台東区) ※日本最大の酉の市
酉の寺・長國寺(東京都台東区)※浅草酉の市の発祥の寺
花園神社(東京都新宿区) ※関東三大酉の市のひとつ
大國魂神社(東京都府中市) ※関東三大酉の市のひとつ

縁起熊手の相場は??

これを機に縁起熊手を飾りたい、と思っている方は相場も気になるところですよね。
熊手は1,000円くらいの豆熊手からあり、売れ筋は10,000円~50,000円ぐらいです。
熊手は買い始めたら毎年大きくしていくのが良いといわれてるそうです。
毎年大きくするということは、初めから大きすぎるものを求めないように注意しなければいけませんね。
熊手商さんとの駆け引きを楽しみ、商談を決めたら、家内安全・商売繁盛の手締めは思い切り威勢よくすること。
そして帰りは、来年の酉の市までの1年間、より大きな福をかきこんでくれるように願って、熊手を正面に向け高く掲げて歩きましょう!
そして来年には前年に買った熊手を神社の納め所に納めにいきます。
張り切って最初から大きな縁起熊手を買ってしまうと、毎年買うのが大変になってしまいます。
最初は数千円の小さな熊手から、少しずつ大きな熊手へと毎年変えていくのが良いでしょう。

おわりに

浅草の酉の市の日程と熊手って何? | いろいろサイト (21354)

縁起熊手は酉の市とセットといっても良いでしょう。
露店の雰囲気を肌で感じながら、今年の縁起熊手を買ってみてはいかがでしょうか。
絵写経

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